
Mamma mia! #86
イタリアから飛び出して
Contributed by Aco Hirai
Trip / 2021.12.14
#86
ここはアムステルダムのスキポール空港。イタリアへ帰る便のチェックインが終わってフライトの待ち時間にラップトップを開いて鮮明な記憶を書き留めておこうと思う。

ミラノへ帰る便なので、イタリア人が多くイタリア語を聞くとちょっと安心する自分がいる(笑)。
ペルメッソが手に入ったのをいいことに先週から急遽イタリアを脱出して近くの国を巡っていた。
と言っても3カ国だけのショートトリップ。
最近、色々悩む事もあってワンウェイチケットを買って衝動的にイタリアを飛び出した。ちなみに途中まで友人も一緒に。
帰りたくなったら帰ろう、という具合だ。だから電車やホテル、美術館などの観光地を予約しながら巡る感じ。ちょっとバタバタするけど、まぁそれもいい!
まずは友人に会いにベルリンへ。
「ドイツめちゃめちゃ寒いよ〜」と聞いて若干ビビり気味でINしたベルリンだったけど、幸い想像していた以上に暖かく、かなりホッとした。
そして、ベルリン空港に到着したのが午後4時前で、ホテルがあるMitteという中心地へ向かうために電車に乗り込んだのが4時過ぎ。にもかかわらず、外は真っ暗。体感的には夜10時ぐらい(笑)。

街灯も少ないせいか、真っ暗すぎて窓から何も見えない。とても4時とは思えない(笑)。
今回のホテルはベルリンで一番アクセスが便利と言われているMitteエリア。便利さを取ったのでグレードはそこそこ。いや低めかも(笑)。
さて、ベルリンはと言うと・・・
ミラノに比べると街はかなり大きい。特に巨大なビルが立ち並ぶMitteの西側はまるで丸の内のような雰囲気。さらに、お店の店員や駅員はめちゃめちゃ親切で丁寧なので、ついカジュアル!?なイタリアと比べてしまった(笑)。街を歩いていても、イタリアの陽気でお喋り好きで親しみ深い雰囲気に慣れてしまっていたので、静まり返ったベルリンの街が新鮮だった。路上で話している人、チュチュしている恋人たちをほぼ見かけない。そして、特にベルリンはドイツの中でもアーティスト活動が盛んな街と言われていることもあり、移民も多く、そのせいか至る所で耳にするのはドイツ語というより英語。
これが初めて降り立ったベルリンの印象。

赤の市庁舎と呼ばれるベルリンの市庁舎。
あと、忘れちゃいけないのがBIO大国、ドイツってこと。BIOコスメやBIOの紅茶のラインナップが豊富で、びっくりするぐらい安いからBIO好きには天国のような国。ベルリンで一番時間を費やしたのはドラッグストアかも(笑)。

隣の列もその隣の列も奥の棚も全部BIOのプロダクト。

メトロのホーム。意外と低い天井に違和感。
クリスマスシーズンだからベルリンへ来たと言うのもあるけど、絶対に会いたいフォトグラファー@yukokotetsuの友人がいたからと言うのもある。ずっと「会おうね、会おうね」と言いつつ、パンデミックになってしまって会うことができなかったのだ。彼女はベルリンでフォトグラファーとして活動しているので、ためになる話はもちろん、私も頑張らなくちゃ! とモチベーションも高めてくれる尊敬する存在だ。

彼女オススメのクリスマスマーケット、WeihnachtsZauber am Gendarmenmarktへ。

360度どこを見てもおとぎ話のような世界。


本当に凍りつきそうなぐらい寒かったクリスマスマーケット。レストランで食べたソーセージ入りスープが忘れられない。寒い体にはあったかいスープが一番。

とにかくよく食べたソーセージ。上のカレー味ソーセージがベルリン名物とか。

1.3kmにも渡るイーストサイドギャラリーの中でも有名な「独裁者のキス」って呼ばれている作品。旧ソ連のブレジネフ書記長と旧東ドイツのホーネッカー書記長のキスシーンは二人の関係を皮肉ったものとか。
あっという間にベルリン滞在2日間が過ぎ去り、次の目的地へ。

出発の朝。駅のホームから見上げた空は紫のグラデーションが美しかった。
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Aco Hirai
フリーランスエディター・ライター。海外で暮らす親族のおかげで物心がつく頃から海外生活に興味を持ち、カメラ好きの父のおかげで写真に目覚める。中学時代に初めて訪れたポートランドにたっぷり刺激され、そこからファッション・エディターを夢見るように。その後、海外生活を経て、ファッション・エディターとして10年活動し、独立。2020年渡伊、イタリアンマインドに刺激されながらもイタリア生活を満喫中。











































































