イタリアで感じるハワイの彼女

Mamma mia! #123

イタリアで感じるハワイの彼女

Contributed by Aco Hirai

Trip / 2022.08.30

イタリアに活動の拠点を移し、フリーのエディター・ライターとして活躍するAco Hiraiさんの生活をパーソナルな視点で綴った連載「Mamma mia!」。ハワイから24時間かけてイタリアへ遊びにきてくれた彼女。HAWAIIのマインド、ALOHAのスピリット、南イタリアで感じたハワイの彼女。

#123

「エアチケット取ったよ、イタリア行き!」

そんな嬉しい知らせが届いたのは7月の半ば。
20年来の親友がハワイからイタリアへ遊びに来るという。

最後に会ったのはちょうど5年前。
アラモアナビーチパークで海に沈んでいくサンセットを見ながら色んな話をした。

仕事のこと、
将来のこと、
恋愛のこと、

いつまでも鮮やかで愛に溢れた彼女との思い出だ。

2017年5月の終わり。アラモアナビーチパークで。



当日、彼女をピックアップしに最寄りの駅までやってきた。

私の名前を呼ぶ声のトーンに、
優しい言葉遣い。

振り返ると

トレードマークのヘルシーな日焼け肌は変わらず
少し短くなったハイライト入りのロングヘアを風に靡かせながら

私の目の前で手を振る、そんな彼女がいた。
嬉しくて、嬉しくて、手を振り返しながら彼女の元へ駆け寄る私。

彼女との再会は、南イタリアのチレントにあるタラソスパにした。
地中海の恵みで身も心もリラックスさせて、ゆっくり過ごすのが二人の再会にピッタリだと思ったから。

緑と可愛らしい花に囲まれたエントランス。



早速チェックインを済ませたら
海塩スクラブでボディマッサージをしたり、
海藻クリームを全身に塗りたくったり、
海塩のサウナに入ったり、
クロモセラピーで癒されたり、

とにかく、十分すぎるほどのタラソを堪能したら、プールエリアへ行ってリラックス。

ブルーとホワイトのストライプのビーチベッドから見上げた空。



ビーチベッドに寝転んで青い空を見上げながら過ぎていく彼女との時間。
私は、彼女と過ごす時間が心地良いことを知っている。
話すテンポも、内容も、間の取り方まで。

会っていない5年間の募る話もあるはずなんだけど、説明じみた出来事年表より、今まさにここで感じている「生きてる感情」の話をした気がする。

ビーチベッドの背景は、コンパクトで美しいカステッラバーテ湾。なんだか街全体が可愛かった。



プライベートビーチへ続くプールエリアはレトロ感がある。



5年前、アラモアナビーチパークで話した時の会話の続きをするように、色々なことを話した。
ハワイで暮らす彼女の考え方や、価値観、
イタリアで暮らす私のマインドや、生き方、
尊敬し合えて、分かり合えることがたくさんあった。
そんな彼女と過ごした時間は、とても貴重で濃厚だった。

ハワイのお土産。手前のポストカードは、@littlehawaii.meというアーティストでもある彼女の作品。



次はきっとハワイで。


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