テンテンの回

CIRCULATION #12

テンテンの回

Contributed by ERI

Trip / 2021.10.15

「もしかしたら奄美大島の島んちゅたちは、世界が丸ごと見えているのでは?」とアーティストERIが特別なパワーを感じた奄美大島。彼女がナチュラルでいられるセカンドホーム・奄美をスタート地点に、世界中で暮らす人々の生活の”CIRCULATION”が詰まった連載!


#12

仲間達と話している時、

よく話題にのぼるのが、飼い犬のこと。

犬を飼っている人は手広海岸に連れてきて、みんな触れ合っている。

だからよく話題になるのだろう。

そんな、奄美のワンコ界でも特に有名犬なのが、

ぶーさん家にいる「テンテン」だ。

テンテンは雑種で、ブリーダーさんに育てられて、ぶーさんが引き取ったそうで。

顔はラブラドールみたいな見た目なのに、

体格は柴犬くらい。

それにシッポもくるくる巻いてる。

人懐っこくて、甘えん坊で、食いしん坊で、

ぶーさんちに集まって飲み会をする時は、

テンテンも当たり前のようにみんなと一緒になって座って、なんだか嬉しそう。



ぶーさんちに泊まらせてもらってる時は、

私がテンテンのお散歩係になっていた。

用安の雰囲気は、すごく、ゆるやかで。

海岸までの道をテンテンとゆっくり歩き、、

たい!!!!

テンテンが早すぎる!

もっとゆっくり歩こうよー!!!!!!!!!

容赦なくなめられて引っ張られるエリでした。


夏は暑いので、夕方になったらお散歩に出かける。

用安海岸につくと、いつもサンセットが綺麗だった。

「きれいだねー」って話しかけると、

ちゃんと振り向いてくれるテンテン。

粒の大きめの白い砂浜は、いつも少し湿ってた。


ある日、私はテンテンに「バーン!」(銃でうつマネのやつ)を教えようと思った。
バーン!

って言っても、キョトンっとしてる。

当たり前だ。

「バーン!」って言った後に、こう、倒れるんだよ、って教えても、

キョトンとして、シッポふってる。

かわいい。笑

しかし!

ある発見をした。

「バーン!」って言った後に、

フッと少し息をかけると、

「参りましたァァ〜!」と言わんばかりに

お腹見せてドーンっと倒れた。

コレコレ〜!!!!!!

ぶーさん、私、ぶーさんが働いてる間に、テンテンに、バーン教えたよ。


寝ようとすると、部屋に侵入してきて、お布団をひとしきり荒らして帰るテンテン。

夜になると動き出す、悪い顔したテンテン。

(食べ物が置いてあると大変)

毎晩一緒にぶーさんと寝るテンテン。

ぶーさんの相棒のテンテン。


ぶーさんはギターが上手。

歌を作ることもあって、それを聴くのをいつも楽しみにしてる。

そんな名曲の中で、テンテンの歌というのがある。



僕の名前はテンテンさ

いつも1人でお留守番

今日は天気が良いから

手広で散歩ができる



2020年の夏

みんなから愛されるテンテンは、空へ旅立ってしまった。

ぶーさんは、テンテンが亡くなってしまったことを連絡してくれた。

「可愛がってくれてありがとう」と。

「もうあれから1年経ってしまったのか」と。

いつも一緒にいてくれてありがとう。

かわいいテンテンは、今もみんなから想われてます。


そんな奄美の愛されるワンコのお話でした。

BGM
おばあちゃんのことが大好きな犬の話/カサリンチュ







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