
TRAVELER’S CONTAINER #15
イスラムを肌で感じた旅
Contributed by Nana Ogura
Trip / 2019.05.24
“TRAVELER’S CONTAINER”は、旅の途中で手に入れたいろいろな物を詰め込んで思い出をパッケージする箱。100人いれば100通りの旅があるように、思い出も中身も様々だ。この箱は、その人の旅を映し出す鏡。箱を覗けば、再びあの光景がよみがえってくる。思い出の品々を通して、旅人の足跡を辿っていく。
TRAVELER’S CONTAINER TRIP STORY
Sep.2016-Oct.2016
Morocco
Nana Ogura
Sep.2016-Oct.2016
Morocco
Nana Ogura

1:ラバトのスークで買った頭に巻くヒジャブ
2:モロッコの選挙の紙
3:フェズからシャウエンまでのバスのチケット
4:カサブランカからのバスチケット
5:サハラの砂
6:バスのチケット
7:ボルビリス遺跡の入場券
8:エッサウィラで買った口で筆をくわえ絵を描くアーティストのポストカード
9:メルズーガで買った魔除けのファティマの手のキーホルダー
10:マラケシュにあるマジョレル庭園のパンフレット
11:トドラ渓谷のすぐそばにある日本人宿オーナー、のりこさんの撮影した写真
12:ベルベルの民族柄のピアス
13:モロッコのお金、ディルハム
14:マラケシュのスークで買った羊の革でできた財布
15:モロッコの選挙の紙
16:フェズでお世話になった家族にもらったアンクレット
17:バスのチケット
<About Trip>
①旅した場所と期間を教えてください。
モロッコ
2016年9月21日〜10月5日の約2週間。
②今回の旅を一言で表すと?
イスラムを肌で感じた旅。
③旅に欠かせないものは?
日記や感じたこと、閃いた言葉を書いたり
現地で手に入れたチケットなどをまとめておくトラベルノート。
④旅先でお気に入りのスポットは?
メクネスという歴史ある街。
⑤どんな人々との出会いがありましたか?
現地の人と仲良くなり、実際にほぼ全ての日数現地の人の家に泊まった。
そのおかげで現地の生活に密着した時間の過ごし方ができた。
お祈りをするムスリムを目の当たりにしたり、
イスラムへの自分の中の疑問を直接聞いてみたり、
ヒジャブをかぶってハマムというサウナへ行ったり、
お買い物をしたり、一緒に金曜日のクスクスを食べたり。
この旅でお世話になったモロッコのお母さん、友達みんなとの出会いが旅を超えて、モロッコの日常だった。
⑥このBOXにタイトル又はテーマをつけるなら?
「نور」(ヌール)、アラビア語で光の意味。
⑦旅するとき必ず毎回持ち帰ろうと決めているものは?
毎回は特に決めてはいないけど、モロッコではアラビア語が書いてあるチケットやサハラの砂を持ち帰ろうと決めていた。
⑧旅のだいごみはなんでしょうか?
知らない世界を、生活を知れること。
知らなかった誰かに出会えること。
⑨目的地を選んだ理由を教えてください。
東南アジアの旅には慣れてきて、ただ遠くへ、誰も知らない地へ行ってみたくて
いつか憧れたモロッコへ勢いで旅に出た。
⑩旅先で印象に残っているアイテムのエピソードを教えてください。
実はこの旅は2度目で同じ年の5月にモロッコへ行った時に、
現地の友達たちと一緒になってラマダンを1週間しこと。
現地の人と同じ生活をすると距離がぐっと近づくし、
何よりイスラムをとっても身近に感じ、学ぶことができた。
⑪感動したことや衝撃を受けたことなどがあれば教えてください。
わたしの出会ったモロッコ人からはイスラム教の六信五行など、とても人生が豊かになる。生き方を、他人に感謝と愛を伝える生き方していることに衝撃と感動を感じた。
日本人には少し照れくさいくらいモロッコ人の生き方は素直で羨ましい。
わたしはモロッコ行くまで「イスラム=なんか怖い」と思っていたけど、メディアから流れてくる一部の情報でフィルターのかかってたわたしのイスラムへの見方は180度変わった。
⑫今回の旅はあなたにとってどのようなものになりましたか?
23年生きてきて、一番行ってよかったと思う旅になった。
モロッコへ行っていなかったら今の私の人生や考え方は違ったと思う。

マラケシュの光が綺麗な道

エッサウィラのスーク、スークはどこもごちゃごちゃしていて宝探しのよう

いつか行きたいと憧れたサハラ砂漠

青い街シャフシャウエン

ポストカードを描いてくれたアーティスト

夜のマラケシュ

シャウエンで出会ったスペイン語を話す子供たち

ラマダン時の夜ご飯

仲良くなった女の子

光が綺麗だなと感じたモロッコ 1

光が綺麗だなと感じたモロッコ 2

光が綺麗だなと感じたモロッコ 3

光が綺麗だなと感じたモロッコ 4

お世話になった家のお母さんが奥でクスクスを作ってくれる金曜日

砂漠の町、メルズーガーで出会った女の子
Nana Ogura
1995年横浜生まれ。桑沢デザイン研究所卒業後、湘南を拠点に旅するデザイナーとしてWebデザインからエディトリアルデザインまで幅広くデザインを担当。日本国内/世界中を旅をしながら、趣味でフィルム写真を撮っている。
IG:populan
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anna magazine
「anna magazine」は、ファッションからライフスタイルまで、ビーチを愛する女の子のためのカルチャーマガジン。そして、「anna magazine」はいつでも旅をしています。見知らぬ場所へ行く本当の面白さを、驚きや感動を求めるたくさんの女の子たちに伝えるために。









































































































































