Own Beautiful Adventure in MEX #5
サボテンとの出会い
Contributed by Nachos
Trip / 2019.09.05
#5
Sayulitaは小さな町なので、レストランの種類は少ないけれど、毎日美味しいメキシカンフードを食べることが出来る。港町だから魚介も美味しい。タコスは種類がたくさんあってフィッシュ、ビーフ、チキン、ポークだけでなく、何やら他の種類も色々と選べるらしい。
地元のサーフガールに教えてもらったタコス屋さん。スペイン語だからたまに「これは何の食べ物?」と疑問が浮かぶことも多かったけど、どれを食べても美味しくて、すっかりお気に入りのお店となっていた。「何回通ったんだろう?」ってくらい。なかでも店の女の子に勧められて食べたアラチェラ(牛ステーキ)のタコスに大ハマりしてしまった私は、メキシコ最後の晩餐にもこのメニューをチョイスした。それと、もうひとつハマってしまったのがどこにいっても出てくるいろんな種類のサルサ、チリたち。レストランでも、屋台でも、ほとんどのお店でフリーで味もさまざま。
この屋台のタコスは洗い物の手間を省くためかお皿にビニールがかかっていた。この店にいた全員が飲んでいた乳白色のジュースが気になり頼んみたけどこれが想像以上に甘く、ひと口で後悔した。まあこの極端さが外国っぽいんだけど…。
その他ブリトー、チュロス、エローテ(トウモロコシのチーズチリ)などの屋台は時間帯によっていろいろな場所に現れる。特に日が落ちてくる頃からが一番多いかもしれない。
小腹が空いたら屋台でエローテを買い、ローカルっぽく公園の椅子に座りながら町の様子を眺めつつ食べる。そんな何気ないことが楽しかった。
別の日に海沿いのレストランで食べたセビーチェ。
コロナと新鮮な魚介たちにライムをキューっと絞って食べる幸せな瞬間。
ああ、なんか私って食べて飲んでばっかだな。
この日の晩御飯は前から気になっていた、いつも人でいっぱいのレストランで食べることに。
すっかりサルサがお気に入りの私たちは調子に乗ってエクストラサルサを頼むことにした。「絶対美味しいでしょ!」っていうマンゴーサルサという名前のサルサを頼んでみたら、これがスパイシーどころじゃないほど激辛で、ヒーヒー言ってしまった(そして完食ならず…)。
時々タコスにトッピングしてある舌触りが少しヌルッとした海草か深緑の野菜みたいなものがいつも気になってたんだけど、このレストランのタコスにも付いてきたから何気なくスタッフに訪ねてみたら”これはサボテンよ”と意外な答え。メキシコではサボテンを食べる習慣があると聞いていたから、機会があったら絶対一回はチャレンジしてみようって思ってたけど気づかいないうちに何度もサボテンに遭遇してたんだ…。(複雑な気分になった)
その夜、誰もいなかった隣の部屋にカリフォルニアの女の子がやってきた。彼女の名前はアラナ。いつも通りぺぺはベランダでくつろぎながらおしゃべりをしている。早速「明日の朝みんなでサーフィンしよう!」という話になった。
今回一緒に旅をしたアネゴ。本当に楽しそうに波に乗る。みんなで海に入り、夜はまたいつものベランダでぺぺがアラナや私たちを巻き込んで自分の生い立ち、今現在のことなど…いろんなことを話してくれる。やがてぺぺが「友達が車を持ってるから明日みんなでサーフトリップに行こう」と言い出し、急遽明日の朝からのサーフトリップが決まった。そうと決まればみんな急いで明日の準備や寝る準備を始め出し、そそくさと解散した。私も急いでビールを飲み干し、明日の支度をし、ベッドに横になる。
そういえば、さっきいきなりぺぺが「日本は行ったこともないし日本人を初めて見たけど、みんな歌舞伎なんだろ?!知ってるよ!」といって頭をブンブン回して歌舞伎の真似をし出した時は、びっくりしてなんて言ったらいいのか困ってしまったのを思い出し、ひとり笑った。「歌舞伎は日本の伝統芸能のひとつで普通の日本人は違うんだよ!」と説明したら「そうなのか…、やはり実際会って話を聞いてみないと、世界はわからないことばっかだな」となんだか妙に納得していたのを思い出し、昨夜のサボテンの事もそうだけど本当にそうだなと私も頷いて眠りについた。
普通に道端で売っているサボテンたち。
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Nachos
海と旅に魅了され、サーフボード片手に様々な国へサーフトリップで訪れる中、海と自然を愛しながらハッピーに輝く女性達をたくさん目にし、その空気間、美しい瞬間、旅やライフスタイルを自分なりに伝えたいと思いカメラを手にする。女性目線と女性にフューチャーした”saltybabe photo”を世界中の海を旅しながら撮り続けている。