交換留学生の集い

Beginning of my new Life #10

交換留学生の集い

Contributed by Asuka Naka

Trip / 2023.12.20

『とにかく旅をするのが好き!』高校生の時に初めて訪れたインドがトラベラーへのきっかけだった。多くの国を旅する好奇心旺盛な彼女だからこそ感じる面白さと発見。出会いと出来事を振り返りながら綴るAsuka Nakaさんの旅日記。

今回からは番外編として高校生の頃に訪れたアメリカでの交換留学の様子をお届け。



週末のある日。
ノースカロライナの交換留学生の集まりがこの地域であると連絡が来たので、ホストファミリーに連れて行ってもらった。そこには数十人の様々な国から来た高校生が集まり、日本からノースカロライナに来る飛行機で一緒だった日本人留学生のミユちゃんとも久しぶりの再会を果たした。お互いに話したいことが山のようにあるから「今度お泊まりしよう」なんて話も。

そしてこの絶好の機会に私は色んな子と話してみることにした。
同じ学校に通うマリアの姿もあり、彼女はもちろん沢山の子に囲まれていた。さすがコミュ力の王者である。テーブルごとに区切られていたので、私は同じテーブルの子に話してみることに。その子はポーランド出身のウラという可愛い子。話を聞いていくとどうやら私の住むロールズヴィルの隣町に住んでいるみたい。もちろんその場で「今度遊ぼう!」ということになった。

隣町のウェイクフォレストは私の住む町から車を走らせてすぐのところで、ロールズヴィルより少し栄えているらしく、ホストファミリーも「いつでも連れて行くよ!」と言ってくれた。

他にもウズベキスタンの子やインドネシアの子など、今まで出会うことのなかった国の子たちとも話すことができた。
日本とアメリカの生活の違いに驚いてばかりの私であったが、きっと彼女たちも自分の出身国とアメリカの様々な違いがあったことだろう。ここに集まった私たちそれぞれに、驚きと学びが存在していたはずだ。

私が話している間、ホストマザーはウクライナ人の交換留学生たちと友達になっていた。どうやらホストマザーはウクライナ語を耳にして、同じルーツである彼女たちに近寄って話しかけたらしい。彼女たちもウクライナ人のホストファミリーがいるとは思っていなかったらしく、驚き、喜んでいた。それぞれに新しい出逢いがあり、楽しい交換留学生の会であった。



数日後には早速ポーランド人のウラと遊びに行った。ウェイクフォレストの私立の少人数制の高校に通っている彼女は英語が上手な可愛らしい穏やかな子で、数個上のホストシスターがいるという。

同じ地域にいる交換留学生でも、経験は十人十色だ。
私のように大規模な公立高校に通う子もいれば、小さい学校に通う子もいる。都会に行くこともあれば、畑しかない田舎に行くこともある。ホストファミリーと気が合わなくて途中でファミリーを変える子だっているのだ。

そのため、与えられた環境にどう適応して過ごすかが鍵になるのだ。どんな環境でも文句を言おうとすれば山ほどあるし、良く捉えれば素敵な部分が山ほど見えてくる。私は本当にいい環境に行かせてもらえたなと、とても満足している。
ウラと話していると、いつも適応力に驚かされて私も頑張ろうと励みになった。彼女は学校でチアリーダーをやっていて、英語が上手で可愛くて。そんなウラのカッコよさが私の留学のモチベーションにも繋がっていた。

そこから私たちは買い物好きという共通点を見つけ、毎月遊ぶようになった。







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