Mamma mia! #22

イタリアのお盆は家探し

Contributed by Aco Hirai

Trip / aug.25.2020

イタリアに活動の拠点を移し、フリーのエディター・ライターとして活躍するAco Hiraiさんの生活をパーソナルな視点で綴った連載「Mamma mia!」。今週からイタリアもヴァケーションシーズンに突入。ついに引越しを控えたフィレンツェでの家探し。

#22

「トランク1つでどこへでも!」
イタリアに来てからノマドのようなこのキャッチフレーズが私の強み、かもしれない。
日本にいる頃と比べると随分とミニマリストになったみたい。
大事なものや譲れないものはもちろんあるけど、自分が生きていくために本当に必要なものが何なのか、若い時より今の方が確実にクリアなので、不要なものは削ぎ落として、ステップは軽やかに、でも丁寧に濃厚な人生を歩んでいきたいところ。

さて、週の前半は体調不良でお家時間になってしまったので、ベッドの上でラップトップを開いて家探しをすることに。
フィレンツェのあるトスカーナはイタリアで一番好きな州なので、新しい生活を前に私の想像力は膨らむばっかり。
そして大事なのが、1日の大半を過ごすことになるだろう、家。
そもそもシェアハウスで探す気はなかったので自然と選択肢は絞られる。
決して心を閉ざして壁を作っているわけではなく、日本でもそうだったように、フリーランスは家で仕事をすることがほとんどなので、お家環境が良くないと仕事の効率も下がり、逆に悪影響。
なので、滞在期間やフラットメイトにもよるけど、やっぱりシェアは難しい。

と言うことで、候補は初めから2つに絞られた。ちょっとイレギュラーなんだけど、どうしてもこの家に住みたかったので、満たしていない条件をどうにかクリアできないか、とそれぞれのオーナーに直接コンタクトを取って交渉したところ、そのうちの1つが好条件で家を貸してくれると言うので、迷わずそこに決めた。

あっさりと交渉成立。

南の方に比べると金額は高いけど、学校まで歩いて10分というアクセスの良さに心を持っていかれたのだ。
さて、家問題もすんなり解決! と思っていた翌日。
重大な見落としに気付いてしまった。
オーナーとは、WhatsAppで、あまりにもテンポよくスピーディーにやり取りし、決めてしまったので、ランドリーが1Fということをスルーしてしまっていた。オーナーに確認したところ、これは1Fにあるコインランドリーを使ってくださいということだった。
そもそも持ち合わせの洋服やタオルが少ないため、こまめな洗濯は欠かせないのに、その度ランドリーへ行くのかと思うとやっぱりテンションが下がってしまう。
落ち込んでいてもしょうがないので、ランドリーの時間が至福の時間になるようになにか考えよう。

8月15日の土曜日は、
イタリアでは、Ferragostoという祝日。帰省して家族や親戚と過ごしたり、恋人や友達と出かけたりするらしい。
日本でいうお盆みたいなものかも。
私の体調も回復してきたのでやっと外出。


ヴァケーションシーズンなので、いつものバールも普段より人が多め。


サレルノの夜の街並み。ちょうど友達がミラノからアマルフィまで旅行に来たので、サレルノで合流して夕食。


海沿いにある可愛いカクタス。


南の方は特に新鮮で美味しい魚介が食べられるんだけど、ここの魚介のリゾットがすっごく美味しかった。


レストランの窓越しに見るハーバーの景色。


パンパンに膨らんだ生地で自家製ピッツァの日。


トッピングは、庭で育てているローズマリーとサラミをのせて。


無性にワインが飲みたかった夜。民家に囲まれたレストランの中庭で。

今日はここまで。
おやすみなさい。

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