To Me, Somewhere in the World #10

日本でもロードトリップをしよう【前編】

Contributed by Ai

Trip / nov.13.2020

2020年3月、会社を辞めて世界一周の旅に出る……はずだったAiがいつか夢を叶えるお話。笑いあり涙あり(?) 、蛇行しまくりな人生を連載「To Me, Somewhere in the World」にてシェアしていきます。ここからどう起死回生していくのか、ぜひ見届けたい。乞うご期待!

#10

夏の話。



緊急事態宣言が解除され、徐々に県を越えての往来が再開され始めた頃、私はある事で頭がいっぱいでした。



「夏の白川郷に行きたい」



岐阜県・白川郷といえば冬が有名ですが、私は大学生の頃からどうしても夏の白川郷に行きたかった。



皆さん、昔に流行った「ひぐらしのなく頃に」っていうサウンドノベル、覚えてますか?
(アニメ化・漫画化にもなってます。ちなみに、2020年10月1日より新シリーズ放送中)



とある村落で連続して起こる不可解な死・失踪事件を追っていくストーリーなのですが、作品に出てくる「雛見沢村」のモデルが白川郷であることは有名な話。



よって、当時は聖地巡礼がかなり流行っていました。



行きたいと思いつつ、大学時代は部活三昧、海外に住んでからは海外旅行三昧だったので、国内旅行はずっと後回しになっていました。



そして国内移動しか出来ない今、温めてきた想いを実行に移す大チャンス。


ということで、鯖江〜白川郷〜飛騨高山〜黒部ダム〜金沢のロードトリップをしてきました!


福井県の鯖江はメガネフレームの生産で国内No.1


早朝、友人と金沢駅に集合→レンタカーを借りたら、まずは福井県のめがねミュージアムと恐竜博物館に向かいました。



最後にロードトリップをしたのは、2019年夏のハワイ一人旅。



あの頃は、こんな世の中になるなんて夢にも思わず「次はハワイ島とマウイ島に来よう」と、当たり前にすぐ次の機会が来ると思ってたな〜。



そんな事を思い出しながら運転してると、少し切なくなりました。


ずっと来てみたかった恐竜ミュージアム。


カメラ目線いただきました。リアル……。


ひょこっと入ったランチが大当たり。(名前忘れちゃった、ごめんなさい)


お昼を過ぎた頃、福井県を後にして白川郷へ。



私の大好物である大自然の山道を行きながら、途中Google マップで誘導された道が封鎖されて行き止まりになっていたり。



だいぶ時間がかかりましたが、夜には無事、白川郷に到着。

初日は暗くて外の景色が見えなかったけど、伝統的な合掌造りの宿には感動しました。

そして、ご飯が美味しい!! 
お腹いっぱいになったあとは、幸せな気持ちでふかふかの布団に包まれながら就寝。




夢の合掌造りに宿泊!


幸せがここにある……、

***



2日目。



真夏なのに寒くて目が覚めました。

でも明るい日差しが部屋に入ってきていて、なんだか良い予感。


また美味しい朝ごはんをたらふく食べたあとは、いざ、集落を散策!

外に出てみると……。


絵に描いたような快晴。泣



宿泊した民宿『きどや』、おすすめです。


自然、最高。


展望台より

なんて素晴らしい景色。

また1つ、夢を叶えられた。

なんだかんだ、昔から小さな事でもやりたいと思った事は叶えてきたな、私。

***


昔ながらの集落の景観を目の前にして誰よりもはしゃいでいる、テンション爆上がりの私を見た旅仲間がひと言。



「Aiちゃんってヨーロッパの街並みや建造物にはそんなに反応しないのに、日本的な物にはすごくテンション上がるんだね」


な、なんと……
。

これは、自分では気づいていなかった。



もちろん海外も好きだけど、確かに日本の田舎や年季の入った物を見ると、ものすごくワクワクする。やっぱり自分のアイデンティティとして、日本人であることや瀬戸内海の島人であることを強く意識しているからだろうか。

あんなに「こんな狭いところは嫌だ。もっと広い世界に出ていきたい」と思っていたのに。

そうか、私は日本が好きなんだ。

日本の文化も日本にいる家族や友人、故郷の島も。

好きだからアメリカには残らず、帰国する道を選んだんだった。



もちろん今でも色んな国を訪れたい気持ちは変わっていないし、これからも変わらない。

でもそれは、「日本が嫌」だからではなく、ただ「色んな世界を知っている自分でありたい」からだ。



仲間のなに気ないひと言からの気づきで、「会社まで辞めたのになんでまだ日本にいるんだろう」と、自分で自分に乗せていた肩の荷がスッと降りた気がしました。

まだ日本のことだって全然知らない。

しばらくは、日本で新しい世界を見つける旅をしよう。

後編につづく。


分かる人には分かる、ひぐらしに登場する例の神社にて。
撮影:旅仲間yoko


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