ROAD TRIP to 大阪 #2
深夜高速=雨×ハプニング 14/20
Machine= Stepwgn(HONDA)
Driver : Shohei Miwa / Navigator : Kenji Yoshida / Crew : Kei Kimura , Ryuichi Katsuyama , Takashi Suzuki
Trip / 2018.06.29
6月8日、コンテナー編集部スタッフ4人と勇敢な一人の大先輩は、「THE AMERICAN VINTAGE FURNITURE」の刊行記念トークイベント(6/9開催@スタンダードブックストア心斎橋)に合わせて、SA・PA全て巡り東京—大阪間をロードトリップした。目的地はあった。帰り道も覚えていた。だが、困難な道を進む旅路はまさに「深夜高速」の世界だった。そこで今回、その道のりを全4回に分けてリレー形式(吉田→三輪→吉田→木村)で伝えていきたいと思う。
今回はドライバー2番手の三輪がお届け。
第2回:昼間だったら、ね。
23:41 愛鷹PA 7/20
会いにきたよ、ステップワゴンに乗って
運転を代わり初めてのPA。「アイタカ?」とクルー全員がハテナ顔。看板の英語表記を見たところ、あの映画『もののけ姫』の主演俳優と同じ名前が。映画のラストシーンの名言が思い浮かんだ、そんな7つ目のPA。ヤッカルはどこにも見当たらなかったけど。
23:58 藤川SA 8/20
偉大なる富士山に思いを馳せながら。
第1回から読んで頂いて気付いた方もいるかもしれないが、SA・PAを各駅停車してみるとその距離の近さに驚く。ちょうどDA PUMP 2曲分の距離。
ドライバーとしても気持ちが乗ってきたところでやむなく停車したのは富士川SA。ここは「富士山が日本で一番きれいに見えるサービスエリア」と呼ばれるほどの景勝地のようだ。もちろん、昼間ならば、の話。
ストリートビューで見てみたら本当にきれいでびっくり。
0:19 由比PA 9/20
企画頓挫の危機。
気づけば日付が変わり、由比にたどり着く。ここも見晴らしが売りのPAのようで展望台からは駿河湾を一望できる。昼間に来たらさぞかし気持ちがいいだろう。
ここで改めて今回のロードトリップのルールをご説明。
①大阪までのすべてのSA・PAに立ち寄る。
②せめてもの証明として各館の看板を写真に収める。
③着いたら必ず全員で降車する。
この厳格なルールに愚直なまでに取り組み、由比でも全員降車。もちろん展望台にも登った。そこで、ふとあることに気づく。そう、看板が無いのだ……。クルー全員が企画頓挫の危機を感じ苦い表情になるも、ポスターに「由比」の文字を見つけそっとシャッターを切ったケイ先輩。この場を借りて感謝を申し上げる。
0:50 NEOPASA静岡 10/20
天国じゃなくて良かった。本当に良かった。
気を取り直して新東名高速道路へ向かう。
僕が運転するようになってから天候は荒れる一方で、清水ジャンクションを抜けると物凄い霧が。視界を塞がれスピードを40キロまでダウン。
クルーの誰かがこの道を「ヘブンズロード」なんて言うものだから、頭の中でBob Dylanの『Knockin' on Heaven's Door』がループ再生していたのはここだけの話にしようと思う。
そしてやっとの思いで到着したのがNEOPASA静岡。無事に濃霧地帯を抜け出せたことに安心したらお腹が空いてきた。みんなで静岡名物のひとつ、おでんを頬張ることに。海老名SAで真っ先に食べたのが吉野家の牛丼だったから、ようやく旅に来た実感が湧く。ちなみに静岡おでんは出汁を飲まずに、青のりや味噌をつけて食べるのが常識なんだそう。
1:15 藤枝PA 11/20
これぞ、絵に描いたようなパーキングエリア Part2。
恐らくこちらもトイレ休憩に立ち寄る人や睡眠休憩で利用する人が多いと思われるPAだ。
さぁ、先を急ごう。
1:28 掛川PA 12/20
最大の敵、スイマ現る。
一週間蓄積された疲労と、おでんを食べての満腹感から実はすごく眠かったのがこの辺り。予め買っておいたミントの効いたガム。これがなかったら危なかった。
1:38 遠州森町PA 13/20
江戸の時代に思いを馳せる。
13軒目のPAは和風な佇まい。なんでも東海道の宿場町をイメージしているそう。のんびりと茶屋で和スイーツを愉しめたり、森の石松のコスプレコーナーもあったりと元気な時に再訪したいPAである。
1:50 NEOPASA浜松 14/20
静岡の最果てで三輪も果て。
駒門から続いた静岡の道のり約120㎞を運転し、僕の体力も限界に。
(といってもルール③のせいでクルー全員がしっかりと睡眠をとることができていないのだけど)早めにノルマを達成しておきたい、という大先輩にハンドルを譲り、第2回はここまで。
浜松といえばコレ。「夜のお菓子」もしっかりチェック。
PA・SA:残り5/20箇所
キムケイのコーラ:残り8/20
この区間でのプレイリスト。
ロードトリップにおける車内のBGMってテンションのキープに欠かせない、を実感。
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anna magazine
「anna magazine」は、ファッションからライフスタイルまで、ビーチを愛する女の子のためのカルチャーマガジン。そして、「anna magazine」はいつでも旅をしています。見知らぬ場所へ行く本当の面白さを、驚きや感動を求めるたくさんの女の子たちに伝えるために。