Let's Kiwi time! #5
行き先はまだわからない
Contributed by HARU and ASKA
Trip / 2023.09.07
#5
今回から少し時間を遡って、NZに到着した当初のことを書きたいと思う。最近はSNSやYouTubeで簡単に情報を集められるワーホリ。何がしたいか、目的によってプランは人それぞれ。
This is how we do it ♪
その頃は2月で、ちょうどこちらの季節は夏の終わりに向かう頃。
日本にいたときに滞在地を決めてこなかった私たちは
色々な人にニュージーランドのどこに住むの? と聞かれても、まだ分からないです! と答えていた。
親にはかなり心配されたけど、「大丈夫よー♪」となんくるないさー精神でやってきた。というのも、ファームを一度経験してみたかったから!
ファームでのお仕事は、その年によって天候や収穫の時期が変わるため、数週間前に募集が出ることが多いらしいのだ。(のちのち知ったことなんだけどね)
NZで初めて降り立ったオークランド。そこで約1週間滞在しながら、住む場所を決めることに。
バックパッカー向けのウェブサイトやfacebookのグループで求人を探して、手当たり次第連絡を取る。その中のひとつ、キウイファームの求人を出していたワーキングホステルのオーナーから返事が来た。土地勘がまだまだなかったので、Google Mapで場所を見てみると北島のかなり上の方だった。
翌日、返事が来てそこのワーキングホステルの枠を空けてくれることになった。「まずは現地まで来てほしい、話はそこからだ」とのこと。(頭の中の翻訳)
その瞬間、住む街が決定!
私はあまりピンと来てなかったけど、ASKAはなかなかこんな北の方に住むことなんてないはず! とノリノリ。
その街の名はケリケリ。
名前が可愛いよね。
Keri Keri
マオリの言葉で、”dig dig”や”keep digging”という意味らしい。マオリ語には、日本人には馴染みのあるサウンドが多くて初めは驚いた!
オークランドから、バスに揺られてケリケリへ向かう。
並んでください、順番に、などの誘導もなく、運転手のおばちゃん1人が50人近い乗客の荷物を詰めながら、続々とバスへ乗り込んでいく。
前半、お決まりの牛さんの写真を撮ってテンションが上がっていたけど、後半は山道に入り2人とも車酔いに……。
バスの中にお喋りさんがいて、余計疲れてしまった。
それも旅の醍醐味だ! と楽しめる余裕もなくなったり。
途中のトイレ休憩での下車で少し回復。
旅人は大変だ。
私のカメラロールにはこういう写真が多分100枚くらいあります(笑)
ケリケリの手前にあるパイヒアという街。
5〜6時間何も変わらない田舎道の景色から、久しぶりにこういう建物が見えて、ここで降りたい……!と思った(笑)
バックパッカーもたくさんここで下車したのもあって、この街にいつか帰って来たいなとGoogle mapでピンを立てた📍
ケリケリには4:30着予定だったのに、実際に到着したのはなんと7:00!
1人で運転していた運転手さんに感謝し、車酔いから解放されることにも安堵。次から酔い止め必ず飲もう。辺りは薄暗くなっていたけど、無事ホステルにも辿り着いた。バス停から5分。
ニュージーランドでの初めてのHOME。
夕陽が綺麗で、歓迎されている気分だ。
ホステルの前の道路では住人の男の子2人とすれ違い、絶対いいヤツで安心。チベット出身のタンゼンとイタリア出身のザック。この2人とは、出会った瞬間から何か縁を感じた! 今後の人生でも交わる気がしたよ。
忘れもしないDAY1☝️
つづく。
HARU
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HARU and ASKA
うちなんちゅと関西人、時間の流れの違う世界で生まれ育った2人。英語を学び、旅に出た、コーヒーを通していろんな人生と出会った、そしてまた旅に出た。異なるふたりの、ひとつひとつの共通点が一つの線になっていく軌跡を書き連ねる。