Mamma mia! #15

Ciao! 南イタリア!

Contributed by Aco Hirai

Trip / jul.07.2020

イタリアに活動の拠点を移し、フリーのエディター・ライターとして活躍するAco Hiraiさんの生活をパーソナルな視点で綴った連載「Mamma mia!」。ここは、カンパーニャ州のサレルノ。港町を感じさせる穏やかな風景に、歴史ある街の至るところに咲き誇る色鮮やかな花々。今日から温暖な南イタリアの街並みをお届けします。

#15

耳を澄ますと自然の声が聞こえてくる。
風の音や、鳥の鳴き声。
それに、本来なら聞こえない太陽の音や、山の音、星の音まで聞こえてきそうだ。
そんな風に感じられるのは、この自然豊かな美しい風景のおかげ。
ゆっくりと流れる時間と、なにより人の余裕を感じられる場所。
少し足を伸ばせば、日本ではあまり知られていないが、古代ギリシアの遺跡で世界遺産にも登録されているパエストゥムもある。

学校が始まるまでの数ヵ月ここでゆっくりする予定だ。

街の中心部。両脇にカフェテリアとジェラテリアが立ち並ぶ。テラス席はいつもたくさんの人で賑わっている様子。

Porto di Agroporiというハーバー。ヨットやクルーザーで埋め尽くされている。そうそうヨーロッパはヨットがお盛ん。夏はみんなクルーザーでパーティしてるイメージ。

どこへ行ってもこのカラフルな花と青い空にはやられっぱなし。

今日はとにかく疲れた。
というのも最近のイタリアの気温といったら毎日30度を超える猛暑が続く。
もちろん湿気という嫌〜なやつまでセットだ。
そのおかげで日中は外出せずほぼ室内生活、そして時々ビーチ、たまにアペリティーヴォ。
ビーチとアペリティーヴォを除けばQuarantineの時とさほど変わっていない……かもしれない。

そんな暑い日が続くので、今日も朝に仕事を片付け迷わずビーチへ。
今日のビーチはいつもより海が澄んでいて人も少ない。
静かな場所を選び、日焼け止めを塗る。
軽くストレッチをしたら、いざ入水。
そして、沖まで行っても海底が見える透明度の高さに感激したら、岸へ戻り、炎天下でエスプレッソを飲みながら、日本ではあまり見かけない面積の少ないスタイリッシュな水着を着た可愛い女子のお尻を「いいな〜」と目で追う。あとはみんなが着ている水着も透かさずチェック!

今日は雲ひとつない快晴。

ビーチへ続く階段。プライベートビーチは入れないので、その横の空いている場所が狙い目。

そうそう、サレントに来てからビーチが近いのと、暑いのとで、海へ行く機会が増えたんだけど、最近よく聞く言葉がこれ。

「Fare il bagno」

Bagnoって、お風呂とかシャワーとか、トイレという意味だから、トイレ行くときやシャワーを浴びる時に使うんだけど、イタリア人は、海やプールに入るときも、

この「Fare il bagno」を使う。

授業でよく出てくる「泳ぐ」なんて動詞は誰も使っていない。

泳ぐわけではなく、足のつくところで遊ぶだけだからBagnoというらしい。
ん〜、なるほど!

ここはサンドビーチ。ローカルからツーリストまでたくさんの人がやってくる。

ちょっと前に行った素敵なPizzeria。名前は不明。トマトソースにプロシュートと新鮮なモッツァレラとバジル。同じイタリアでも本場のピザはやっぱり美味しい。

食後のティラミス。お腹いっぱいで入らないと思ったら美味しすぎてちゃっかり完食。今まで食べたティラミスの中で一番美味しかった。

6月17日、ナポリが大変なことになっていた。
コッパ・イタリア決勝戦で、ナポリが強豪ユヴェントスを破り優勝したということで、街中がお祭り騒ぎ。見ているこっちが心配になるぐらいだ。数ヶ月前まで1日の死者が数百人という悲劇に直面していたとは思えない。これが国民性というやつなのだろうか?



そして最後は明るいニュースをお届けします。
6月24日は、ロックダウンになってから初めてロンバルディア州のコロナウイルス新規感染者数が100を切った。数ヶ月しか住んでいないけど、ロックダウンを経験した身からすると本当に嬉しい。

では、そろそろ12時を回る頃なので、おやすみなさい。

アーカイブはこちら。

Tag

Writer