True Feeling in Ireland #17

ドンドンロンドン!

旅行編

Contributed by Hasebe

Trip / jan.10.2020

大学生のハセベさんが留学で過ごしたアイルランドの日々を記録した連載「True Feeling in Ireland」。あらゆることになぜを問いかけ、好奇心旺盛に活動する彼女が海外生活の中で、感じ、考えたことを日記形式で綴っていきます。

#17

ついにきましたロンドン!
大学にパッキングしたバックパックを持って、授業後はバス停までダッシュで行って、aircoachという空港直行便のバスに滑り込んだ。空港では液体の持ち込みに引っかかり、まだ中身のある化粧品が没収されそうになり、とりあえず保安検査の列を変更して仕切り直し。頑張って袋に詰めたり、完全にアウトな代物も創意工夫というチートでなんとかクリア。もう二度とやりたくない。

飛行機で偶然窓側の席になり、るんるん気分で搭乗。空港に着いた時、何も調べずに来たので、こにさんに会ったときはとにかく安心した。そう今回の目的は大学のサークルの先輩で留学中のこにさんに会うこと。そして、2人でそのサークルの引退式をテレビ電話で参戦しながら、「リユニオンですね〜」となるのが趣旨。飛行機で1時間だし、格安だし、観光はまた別の機会にと思っていたので、知識なしで来るという弾丸ぶり。とにもかくにも久しぶりに気のおけない人に会えるのが嬉しい。



初めてAirbnbも使って、1人でロンドンのアパートを初体験。ホストがかなりセンス抜群な方みたいで、素敵なレイアウトだった。お風呂のシャワーから時々お湯が出なかったけど。



そんなこんなで初日はとりあえず夕飯を食べて、ちょっと飲んで撤収。初日に連れて行ってもらったのは、まさかのタイ料理屋。「マジで美味いんだって」の言葉を信じて行ったけど、やはりよくよく考えればこの短い三日間で行くところではなかった気がしなくもない。



ロンドンに来たので私はLONDON PRIDE、こにさんはGUINNESSで乾杯。





ロンドンが世界で第2位の都市だということを忘れていて、交通網の発達具合に終始感動。路線バスも夜には深夜便に切り替わるから、実質ほぼ24時間稼働し続けているし、なんせ地下鉄の存在が大きい。とにかく縦横無尽にあちこちへ短時間で移動できるのは東京(近郊)で育ってきた私にとっては、すごくストレスフリー。ダブリンだったらバスを待つより歩いた方が早いんじゃないか、というシーンが多過ぎていつも悩まされる。かといって歩いてみたら、後から来たバスに追い抜かされたなんてことは日常茶飯事だし。

翌日は、こにさんに王道コースとして美術館に連れて行ってもらった。途中で見つけた赤い電話ボックスの中には、大量のゴミが積まれていて少しゲンナリ。V&A museumとNational history museumに行った。National history museumのほうはサークルの引退式のテレビ中継のためにwi-fiを求めて入っただけ。土日ということもあり、キッズがたくさんいて混み合っていた。入場は無料だけど、寄付ボックスが割と主張強めで、実際に寄付する人もかなり多い。入場料こそはタダなものの、実際はマナーとしてドネーションするのが一般的らしい。

結局引退式中継の方は、wi-fiが弱過ぎて、グダグダに。そのせいで、向こうから一方的に切られてしまった。後日聞くと、私たちが電話したことで、引退式の堅く真面目な雰囲気が、崩れてしまったらしい。それは失礼。でもわざわざロンドンから電話してるのになあと思ったり。気を取り直してランチ。こにさんにロンドン発祥だよと教えてもらったFIVE GUYSというバーガーチェーンはアメリカ発祥だし、なんならダブリンの家の近所にもあった。入店してからグーグルしてみたらあっさりそんな事実が露呈して、私から攻撃を受けるこにさん。こにさんことごとく外れてますよ!







気を取り直して、Piccadilly Circus界隈をうろうろ。劇場が密集していて、「自分の留学が終わる頃にはここに来て、ミュージカルを観に来られるような英語力を身に付けたい」とまた一つ目標が増えた。路上でもミュージカル俳優志望らしき人がいい声で歌っていて、「いつかステージ上で歌えることを目指して頑張っているんだなあ」としみじみ。













夜はロンドンの原宿的イメージのCamden st.をブラブラ。駅に降りて、「原宿というより、タイのカオサン通りチックじゃないか?」という感想を抱く。歩いて行くと、ヴィレッジみたいになっていて、セレクトショップが密集しているような素敵な空間だった。こにさんもだいぶテンション上がったらしく、途中から各々食べたいものを買ってくるという自由行動ぶり。お腹いっぱいにした後、お酒も飲みに行って、成り行きで同じサークルでアメリカに留学している同期(ノモ)に電話をかけることに。突然だったのにノモが電話に出て、色々話しているうちに、日本での思い出が蘇ってきて、結構寂しいことに気づいた。ダブリン帰っても、もっと電話かけようと思った。





最終日は昼までセルフ観光ということで、バッキンガム宮殿の衛兵交代を見に行く。その前に、宮殿の近くにYelpで高評価のカフェがあったので、王道イングレッシュブレックファストを食べに行った。愛らしいって言葉がピッタリなカトラリーや食器、家具に囲まれながら本場の“朝食”をいただく。隣のテーブルではママさん会なるものが繰り広げられていた。





その後凍えながら、最近ロンドンで話題の台湾料理のレストランbaoに行く。オープンするとすぐに入店待ちになるとのこと。早めに着いたにも関わらず、すでに5組ほど先に並んでいた。誰かがが並ぶのが好きなのは日本人だけみたいな話をしていたけれど、もうそれって過去の話というか全然文化の問題とかじゃない気がする。先ほど豪勢な朝食を食べたのであまりお腹が空いていないのに、スイーツバオを頼む。店もメニューもすべてモダンで唯一無二の存在で、もちろん味も抜群。「わざわざロンドンにきて台湾料理なんて!」とはならなかった。確かに素材というかテーマは台湾料理だけど、クリエーションを見せつけられているみたいで、また別のジャンルだなと感じる。迷わず訪れるべき名店だった。









その後、ようやくこにさんと合流。最後は私のわがままで、Tower Bridgeに連れて行ってもらった。ロンドンでここだけはちゃんと歩かないと帰れないというミーハー精神を発動させ、写真をバシャバシャ。十分堪能した後は、屋台のフィッシュアンドチップスを味わって、お世話になったこにさんとお別れ。三日間ガイドありがとうございました!





初めてのロンドンは一言で言うなら「栄えてる!」であり、いかにアイルランドがイギリスの影響を受けているかを肌で感じられた旅だった。アイリッシュに怒られるのであまり言えないけど…。今度絶対来るからと後回しにしたり、流してしまったりしたもの、まったく訪れることもできなかった場所や体験できなかったことを考えると本当に盛り沢山な街だと思う。旅行じゃ足りなくて、住んでじっくり知っていくのがベストな気がした。





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