To Me, Somewhere in the World #131
過ぎてから気づく喜びとか – 石垣
Contributed by Yoko
Trip / 2024.05.29
未知なモノすべて知らないことを知りたい、自分に忠実に生きるフリーランスのWebライター・編集者Yokoさん。旅の話をリアルタイムで、時に振り返りながらつづる旅連載。
#131
ハワイから帰国後、日常生活もそこそこに、すぐに次の旅へ出た。今回は長めの旅になる予定だが、まずは2泊3日の石垣島から。ハワイと同じく不安定な天気が続いたけれど、合間の晴れ間を活かしながら、海を歩き、プールに入り、街のあたりもぶらついた。
ANAインターコンチネンタル石垣リゾート。
おしゃれクッキー屋で話し込む。
そのほかの時間は、ずっとホテルでのんびり。今回はそれにしに来たのだけれど、ハワイ同様、これまたほんっっっとうによかった。同じところばかり行って、と、攻めの姿勢が崩れた大人と言われればそれまでだが、同じところにばかり行くからこそ得られる安心感や楽しさがあるのだと、再実感した時間だった。
時間帯で変わるおしぼりの香り。
こんな毎日、最強すぎる。
まずはウェルカムドリンクを楽しみながらチェックインをして、館内案内を受けながら、そのままアフタヌーンティーに流れる夕方からスタート。その後は少し部屋で休んで、海岸に出て、館内から館内へ渡り、カクテルタイムでお酒を楽しんだ。夜も部屋でなんだかんだと過ごしていたら、あっという間に寝る時間。
モーニング。そのほか色々。
ずっといちゃうラウンジ。
起きて、モーニングを本当にたっぷり食べて、プールに入って、今日、何にもしていないな……と思って時計を見たらもうお昼。雨の合間に街へ出て、目当ての店に行って、新しい店にも行って、店員さんと話し込みながらお土産を選んで、A&Wでハンバーガー欲を満たして、宿に戻って、アフタヌーンティーをして、部屋で少し休んで、カクテルタイム……と同じような1日をもう一度繰り返したら、また夜がふけた。
マエサトビーチ。
そんな夜にふと、何にも考えずにぼうっとしていられる相手がどれだけいるのだろうと思って、急にびっくりする。沈黙の時間が流れていることすら意識せず、各々がそれぞれのことをしていても気にならず、自然体で過ごせてしまう相手が。取り繕うことが良いか悪いかは別として、少なくとも、一人ではなく誰かといるのに自然な気持ちでいられる時間があるのは、とんでもなく尊いことだなと思った。感謝と思いやりが必要だ。すべてに。
久しぶりにANA続き。
行きは同じ便、帰りは違う行き先。そんな旅ができる相手も限られるだろう。いろんな旅のスタイルがあって、どれもよいが、現地集合や現地解散はけっこう楽しい。東京へ向かう飛行機を見送ったあと、こちらは引き続き粛々と旅を遂行するべく、まずは那覇へ向かう。
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Yoko
長野在住、北海道出身。世界一周予定が新型コロナウイルスの影響で中止に。東京から葉山、長野へと拠点を移しつつ、国内外を自由に旅している。レバンガ北海道(#11)とアイスが好き。フリーランスのWebライター・編集者。