Mamma mia! #166
日常に見つける小さなハッピー
Contributed by Aco Hirai
Trip / 2023.07.04
朝、目が覚めて、寝転びながら眺める天窓。
この小さく切り取られた窓から青い空が見えたら、それだけでちょっとポジティヴな気分になれる。
「今日も1日いい日にしよう」って。
ここから見える空が結構好きだったりする。
外出中も鮮やかな緑の葉っぱに、カラフルな花が咲いているだけで幸せな気分になる。
ふと、見上げた空と花と、
こんな日常の中に落ちている小さな「幸せ」に気づけた時は、大抵自分に余裕がある時だと思う。
忙しかったり、考え事をしてたりすると、周りが見えない時があって、小さなハッピーを見逃してしまう。
足元。目線を下へ。
そんな何気ない日常、いつもの時間。
7月がスタートした。
さて、先日地元のPiacenzaで行われていたハンドメイドのメルカートに行ってきた。たまたまランチの食材を買いに行った時に見つけたので、入ってみることに。
イタリアではメルカートって呼ばれるこじんまりとしたマーケットが至る所でよく開かれているんだけど、メルカートによってかなりレベルに差がある。
私の住んでいるエリアの話になるけど、例えば毎週末、街の中心地で開かれるメルカートは、とんでもなくインチキくさいアイテムがズラリと並ぶレベルの低いもの。(←行ったところで買うものはないので訪れもしない)
月に1度開かれるストリートをホコ天にして行われる大規模なメルカートは、アンティークなものからハンドメイド、アート作品が並ぶ、中ぐらいのレベルのもの。
で、今回たまたま通りがかって、「楽しそう!」と思って入ってみたのは、厳選されたハンドメイドアーティストだけが参加できるちょっぴりクオリティ高めのメルカート。
このエントランスのおかげですぐにメルカートが開かれていることに気づいた。
さらに奥へ進むとこんな感じ。両脇に写真作品が飾られている。
さらに中はちょっとした広場があって、左サイドはテーブルと椅子が置かれたフードコーナー、右サイドは、15ブランドほどが出店するメルカート。
ドライフラワーを手掛ける人や、
草花で染めた洋服やファブリックを作る人、
オーガニックのソイワックスを使った手作りキャンドルを作っている人などがいた。他にも布ナプキンやバッグ、ポーチなども売られていた。
メルカートはお店とは違って、直接作り手と会話をしながらお買い物ができたりするので、普段は出会わない新しい発見や出会いがある。
それが醍醐味だったりする。
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Aco Hirai
2004年オーストラリア移住、2005年帰国、2019年マルタ島留学、2020年イタリア移住。 海外で活躍する日本人を取材したImhereマガジンを不定期で発信しています。(インタビュイー募集中)