物価格差

unusual #8

物価格差

Contributed by YUKA

Trip / 2020.04.30

東京で暮らす日々の中で、心に少しでもゆとりをもって生活できるように、刺激を求めて世界各国を旅してきたYUKAさん。“非日常生活での経験は、わたしの暮らしへのスパイス”と語る彼女が旅の中で見て、知って、感じたことをフィルムカメラで撮りためた写真とともにお送りします。


#8

Arugam Bayで感じたのは通貨の格差、物価の格差。

自転車で10分走った先には住んでいる人たちのリアルな生活があって、食料品や食堂でのランチは観光地に比べると2分の1程度の価格設定。
どれだけ観光地でぼったくっているかがわかる。ただ、それでも安いのだ。ドルや円、ユーロに換算すると、こんなにもぼったくられているのに安く感じる。ツーリストたちは気持ちよくバンバンお金を落として帰っていくのだ。

朝ごはんを作りに来てくれるお母さんも、あちら側で生活していて、こちら側に稼ぎに来ている。この物価や賃金の格差がなくならないと、きっとこのお母さんがどれだけ頑張っても飛行機に乗って東京に遊びに来るなんてことは難しいだろうなと思った。

そりゃあ工場を東南アジアに作って、安い賃金で働いてもらえば、人件費を削減できてより安く売ることができるよね。きっとその国ではその賃金で満足なんだろうし。人が働く重みやその人の時間は全人類が平等であるべきなのになぁ。難しい問題だ。

スリランカは、きっと東南アジア入門編にはもってこいの国だと思った。これを基準にしていいのかわからないけど、ストリートチルドレンがいるほど貧しくないし、街もそこまで汚くない。首都とそれ以外では差を感じたけれど、貧富の差もそこまでひどくない印象だった。

人は穏やかで、無条件に優しくて、みんなインド人とは違って俺たちは優しいからねって自負しているところが面白かった。

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ついのんびりしちゃったArugam Bay ともそろそろお別れ。

旅も折り返し地点。帰りのチケットに合わせてそろそろ移動しないと間に合わなくなっちゃう。


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