ヘルシーでビューティーなレディーでいこう

To Me, Somewhere in the World #36

ヘルシーでビューティーなレディーでいこう

Contributed by Yoko

Trip / 2022.07.20

「世界一周がしたくて、思い切って会社をやめた」
未知なモノすべて知らないことを知りたい、欲望に忠実に生きるフリーランスのWebライター・編集者Yokoさん。日本国内の旅の話をリアルタイムで、時に振り返りながらつづる旅連載。


#36

「肌、焼けたね!(笑)」と、こう何回も言われると、正直、どう返してよいのかわからない。日差しバンバンの沖縄帰り、焼けないほうが不思議である。というか、「焼けた」ように見えているなら、それはもう焼けているのである。

海帰り、早速の日焼け。


「ヘルシービューティーになったね!」と一人くらい言ってくれないかなあと思いつつ、日本でそんなことを言ってくれる人は今のところいないので、自分でそう思うことにする。だって夏が来て、ヘルシーな体になるって素晴らしいでしょう? 健康的な証拠だから。

シギラエリアのホテルに泊まってみた。映え。


直近の旅は、ありがたくも急な波照間島のお誘いから石垣島へ。そして詳細は割愛するが24時間もいない東京滞在を経て、当初から予定していた宮古島へ。移動ルートのクセがすごい。まあ端的に言えば、友人との成田発着ツアーだったので、成田に行くことがマストだったのだ。とにかくこの時点ですでに「焼けたね」トークは一通り終えたわけだけれど、内心「これから一緒に日焼けしに行くんだよ(にっこり)」と思いつつ、飛行機に乗ったらそんな会話も忘れて即・爆睡。



伊良部大橋。


宮古島は諸島で、渡れる橋の長さも豊富さもすごい。だからなのか、宮古に着くといつも「海が綺麗……」と一瞬、言葉を失う。他の諸国列島の海もとても綺麗なのだけれど、ヌケ感というか、宮古のあの圧倒的な感じは他のどこにもない感動的な気分を味わえる。

サンセットビーチでサンセットサップ。


さて、それでも一人だと一度も海に入らないまま終わって満足する宮古旅も、友人と一緒だとやや異なる。サンセットサップをして夕日の綺麗さを堪能し、シュノーケルをして海ガメの大きさに驚き、とワイワイわくわくしながら、何だかとっても楽しいのであった。

夜会。これら全てヒット。美味しかった。


一人旅は大好きだけれど、感動を共有できる人がそばにいる誰かとの旅は最高だ。そして「何する?」「どこ行く?」「(朝ごはんを食べながら)夜ごはんどうする?」という、本当に何の必然性もない、でも旅先だと重要事項になる会話も。夜間のアルコール&おつまみを美味しくいただきながら、夜な夜なそれぞれのいろいろを話す時間も。日常と非日常のスキマみたいなそういう時間の延長が、結構、旅では一番好き。

前浜ビーチ(撮影・友)。


まあ、どんなに紫外線対策をしても、まったくもって肌や髪へのダメージは避けられないのだけれど、それでもまた海に行きたくなっている。ヘルシーな夏がやってきた。


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