To Me, Somewhere in the World #150
停滞と安泰、冒険と発見
Contributed by Yoko
Trip / 2024.10.09
未知なモノすべて知らないことを知りたい、自分に忠実に生きるフリーランスのWebライター・編集者Yokoさん。旅の話をリアルタイムで、時に振り返りながらつづる旅連載。
#150
余白のある生活は余裕を生むが、埋めたくなるのも性というか。ということで、ずっと行きたいと思っていた上諏訪のお店へ行ってきた。
特急あずさ。
朝から電車に乗り、南下。松本で特急に乗り換える。特急「あずさ」には初めてか久しぶりかに乗ったが、座席はコンセント付きで、特急「しなの」よりもよっぽど快適な雰囲気だった。出張らしきスーツの面々が多い車両、こちらは終点の新宿までは乗らずに、上諏訪でそそくさと降りる。
カフェと暮らしの雑貨店 fumi.
駅構内の足湯は、いつも「いつ入るか」が悩ましい。ひとまずあとで、と改札を出た。というのも、2時間くらい電車に乗っており、すっかりお昼時だったので、お腹はペコペコ。目的地を訪れる前に、いつかの昔に訪れたカフェでランチをする。
ランチセット。ルイボスティーが美味しかった。
人通りが多いとはいえない、開けた通り沿いにあるカフェ。長野はリノベ施設が多いが、ここも昔の趣そのままの建物を活かすようなつくりだ。前回と同じカレーを食べ、違う飲み物を飲み、何となく置いてある本に手を伸ばす。こういうときに手に取る本との相性が良いと、ぐっとその場所が好きになるが、今回はとても好きになった。あらためて。
わざマート諏訪店。
お腹がいっぱいになったら、目的のお店へ。新しくオープンしたばかりの小売店、諏訪店で食品や雑貨を物色。気になるものを手に取り、家まで持ち帰る。ただそれだけに、往復すること約4時間。滞在時間よりも移動時間の方が長い。そんなお出かけは北海道でのそれと一緒だな、など思う。それでも行くことに意味がある。東御のお店にも出かけてみたい。
いろいろと買ってみた。
絶対に行かなければならない切実な理由はないけれど、行きたい気持ちを延期することにも意味がないな、と思う今日この頃。少しの余白ができたなら、無駄に引き伸ばすのではなく、気軽に行ってみようと思う。次は、上高地に行きたいな。何をしよう。
いつかの立石公園から。
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Yoko
長野在住、北海道出身。世界一周予定が新型コロナウイルスの影響で中止に。東京から葉山、長野へと拠点を移しつつ、国内外を自由に旅している。レバンガ北海道(#11)とアイスが好き。フリーランスのWebライター・編集者。