anna magaizne vol.15 Special Feature
Road Trip USA
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Photograph:Ken Goto
Trip / 2023.10.27
South Park
コロラドの片田舎で、
アメリカ版・聖地巡礼。
コロラドスプリングスから西に130 キロほど車を走らせた場所に、ポツンとある小さな田舎町。旅のルートから少し外れた「フェアプレイ」という名のこの町にわざわざ向かったのは、一部に熱狂的ファンを持つ社会風刺ア ニメ『サウスパーク』の舞台と言われているから。前の晩に旅の行程を考えていたとき、ふと、「そういえば、『サウスパーク』ってコロラドが舞台じゃなかった?」「じゃあ、アニメに出てくる街があるのかも」なんて話をして、調 べてみたところ、この街の情報に辿り着いた。とはいえ、フェアプレイに行ってみたところで本当に何かがあるのかわからないまま、半信半疑で3 時間ドライブ。
街を見渡してみるとたしかに、『サウスパーク』のオープニングで見た、山に囲まれた寂しげな感じ。クルマを街の中心地に停めて、歩いてみる。メインストリートを北へ向かっ て歩いて行くと見覚えのあるキャラクターが貼り出された雑貨屋を発見。中を覗くと、サウスパークグッズがこれでもかとたくさん売られていた。店の奥へと進むとレジの横に「サウスパーク博物館入場料ひとり5ドル」と書かれた貼り紙。興味津々の僕らを横目に店員さんは半笑いだけど、もちろん入るしかない。高めの入場料を払って入った中には、所狭しと世界中のサウスパークグッズが並べられたスペースが。ぬいぐるみやフィギュア、ビデオにゲームなど本当になんでもござれ。キャラクターの看板と撮影できるセルフィ設備まで用意されていた。
記念撮影をして、外に出ると店員さんが 「楽しめた?」と聞いてきたので、サムズアップして「もちろん」と答え、お店をあとに。それから街をもう一度歩いてみたら至るところにサウスパークをモチーフにした看板や壁画が。うん、フェアプレイは間違いなく、『サウスパーク』の舞台だった。
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anna magazine
「anna magazine」は、ファッションからライフスタイルまで、ビーチを愛する女の子のためのカルチャーマガジン。そして、「anna magazine」はいつでも旅をしています。見知らぬ場所へ行く本当の面白さを、驚きや感動を求めるたくさんの女の子たちに伝えるために。