道の真ん中で立ち話、東京

To Me, Somewhere in the World #117

道の真ん中で立ち話、東京

Contributed by Yoko

Trip / 2024.02.21

『“今”の心地よさを一番大切に』
未知なモノすべて知らないことを知りたい、自分に忠実に生きるフリーランスのWebライター・編集者Yokoさん。旅の話をリアルタイムで、時に振り返りながらつづる旅連載。


#117


いつもの東京へ、日帰りで出かけた。目的は1日1万円パス(JR東日本たびキュン 早割パス)を使うこと。長野からでも、青森まで日帰りできてしまう夢のようなパス。東北まで行くことも考えたけれど、話し合いの結果、目的地はだんだんと近くなり、最後は東京だけになった。


上野駅。昼前。



思ったよりレトロな店構え。



卵かけ放題のご飯が有名。


まずは巣鴨で降り、ゆっくり歩いて、卵かけご飯が有名な喜三郎農場へ。ずっと行ってみたかったくせに、いざとなるとひより、なぜかおじやを頼んでしまった。鶏肉も入ったボリューミーなそれで、もちろん美味しかったのだけれど、やはり卵かけご飯を食べるべきだった。リベンジ同行者求。


日本っぽい。池袋。


この日は山手線をひたすらぐるぐる。池袋へ向かい、買い物をする。いやはや、いつ来ても本当に人の多いターミナル駅だと思う。長らく千葉に住んでいたこともあり東京の西側はやや未知なエリア感が未だに否めないし、池袋の雑踏にはいつまでも慣れない。

そんな池袋で、数年ぶりに偶然の再会を果たした。言葉を交わすのも数年ぶりの方と、なぜか道の真ん中でばったり。「まさかいるなんて思わないじゃない」と一度はスルーしたとのことだが、それでも連絡を入れてくれたおかげで結局は遭遇できた。

たった1日東京に出ただけで会えるなんて、とびっくりして、当時の仲間にすぐに連絡してみると、彼女たちにも同じような偶然が池袋で起きていたらしい。池袋おそるべし。ともかく本当にびっくりして思わず道の真ん中でそのまま話し込んでしまったのだけれど、気づいてくれて嬉しかった。今度は示し合わせてお会いしないと。




目的地は、原宿。


さらに山手線に乗り、原宿へ。街をぶらぶらしつつ、今回の旅の目的のメインであった展示へ。原宿らしさ全開の会場。立地や内装はもちろん窓から見える景色さえもそれらしく、展示の内容だけではなく土地柄にも何だかひとり納得してしまった。


休憩は重要。



ご飯も重要。


原宿から新宿へ向かい、お店をハシゴ。最後に新橋で降りて(とことん山手線に乗るれっきとした観光客である)、王将へ。なんだかんだ初めて行った気がするが、今まで利用しなかったことを後悔するほど美味しかった。身近にないのが悔やまれるが、東京へ来る際はまたここでご飯を食べようと思う。中華は正義だということは長野で学んだ。


東京駅にて清掃待ち。


最後にぐるりと東京駅まで行って、新幹線に乗り、1day tripはフィニッシュ。実際の滞在時間はざっと7時間、それもおよそ山手線上をうろうろしたに過ぎないのだけれど、日帰りだからかいつもよりどっと疲れてしまった。帰りの新幹線ではうとうと。それでも今回は濃くて愉快な二人旅だった。


ビールの代わりにシュークリームを。




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  • Yoko

    長野在住、北海道出身。世界一周予定が新型コロナウイルスの影響で中止に。東京から葉山、長野へと拠点を移しつつ、国内外を自由に旅している。レバンガ北海道(#11)とアイスが好き。フリーランスのWebライター・編集者。