It's Not About Me. It's About My Friends. #6
Spotify LA Studio, Jason Dill, The Linda Lindas, 等など登場人物が全員主人公クラス過ぎてレベチ
Contributed by Sho Mitsui
Trip / 2023.08.08
今日は大切な日だ。予定がギュウギュウである。プロフィールにもある通り、僕はチャンネル登録者121万人YoutuberのPDRさんと「痛いおじさんズPODCAST」https://open.spotify.com/show/24JOT4LUuffRJKqjrVBkim?si=zk1jA89cTGGRNRGhJGD7fw
という番組を隔週で配信している。
PDRさんが絶大な人気を誇っているおかげで、Spotify JPの方々からも非常に良くしていただき、人気の新進気鋭ポッドキャスターを意味するRadar Podcasterにも選出していただいた。担当のYuukiさんとご飯に行った時、たまたまお互いが同じ時期にLAに滞在する事が判明し、「あっちで会いましょ!」と軽く約束。その後、Yuukiさんから「良かったらSpotifyのLAスタジオ見学しますか?」からの「何ならLAのスタジオでポッドキャストのエピソード1本録りますか?」という信じられないオファーをいただいたのだ! そんなの即答で「よろぴこです!」に決まっている。折角LAで収録するならLAならではのゲストを呼びたい。Just The Nobody's, Neal Brennanそして今回結婚するRyan Scott Graham等色々声をかけてみたのだが、やはりみんな忙しい。そう簡単に都合はつけてもらえなそうだ。そんな中、先日Zachと一緒に遊んだNeck DeepのWestの顔が浮かんだ。彼ならミュージシャンだし、極度のオタクだし、何せ僕とWestの間にも長年にわたる友情がある。
(これは2021年にLAでNeck Deepのライブを見に行った時に撮った写真)
Westを収録に誘ってみるとこれまた2つ返事でオッケー。素晴らしい。Yuukiさんには「全然1人で旅行記的なエピソードを録っていただいても!」とも言われていたが、流石にこんなにスペシャルな収録なのだからゲストは必須だよね!
Spotifyスタジオ近くのUrth Cafeにて朝食を摂る事に。そう。代官山にもあるやつ。日本に旅行に来る観光客がどこでご飯食べるかで迷って、結局マックとか一蘭に行くパターンあるじゃん? あれと一緒のメンタル。知っている名前だと落ち着くのよ。
朝っぱらからブリトー。イケてるメキシカンスポットに行ける時間も無さそうだからせめてブリトーだけでも食べておかないと。LAのブリトーはどこで食べても大抵美味しいしね。WestとYuukiさんと合流していざスタジオへ!
素晴らしい設備。僕の自宅のラップトップにPDRさんから借りているコンデンサーマイク手持ちとは訳が違う。
約1時間程Westと楽しく話させていただいた。詳しくはポッドキャストの方をお聞きいただきたい。収録後は現地スタッフによるオフィスツアー。
取りあえず、フリードリンクとかコーヒーがあるだけでテンションが30%増しになってしまう僕。
映えなバックドロップ付きのソファーが一際光る、ゴージャスなセット。配信者によっては本棚の中の内容を入れ替えてデコレーションするとの事だ。もっぱらpodcastの収録用に使用される。
こちらは最大6人まで同時収録が出来るpodcast用のテーブル。オンライン会議なんかでも使用する事がある的な事を言っていた気もする。イエローにブラックのコントラストが素敵だ。
こちらがコントロールルーム。1番驚いたのは世界中のSpotifyスタジオがどこも全て同じ機材でセットアップされているという事実だ。そして、どこのスタジオにも全て同じマニュアルがあり、それを元にエンジニアがトレーニングを受けるという。つまりSpotifyスタジオに勤めるエンジニアはどこの国へ行っても同じ操作法でレコーディングに取り掛かる事が出来るわけだ。素晴らしい徹底ぶり。
キャパざっと600〜800人くらいのライブ会場もある! ここでシークレットライブやプライベートコンサートが出来るそう! 「Neck Deepの新作リリースの時に使いたいなぁ〜」とWest。
更に進むと、広々としたカフェテリアが!!!! もう昼時だというのに誰もいないではないかwww な、なぜ???
お次は、巨大なスクリーンを誇るミニシアター! 映画のエクスクルーシブな試写会とか先行上映会等を想定して作られたそうで、コロナ以降まだそれ程使用できてはないとのこと。ここもまたオンライン会議で使う事が多いそう。もったいなっ!!!!
