初めてのサーフィン in Lanzarote

Vive les vacances ! ~Time to spare Heart to spare~ #37

初めてのサーフィン in Lanzarote

Contributed by Mizuki

Trip / 2024.01.10

Vive les vacation!=“バカンス万歳!”
バカンスを生きがいにし、「暮らし」や「人生」に豊かさを求めるフランス人の生活を表す言葉。そんなフランスに留学中の大学生Mizukiさんが、現地から仕事やお金に執着せず、日々の生活をどう楽しむか、豊かな暮らしを送るヒントをシェア。


#37


@Lanzarote

初日は出来なかったこと。でも一度はチャレンジしてみたかったこと。そう、今日はサーフィンを体験する。異国の地、ランサローテで。

サーフィンは初めてだったが、横乗りスポーツにはある程度の自信があった。スケートボードとかスノーボードとか。
これは全く関係ないが、初対面の人に「サーフィンやってますか?」と聞かれることがしょっちゅうある(笑)。だから一度は挑戦してみたかったスポーツなのだ。



全くの初心者であるクリスティーナと私は、当然のようにレッスンの受講を勧められた。金銭的な面もあったが、既に経験者であるメンズ達が「僕たちが教えるから大丈夫!」と言ってくれたので、それを信じてレッスンなしで挑戦することに。(今考えると恐ろしい……)

まずはレンタルショップでウェアとボードを借りたのだが、ボードが想像していたよりも大きくて驚いた。安定性の保ちやすさからも初心者は大きめのボードから始めるのが良いらしい。しかしその分長くて重い。ショップからビーチまで少し距離があったのだが、私はまず、ボードを運ぶことから苦戦した。皆よりも体が小さい私は、ボードを抱える為の腕の長さが絶対的に足りず、皆が軽々と運ぶ中、私は両手で運ばなくてはならなかった(笑)。

そしてやっとビーチに到着!



コーチをつけなかった私達はメンズを頼るしかない。ボードのどちらが上か下か、表裏どちらに乗るかなど、本当に基本的なことからスタートした。ボードの上でのフォームや波に乗るタイミングなども一応教わったが、たったの5分くらいのレクチャーだった(笑)。期待した私たちが悪かったのだが、スポーツ大好きカナディアンガイたちはほぼ放任主義。まずはやってみな、と言う感じだった。

ということで彼らのレッスンは諦め、教わったことを元に自分で練習を始めた。でも波が大きすぎで、すぐに飲まれそうになる。海に入るのも怖いくらいの激しい波だった。(← 今考えると絶対初心者用のビーチではない)。目標はフォームがどうだろうとまずは波に乗ること。でもそれが難しい。波に乗るには、渦巻のように押し寄せてくる波の塊に合わせてタイミング良く進まなくてはならない。でもそれが怖い。タイミングがズレるとその波に飲まれてしまうから。だから「怖い」がゆえに波が来ても遠慮してしまうというか「次のでいいや」という風に諦めてしまう。

そんな時、遠くからマティスの声が。「Don’t be afraid! 」と。いや、本当にそう。怖がっていたら成長しない。そこからスイッチが入って、「怖くない、怖くない」と自分に言い聞かせながら次の波を待った。そしてタイミングを見計らって進んでみた。すると一瞬フワッと空を飛んだような感覚がした。気づけば自分が海岸沿いにボードごと移動していたのだ。

成功した!

もちろん立ち上がることはできなかったが、少なくとも「波には乗る」という目標は達成できた。無意識に「フォ〜」と声が出てしまう気持ち良い感覚だった。最高!





バカンス中なのに、なんだかすごくメンタルが鍛えられた気がする(笑)。でも何か新しいことを始めるってワクワクする。

日本に帰ったらちゃんとレッスンを受けようと思う! サーフィン上手くなりたいな。




よく頑張った、私たち!



À bientôt!



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