5時に起きたら銭湯に行こう – 東京

To Me, Somewhere in the World #87

5時に起きたら銭湯に行こう – 東京

Contributed by Yoko

Trip / 2023.07.19

『“今”の心地よさを一番大切に』
未知なモノすべて知らないことを知りたい、自分に忠実に生きるフリーランスのWebライター・編集者Yokoさん。日本国内の旅の話をリアルタイムで、時に振り返りながらつづる旅連載。


#87


久しぶりの結婚式&結婚式(列席)。嬉しい予定で東京に来れた今回は、addressというサービスを使って普通の家で暮らすような滞在をしてみた。たった3日だけれど、久しぶりの東京生活。東京と言えど、聞き慣れない路線の小さな駅から伸びる住宅街は、地方とそんなに大差ないのであった。もちろん家と家の間隔は、とてもとても狭いのだけれど。


東京浴場@西小山。


さて、ずっと行きたかった東京西側にある銭湯へ。かつて住んでいたころに一番訪れやすかったはずの場所へ、何年か越しに自転車で行ってみた。夏はじめの気温、熱中症アラートが出されていた日だったので悩んだけれど、朝早くにぱっと目覚められたので朝風呂を。


めっちゃ朝。


自由に使える電動自転車を借りて、知らない街の坂を上がる。辿り着く前にサイフを持っていないことに気づきショックを受けるが、スマホで調べてみたらキャッシュレス決済OKだった。近代的な銭湯、ありがたい。


楽しいスペース。


たどりついた秘密基地のような可愛い銭湯。5時から朝風呂に入れることも驚きだが、中は綺麗に保たれていて、漫画や雑誌が置いてある休憩スペースも可愛らしくて面白かった。昔ながらのお風呂やアメニティが置いてある脱衣所もいい。お風呂上がりに牛乳や駄菓子を楽しめるのもいい。人の少ない朝と言えど連休中の銭湯にはそれなりに人がいたが、それこそ暮らす人々に溶け込むような時間だった。


中学生以上が上がれる2階。


帰り、たてつけが悪いと聞いていた自転車が押し出せなくなる。一人困っていると、声をかけてくれたシャキっとした体型のおじさまがいて救われた。だけど結局は動かせずゴメンねと言わせてしまう。炎天下になりかけている朝の東京を、このまま重たい電動自転車をひきずって帰るしかないのか……と絶望していると、掃除をしていた別のおじさまがおもむろに自転車を動かし、ついにはまた動くようにしてくれた。感動。無事、快適に帰れました。


現金を忘れたので牛乳はコンビニで購入。


東京に住んでいた時は、ほぼ会社と家の往復しかしておらず、行きつけの店も場所も特になかった。知っている人や友達はたくさんいたけれど、いわゆる「なじみ」のものがなかった。今は長野でそれがあり、住んでいる街への印象は大きく違う。東京に来てみても、ちょっとこちらが心を開くだけで思わぬ会話ができるとわかるようになった。

また住みたいとはまだ思わないけれど、銭湯に行ったらまたちょっと東京が好きになったという話。



アーカイブはこちら

Tag

Writer

  • Yoko

    長野在住、北海道出身。世界一周予定が新型コロナウイルスの影響で中止に。東京から葉山、長野へと拠点を移しつつ、国内外を自由に旅している。レバンガ北海道(#11)とアイスが好き。フリーランスのWebライター・編集者。