しかし、Spotify Studio LAはこれでは終わらない! 何と、自身のホワイトバック撮影スタジオも完備!もちろん、色を変えてグリーンバックにする事も可能! え?! Spotifyってスチール撮影もするの?! 状態。何でも出来てまうやん!
このSpotifyロゴ入りのディレクターズチェアを一つお土産にお持ち帰りしたいと思ってしまったのはここだけの話。
しかし、これで終わるわけがないのがSpotify Studio。同社のトップコンテンツである音楽を忘れてはいけない。無論、音楽用レコーディングスタジオがあるのは言うまでもないだろう。
めちゃくちゃ広いスペースには貴重な機材がズラリと並ぶ(写っているのはスティーヴィーワンダーのギターリストを務める中村陽平さんとそのお子さん、そしてスタジオを案内して下さったSpotifyの職員さん)。
ギタリストである僕とWestにとって天国だったのはギターのラインナップが豪華な事! 特にギブソンのトリニロペスは現物で初めて見たし、驚くべきは全てのギターのチューニングが合っている事だ。何でも、スタジオが押さえられているか否かに関わらず、ギターを含む全ての楽器を毎日チューニングする職員の方がいるそう。
スタジオ内の機材は全て1人のコーディネーターによって買い付けられており、どの楽器にも背景やバックストーリーがあるそうだ。その全てを伺ったら1日2日では済まない壮大なストーリーが聞けそう。
折角なのでネオンサインの前でWestとパシャリ! Neck Deepもこのスタジオでレコーディングするべきなのでは? 最近はオンラインライブ配信のためにも使われたりしているそうだ。
ここは専属のバリスタが在中する本格的なカフェ。何故か僕らが行った時はバリスタがお留守で、カプチーノは飲めず(泣)
スタッフさん曰く、その辺の下手なカフェで飲むよりよっぽど美味しいらしい! 飲みたかったなぁ〜
お次はリスニングルーム。クラブのvipラウンジ的な、とてもラグジュアリアスな作りだ。
映えなリール動画や、tiktokが録れそうなバックドロップも盛りだくさんだ。
Spotify Studio LAはすごい! もはや、敷地内全体で暮らせちゃうレベルにアメニティーは揃っているし、エンタメ業界に必要な全ての設備が整っている。言うなればトータルプロダクションスタジオ的な造りと言っても過言ではない。圧巻過ぎる。
ところで、ここまで写真をご覧になって読者の皆さんは一種の「違和感」を感じなかったであろうか? 僕は現地にいて、序盤からその「違和感」をひしひしと感じていた。それは......
人がいない!!!!!
めちゃくちゃ立派な施設なのに、ほとんどだーれも居ないのだ。天下のSpotifyなのでもちろんフルリモートワークが認められているのだろうが、それにしてもガランとし過ぎているし、何よりこんなに良い労働環境なのに勿体なくない?
今回このレコーディングをコーディネートして下さったSpotify JapanのYuukiさんによると
「デザイナーがスウェーデン人で、ロサンゼルスの車通勤文化を理解していなかったため、駐車所を作らなかった。結果、通勤するたびに最寄りの駐車場で1日$16を払わなくてはならない」そうだ。そりゃー出勤しないわな。週5日で出勤したら駐車代だけで$90だ。それを会社が出してくれないというのも驚きだが...なーんてもったいないんだろうか! Spotify Studio LA! 僕を雇ってくれたら住み込みで働きます!
と、冗談はさておき、Spotifyのオフィスを満喫してWestとYuukiさんと3人でランチへ。
オフィスから道をまたいですぐのレストランで食事。僕はお決まりのピザ! やっぱりアメリカのピザは基本美味い! ザックリと千切ってのせられたバジルがこれまた堪らないのだ。ジュースもフレッシュで最高。Yuukiさんご馳走様でした!
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Sho Mitsui
元英語教師、現カルチャーコーディネーター。チャンネル登録者121万人越えのYoutuber、PDRさんと一緒に隔週で放送している「痛いおじさんズPodcast」が大好評。いつかはプロPodcasterとして生きていくことを夢見つつ、世界中のセレブにご飯を食べさせて貰いながら、どうにかこうにか息をしている。
https://open.spotify.com/show/24JOT4LUuffRJKqjrVBkim?si=8RaUIp74SSuCydvVtc7bMg
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