Mimu Note #5
ずっと行きたかった場所。
Photo & Text: Mutsumi Mimura
Trip / 2018.07.30
デュランゴという可愛らしい町で、素敵な古着屋で買い物をした。
さて、ここからどこに行こう。
ロッキー山脈を目指して上に行くか、それとも下に向かってニューメキシコ州に行くか……。なかなか決められないので、ボールペンを投げて決めることにした。
(ボールペンの先が向いた方へGO)

その結果、ニューメキシコ州へ。
サンタフェやアルバカーキという大きな街を散策してから、アラモゴードという小さな町に宿泊した。
どうしてアラモゴードししたかというと、
この町から車を20分程走らせると真っ白な世界に行けるからだ。
起きる予定の時間よりも少し寝坊をしてしまった。
モーテルの朝ごはんを急いで食べて、ホワイトサンズへ向かった。

初めてホワイトサンズの存在を知ったときは衝撃的で、そのためだけに「車の免許を取らなきゃ!」と決めたほど、憧れていた場所だった。
今では他にも行ってみたい場所がたくさんあるけれど、いつか自分が憧れていた場所に、自分で車を運転して、自分の足で立った瞬間は、やっぱり心が震えた。

白くて、広い。
ただそれだけしかなくて、歩いても歩いてもそれが変わることなんてないのに、「次はあの丘に」、「今度はあの丘を目指そう」と夢中で散策した。
いつまでも遊んでいられそうだったけれど、先に進まなければ!
中西部は、町から町への距離がいちいち遠い。
この日の最終目的地は、マーファという町。
ホワイトサンズから、440km先にある。

マーファに到着して、まずはホテルにチェックイン。
一気に440kmも移動するのはやっぱり疲れる。
泊まったのは、『Hotel Paisano』
いつかマーファに来たら泊まってみたかったホテル。

この時期はアメリカ人も夏休みで、土曜日だったせいもあり「週末ホテル戦争」が勃発していた。前日マーファのホテルを調べた時はどこも満室だったのに、直前で1室空きが出て泊まれることに。ラッキー!
ホテルも可愛いけれど、アートの溢れるマーファの町は全てが可愛くて最高だった。
ニワトリも完全放し飼いだし(車に轢かれないか心配だが……)、腰の曲がったおじいさんまでカウボーイスタイルだし、夜になれば、みんなオシャレをしてディナーに行く。
残念だったのが、「いつかマーファへ行ったら絶対に行きたい!」と思っていたカフェやお店がことごとく夏休み中で行けなかったこと。
今夜のごちそうは、ガソリンスタンドで買ったサンドイッチ。
でも、そんなゆるさもアメリカの好きなところ。
またここへ来る理由ができた。
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Mutsumi Mimura
1991年 茨城県生まれ。大学卒業後、看護師に。 社会人3年目のときに写真の道に進むことを決意。












































































