IMAGINATION TRAVEL #0
Photograph(TOP):Kazuhiro Shiraishi
Trip / 2018.03.20
オレたちの旅は、あのとき始まった。
写真=白石 和弘
小学生の頃にもらった地図帳
それが、オレと世界をつなげてくれたんだ。
小学生の頃、
社会科の教材として、地図帳が一人一人に配られた。
そこには、いろいろな国のいろいろな地名が載っていて
なんとなくその本を眺めているだけで、
オレたちの心はワクワク踊り出し、
頭の中にまだ見たことのない世界の景色が広がった。
グローバリズムとか、知識欲とか、テストの成績とか、
当時のオレたちには、そんな小難しい考えは一切なかった。
ただ、地図帳を眺めているだけで、“旅”気分を味わえたし、
グランドキャニオンやハリウッド、自由の女神にベニスビーチ、
あくまで妄想なんだけど、その風景を眺めることができる気がした。
妄想旅、『IMAGINATION TRAVEL』とでも言うのかな。
あの時、初めて海の向こう側にある国への興味が湧いてきたんだと思う。
そして、それから十数年、
気づけば『IMAGINATION TRAVEL』をしなくなっていた。
けどこの前、いやだいぶ前からかな、おれは見つけたんだ。
リアルな旅にぐっと近い感覚で
『IMAGINATION TRAVEL』を楽しめる最強のツールをね。
ストリートビュー。
これには痺れたよ。
地図帳では見ることができなかった
街の風景や人々の様子までも
リアルに近い感覚で見ることができた。
だから、おれは決めたんだ。
自宅や近くの喫茶店、時には職場のデスクで
時間のある時に15分だけ、『IMAGINATION TRAVEL』へ出ることをね。
そして、その『IMAGINATION TRAVEL』の記録を
ここに残していこうと思っているよ。
第1回目はニューヨーク。
魅力的かつ魅惑的なビッグシティに行ってきます!
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LUKE magazine
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