Mamma mia! #53

ロックダウン中の内緒の話 – 続き –

Contributed by Aco Hirai

Trip / 2021.04.13

イタリアに活動の拠点を移し、フリーのエディター・ライターとして活躍するAco Hiraiさんの生活をパーソナルな視点で綴った連載「Mamma mia!」。ミラノでakiと過ごした2日間。先週のセンピオーネ公園でのアペリティーヴォの続きのお話。

#53

夕暮れ時のセンピオーネ公園でプロセッコと肉まんでアペリティーヴォを楽しんでいた私とAki。
そこへ警察がやってきた。
前回もお伝えしたように、声をかけられて許可書を持っていなかった場合、罰金の可能性もある。

私の場合、「滞在許可書受け取りのための外出許可書」は持っているけど、公園でのアペリティーヴォはもちろん適用外なので、声をかけられないうちに退散することに。
ちなみに公園でおしゃべりしている人たちも外出許可書を持っていないと思うので状況はみんな同じ。


薄暗くなってきた夕暮れ時のセンピオーネ公園。

さて、警察官が車から降りてまずは近くにいるグループのところへ向かいだしたので、手に持っていた肉まんを急いで口の中へ押し込み、プラスチックカップに入った水を飲み干し、もう一つのプロセッコが入ったカップとゴミ袋とバッグを持って準備万端。
よし行くぞ!と思ったらプロセッコのボトルが座っていた階段に置き去りになっていた。
アタフタしている時間はないと思ったので、とっさに近くにいたイタリア人に
「持てない、手を貸して!」と言って手伝ってもらった。

ということで、無事に跡形もなく撤収成功。


気づくと辺りはすっかり暗くなっていた。

プロセッコを持ってくれたボトル担当のイタリア人、そして自分の荷物で手がふさがったAkiと私の3人が謎に一致団結した瞬間だった(笑)。

「本当に助かった、ありがとう」とお礼を言うと
「ボトルを買って飲むなんてクレイジーだね(笑)」と言われたので、
「日本人だからね」と、ツジツマの合わない返答をしながら3人で笑いながら夜道を歩いた。

が、無事に退散できたところで、行く場所もない私とaki。
すると、彼がホームパーティに誘ってくれたので、akiとそこへお邪魔することにした。

パンデミックになってから見ず知らずの人との距離が遠ざかっていたので、「出会いからの飲み」みたいな感覚は久々だった。

いい音とダンスと美味しいお酒で会話も弾み、気が付くと11時を回っていた。
そして、私は見事終電を逃してしまったのでakiの家にお泊まりさせてもらうことに。
少し離れたところに住んでいる私にとって、電車の時間が一番の悩み。
Akiの家までは歩いて10分ほどなので2人で足早に帰った。

翌日。
たっぷり眠れたおかげか、結構飲んだ割にはスッキリと目覚めた。
そして、晴天なのが何よりも嬉しかった。家にいるのが勿体ないぐらいだな、なんて思っていたら、Akiが
「近くに美味しいコーヒーが飲めるバールがあるので行こう」と言ってくれた。
ナイスタイミング!
こういうちょっとしたタイミングが合うところもイイ!!


バールまでの道のり。天気が良くてニットだと少し暑いぐらい。


炭火焙煎コーヒーが楽しめるakiオススメのバール。


奥へ進むとかなりレトロ。1946年から続くこの歴史を感じさせる雰囲気がたまらなく良い。


店内は、コーヒーと紅茶のほか、コーヒーに合うチョコレートやジャムも売ってある。炭火焙煎コーヒーは噂通りクリーミーでとっても美味しい。日本人にも好まれる味。


コーヒーの後は前日と同じ場所に座って、太陽の下で光合成。


飲んだ次の日は、無性にフルーツが食べたくなったので朝食に特大のイチゴを調達。


チャイナタウンで見かけためちゃめちゃ大きなワンコ。写真だと伝わりにくいけど、実際は周りの人も振り返ってしまう程の大きさ。

やっぱり友達とすぐ会えるミラノっていいな〜、なんて思った2日間だった。

では、また来週!
Arrivederci !!



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