2日目の朝の可能性は無限大

To Me, Somewhere in the World #120

2日目の朝の可能性は無限大

Contributed by Yoko

Trip / 2024.03.13

『“今”の心地よさを一番大切に』
未知なモノすべて知らないことを知りたい、自分に忠実に生きるフリーランスのWebライター・編集者Yokoさん。旅の話をリアルタイムで、時に振り返りながらつづる旅連載。


#120


2泊3日でソウルへ。目的はいつも通り、美容皮膚科とコスメ類の買い物。本当はチェジュやら他の都市も行こうと思っていたのだけれど、結局旅程がキュッとなって2泊に。

思うが、2泊はちょうどいい。最近は帰る理由もないからと、旅と旅の間を繋げていたけれど、間延びしている感も否めなくて。もっと居れるけれどその前に帰る……くらいの刹那的な日程が、実は最強なのかもしれない。だからなのか、2日目の朝の「何でもできる」可能性の無限大さは最強だった。


ソウルの冬は寒い。



オリヤン明洞。大人気すぎる。


1時間かけて出国審査を通過したら、まずはホテルへ。急いでいることがあまりないので、いつも仁川からは普通列車でのんびり街中へ向かう。コンビニでキンパだけ買いつつ、「英語わからないよ」の何だかんだ優しいお姉さんにカトラリーをもらい、ホテルにインして食欲を満たしてから街へ。

冬だからか屋台も冬仕様。ちょっと博多みたいだった。いろんな屋台に人が集まっている感じ。身を寄せ合って食べるご飯。明洞まで散歩して、1日目は見るだけのつもりだったのにちゃんと爆買い第1段をしてしまった。




Soha salt pond.


2日目は朝から仁寺洞方面へ。どこにでも行けそうなくらい足が軽い。そもそも「朝、散歩しよう」なんて日常では思わないのに、旅先では気分が上がるイベントに昇華するのが不思議すぎる。

塩パンが人気だというお店を訪れたら、日本人もそこそこいて、やや複雑な気持ちになる。近年はガイドブックではなくインスタをメインに情報収集して行き先を決めているが、わざわざ外国に来てまで日本人に会いに来ているような気がして。情報収集のやり方を変えねばなるまい。ともかく塩パンはそこそこ美味しかった。


アモーレ聖水。



Lazy yogurt.


聖水洞でアモーレ聖水に立ち寄り、お昼には江南でギリシャヨーグルトをいただく。手のひらサイズなのだけれど、ぎっしり詰まったヨーグルトなのでかなり満たされてびっくりした。マートやダイソー、オリヤン、MUJIなどを見ながら皮膚科までの時間を潰す。結局、今回の皮膚科ではいろいろな初メニューを試してみたが、何だかんだ痛くて涙が流れる。効果が出るといいな。しかし円安はつらい。帰りはまた明洞に立ち寄って、ホテルまで歩いて帰った。仕事して、朝から夜まで歩き通して、仕事して、と、トリプルチーズバーガーみたいな1日。




ラーメンコンビニの朝。


最終日の朝はホテル近くのラーメンコンビニへ。無人店舗でお金を払い、袋麺を選んで調理スポットに置いたら自動でラーメンが出来上がるシステム。調理自体は簡単だったが、機械で選んだラーメンと同じラーメンを見つけて選ぶのが一番難しかった(笑)。


帰りの飛行機は窓際。


13時過ぎの飛行機が1時間以上遅れ、さらに遅れ、帰国できたのは夜。しかも顔に日光を浴びたくない時に窓側席の試練をいただいてしまったけれど、着陸前の景色は本当に綺麗だった。好んで座るのは通路側の席だけれど、たまになら窓側もいいな。



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  • Yoko

    長野在住、北海道出身。世界一周予定が新型コロナウイルスの影響で中止に。東京から葉山、長野へと拠点を移しつつ、国内外を自由に旅している。レバンガ北海道(#11)とアイスが好き。フリーランスのWebライター・編集者。