家具探し

SEASON 2 #15

家具探し

Contributed by Yuumi Saigusa

Trip / 2021.12.07

25年越しで「NYに住む!」という夢を果たし、理想と現実の生活に日々苦戦しながらも、今まで感じていたNYCのイメージとは違う、新しいNYCで自分の現在地を探すYuumi Saigusaの旅連載!

#15

ブルックリンのデボラさん(デボちゃん)のお家にお世話になっていた際は、10 畳近くある広々とした部屋にベットも机も棚もそして大きなクローゼットまであり、自分で家具を揃える必要はなく身一つですぐに生活が始められたけれども、今回はそういう訳にはいかず、あるのは大きなクローゼットのみ。限られた空間に机も椅子もベットもちょっとしたチェストも、新しい空間作りのための家具がすぐに見つかる訳でもなく。。。でも自分がリラックスするための空間には妥協はしたくない。一生住む訳でもないし今後、先のことなんてどうなるかわからないけど、どこまで妥協できるか考えただけで疲れてしまう。

そもそも新しい家具を取り揃える考えはなかったので、ローカルの人も良く利用しているcraigslist(クレイグリスト)クラシファイドコミュニティサイトをかなり利用した。
内容は中古品の売買から部屋探しイベントやコミュニティ、求人の情報まで。慣れるとかなり使えるので今後も利用したいサイトです。
掲載されているものを出品者と直接連絡して指示された場所に取りに行くだけのシステムなのだけれども、最初は気持ち的に少々ハードルが高く感じられた。それでも一度デビューしてしまえばこっちのもの。意外と簡単に取引きを終える事ができ、皆が利用しているのも納得だった。
掘り出し物はすぐに無くなってしまうので、この時期は常にチェックをする事が習慣になっていました。

時には指示された場所に行ったのに時間通りになっても現れなくて、連絡しても返事がなくて途絶えた件もあったな…。けどそれはよくある事だとその時はかなりめげたけれども、2回目になるとそこまで気にしなくなっていた。こんな風にニューヨークの街でさらに一段階打たれ強くなってしまう私なのだった。

例えばこんな感じの画面。



基本自分で運ばなくてはいけないので購入できない物も沢山あった。



最初に購入したのは机と椅子。それぞれ別々の売主から購入したので引き渡し場所が異なったけれども、引っ越しの移動の際にドライバーにピックアップの場所を回ってもらい無事完了。直接だと使っていた人の顔も見られて安心です。
その後もランプなどちょいちょい細かい物を購入してチェストも10ドルで購入!
バスに乗って持ち帰りの際、横にいたおじいちゃんが笑いながら「チケット売り場みたいだね」と喋りかけてきてその後も横のおばあちゃんに止められながらも2回程笑いながらまた同じことを言ってきた。「そうだねー」と返答したけど、実際自分ではどんな様子か分からなかったから、どこにそんなに笑う要素があったのかチェックしてみるとおじいちゃんからはこんな絵面だったみたい。



おじいちゃんからはこんな画面だったみたい。バスの中にチケット売り場みたいな机があるのがツボだったのかな…。そんなに? そんな出来事もありつつ無事に自宅に持ち帰る事が出来ました。Craigslistで購入したものは引渡しの際に様々なドラマがあった。けど終いには自分も販売する側に回って、かなり熟練になっていました。

こちらは値段に負けて購入した妥協品なのでペイントをしてハンドルを外して何となくカバー。



そしてcraigslistでカバー出来なく、そこまで本気で探さなくても良いものは大体の流れで結局いつものIKEAで。



ブルックリンにあるIKEAは幻かのように小さいけれども食堂から自由の女神が見られる特典が。今回の引っ越しでこの超小さい自由の女神を何回見ただろう…。


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