Between the waves #4

タイミング

Contributed by Miki Takatori

Trip / 2021.10.11

ひとつの場所に留まることが苦手で、さまざまな国を転々と旅してきた高取美樹さん。それぞれの場所で、暮らすように旅を続ける彼女が切り取る、何気なく、そして特別な瞬間。

#4

バリで暮らし始めてもうすぐ5ヶ月。毎日の日課は、朝起きてサーフボードをバイクに乗せて良い波があるポイントまでドライブ。まだ静かなバリの街。ちょっと冷たい空気が残って、朝日が出てくる時間。小道に入ると昔ながらの田園風景が残り、田んぼが朝日で照らされ始める。

ぼやけた月と登ってくる太陽を見ながらポイントに到着。



太陽に照らされた海のブルーがたまらない。

サーフィンが終わって、まだ濡れた髪と裸足の足には砂がついたまま、ワルン(ビーチにあるローカルフードが食べられる格安のお店)でバリコーヒーを頂く。帰り道は彼が運転するバイクの後ろに乗っかって「今日のサーフィンはああだった、こうだった」と話しかける。

そして朝ごはんに近所のワルンでナシチャンプルを注文。
ショーケースにあるおかずの中から自分の好きなものを混ぜながら、まさに”美味しいもの全部乗せ”。





朝のサーフィンを逃した日は大体、1日の調子が崩れる。たまに機嫌も悪くなる。
頭がスッキリせず、何か大事なものを逃した感じ。


海からもらうパワーはやっぱり偉大。
波のことしか考えないサーフィンは、私にとってメーディテーションの役割を果たしている。


思い返すと初めてバリに来た2017年、仕事が休みのたびにバリに通い詰めた2018年、バリで初めて自分のサーフボードを買った2019年。

バリから帰る飛行機の窓から外を眺めながらいつも心のどこかで「どこか1つの国に落ち着く前にバリに住みたい」と思っていた。


そんな小さな夢がいつの間にか叶っていた。
まさかこんなタイミングで、パートナーと住むことになるとは思ってもみなかった。
でも、これにもきっと何か意味があるはず。



人生何が起こるか本当にわからない。だから面白い。

そして20代のうちにこんな経験が出来て良かったとサンセットを見ながらふと思った。

だから20代って最高。

何にも縛られずに自分の目で実際に見たいものを見にいき、感じたいものを最大限に感じることが出来る。何が自分を楽しませて、何が自分を傷つけるかを見つけることが出来る。
それが20代のあるべき姿なのかも。

週末のパーティーも、朝5時のハングオーバーも、満月の下でみんなで飲むビンタンも。
将来思い出すのは多分こんな思い出。

人間関係も、仕事も住む場所も変化が絶えない20代。
そんな一つ一つの変化を楽しみながら、ありのままを全て受け入れていきたい。

出会う人も、人生で起こるイベントも全部ベストタイミングで起きると思うと、
さらに人生が面白くなってくる。


Miki



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