The one and only Denmark #2

世界一の学生寮での生活開始!!

Contributed by Sayo Yoshida

Trip / aug.13.2020

小さなハートに収まらないほどの好奇心を躍らせながら、何事にも全力な大学生、Sayo Yoshidaさんの連載「the one and only Denmark」。世界トップ大学で勉強に励む傍、Hyggeな暮らしを通して出会うデンマークの仲間に、人生で必要なエッセンスを教わる日々の暮らしをお届けします。

#2

さて、やっとこれから住むおうちが見えてきて、ホッとしたのも束の間…。

「ヨーロッパ特有の石畳で、重いスーツケースをゴロゴロと運ぶ」というミッションがまだ残されていた。

やっとの思いで到着したティットゲン(Tietgen)。



この寮は驚きの要素がたくさん詰まった「世界に誇れる特別な寮」だ。

私は結局交換留学生活の1年間をこの寮で過ごすことになるのだけれど、寮で出会った仲間(特にキッチンメイト)が、かけがえのない家族であり、親友になることを、この時の私はまだ知らなかった。

建築デザインはもちろん、コミュニティが充実しているのと、なんといっても居住学生のそれぞれの個性が1粒1粒キラキラと輝きまくる、魅力的な寮なのだ。

留学ライフを綴っていく前に、この寮を紹介した方が、私のデンマーク生活の魅力が伝わりやすいかもしれない。

デンマークの首都、コペンハーゲンに位置するこの学生寮は、360度に渡って規模も存在感も大きく構えられていて、全部で360の居室がある。

0階(ヨーロッパでは1階を0階、又はグランドフロアという)は共有スペースになっていて、1〜6階が居住空間になっている。各階が5つのブロックに分かれていて、それぞれのブロックごとに大きなキッチンルーム、テレビルームが共有スペースとして与えられている。これらのスペースを使うのは、デンマーク人学生10人、交換留学生2人の計12人だ。

現地の学生がこの寮に入居するには、かなり高いハードルがある。
「成績優秀で個性で溢れ、コミュニティにオープンな人」が入寮条件になっているうえ、入寮希望者は300-400人待ち!!! 魅力的な寮になるのは必然というわけだ。

と、寮の紹介はこれくらいに…。
本当の魅力が、連載でうまく伝わるといいけれど。

寮の入り口。4メートルは余裕で超えちゃうくらいの大きな重い門を開けて、いざ、鍵を取りに。

管理人はおしゃべり好きで早口な、笑顔が素敵な女性。寮のコミュニティと、オープンソサイエティな寮生活を思う存分楽しむためのガイドラインの説明を受けた。

時差ボケと緊張で少し疲れた頭をもう一回フル回転させて、会話に追いつけるように頑張った。「の寮に入寮して生活を目一杯楽しむこと」は、デンマークの留学の目的のひとつ。やっとスタートダッシュを切れた!

エレベーターに乗って自分の階を押して気づいた。

「あれ? 閉じるボタンがない」いつも閉じるボタンを押していたから、「ベルマークを押すのかな? けどこれって明らかに非常時用だよね?」と考えていたら、勝手に閉まった。
デンマークのエレベーターで閉じるボタンを見たこと、少なくとも私はなかった。

デンマーク人はせっかちじゃないのかも…。

そしてやっと到着!!!



わいわいしている雰囲気を想像していたから、扉を開けた時のシーンとした空気は意外だった。後から知ったけれど、実は、7月後半から8月は、デンマークの夏休みの真っ只中。寮の半分の人はサマーホリデーで旅行に出かけていたのだ。

キッチンを後にして、自分の部屋に向かう。
身長が高いデンマーク人用に、扉はどれも背が高い。部屋の扉も2.5メートルはありそう。

とっても広いお部屋!

家具は備え付けで、デンマークの木材を使用した温かな雰囲気の部屋だった。この寮の学生はそれぞれ好きなように自分の部屋をデザインすると聞いていたから、「どんなふうにデコレーションしようかな」と私はウキウキだった。

その日の夜と朝食を近所のスーパーで用意して、キッチンに帰ってきたら、初めての友達がいた。イルカが大好きで、海洋汚染の問題に取り組んでいるフレドリッカ。すごいウェルカム精神を持つ彼女は、私のバックグラウンドについていろいろ質問してくれて、キッチンのメンバーや雰囲気も教えてくれた。とにかく、話せたのが嬉しかった!!

「疲れていると思うから、また明日お話ししよう! ゆっくり休んでね」と優しく声をかけてくれて、この日は眠ることにした。デンマークでは「おやすみ」の後に必ず“Sleep tight!”か、”Sweet dreams!”とスイートな声をかけてくれる。寝る前に気持ちがほっこりする魔法のワードだと思う。


写真の左がフレドリッカ。これは留学終盤のパーティの写真。生活の楽しさとワクワク感、幕開けが伝わるかな?

この日は部屋についてホッとして、友達にも会えて嬉しかったから、すぐに眠りにつくことができた。
それにしても、夏のデンマーク。外の明るさは9時過ぎまで続いていた。

Sayo

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