湿気と雰囲気

CIRCULATION #6

湿気と雰囲気

Contributed by ERI

Trip / 2021.07.16

「もしかしたら奄美大島の島んちゅたちは、世界が丸ごと見えているのでは?」とアーティストERIが特別なパワーを感じた奄美大島。彼女がナチュラルでいられるセカンドホーム・奄美をスタート地点に、世界中で暮らす人々の生活の”CIRCULATION”が詰まった連載!


#6

初めての奄美大島トリップ2日目。

私は少し早めに起きた。

みんなはまだ爆睡している。

昨晩、というか、昨日は波乱万丈だった。

初めての地に降り立って、海で遊んで、夜は飲んで踊って。

いろいろとみんな疲れているはずだ。

目覚めたら、馴染みのない場所にいた。

この感覚は旅の醍醐味のひとつだと思っている。

いつもの慣れた部屋で目覚める感覚と、
旅先で起きた時、一瞬「ここどこ?!」って
なる瞬間がある違い。


この日は、最初少し曇っていて、湿度も感じられた。
独特な雰囲気。

まだ外に出ていないけど、昨日より部屋の湿度が少し上がっている気がした。


みんな起き始めた。

眠そうなミカ。仕事に向かうゆうじさん。まだ寝ているりょうへいさん。

今日もゆっくりと1日が始まった。



今日は何する?

と相変わらずノープランな私たち。

もそもそっと起きてきたりょうへいさんが、

「今日はマングローブでも見に行ってみる?」と。

歓喜の私たち。

やったー!!!!!



外に出ると、少し天気が晴れていた。

車でマングローブ方面に向かうこと1時間。

景色が変わっていた。

窓から見える、少し背の低く見える樹林。

その木々の足元を見ると、泥なのか水分の多い土に根を張っていた。

マングローブだ!

この時がマングローブを見た初めての瞬間だった。

不思議な感じ。

地元では見られない自然の形。


入り口に着くと、ガイドの人を紹介してくれた。

カヌーに乗ってマングローブ探索に行くことに。


実際にマングローブの中に入ってみると、木が大きく感じた。

マングローブの木がトンネルのようになっていて、

自分たちの存在がすごく小さく感じた。

湿度と温度のバランスが、街中とは全く違う。

肺が、潤っていく感じ。

酸素まみれの時間。


木が密集してトンネルのように、ジャングルのようになっている場所もあれば、

再生途中なのか、

ひらけた場所にポツンと小さなマングローブの木が生えている場所もある。

木の見た目はまるで足が生えているよう。


また、行きたいな。

この頃の私は、中身もだいぶ若かった(笑)から、

今見たらまた印象が変わるんだろうなあ、

もっと、なんか、こう、

もっと美味しく空気を吸える気がする。今なら。


マングローブ探索が終わって、おすすめの銭湯があるので連れてってもらうことに。

なかなか年季の入った銭湯だった。

中に入ってみると、景色を一望できる五右衛門風呂があった。

やっぱり露天はいいね!

周辺の森を眺めながら入るお風呂は格別だった。

お風呂から出て、りょうへいさんを探していたら、

畳の休憩所で爆睡しているりょうへいさんを発見。

いろいろ私たちを連れてきてくれて本当にありがとう。

と思いながらも、容赦無く起こしました。







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