Hola Barca! #73

行き当たりばったりバルセロナ奮闘記

最終回 バルセロナ また会う日まで!

Contributed by Miyu Fukada

Trip / 2021.06.21

逗子からバルセロナに活動の拠点を移し、現地での生活に奮闘する写真家Miyu Fukadaさん。彼女の行き当たりばったりで、面白さ溢れる新鮮な日々の様子をお届け!

#73

今バルセロナの空港で書いてます。
感情の滝に打たれてるけど何も感じない。
感じたくないのかも。

うわ。色んなことがこの一週間で起きて気持ちが何も追いついていない。
展示は大成功で、本当にいろんな人が来てくれて嬉しかった。
一年半のバルセロナ生活で一年弱はほぼコロナとの生活だったのに、自分でもこんなに友達が出来たのか。
パリから展示に駆けつけてくれたバルセロナで出会った友達や、もうとにかく来てくれた人みんなと話すのに精一杯で写真が全然ない。


今回の展示はこんな感じ


当日の様子。持ってる写真はこれだけ。。


A4/A3に印刷した写真を感じるままにコラージュ。評判がよかったな。


展示にバラを持ってきてくれたのは日本人のお友達。

展示が終わって余韻に浸る間もなく忙しく日曜は朝から撮影。


去年、マタニティ家族写真を撮ったゆうみの息子は早いことにもう1歳! ということで家族写真を。

ここからは、乗り継ぎのロンドンから書いてます。
酔っ払いのおばさんに絡まれてどうにか交わしながらもバルセロナから飛行機に乗って、
離陸したら号泣しそうと思ってたのに、今朝の朝5時に家に帰って来てほぼ寝てなかったので号泣する暇もなく爆睡。

さて、日曜の夜は前に住んでた家のおばちゃんオルガとお家でディナー。
みゆの好きなArroz Negroというイカ墨を使ったパエリアを作ってくれた。


前菜はムール貝。


以前作ってくれた時はイカ墨が足りなくてここまで黒くならなかったけど、今回はちゃんとイカ墨をいっぱいゲットしてくれたみたい!


自家製のアリオリソースと。


月曜。帰るまであと5日。海に泳ぎに行ったら魚がいっぱいいたよ!


よく見る光景。ドッグウォーカーに連れられた犬たちはみんなお利口さん。


そして月曜の夜は最近全然会えてなかった友達のクレメンテとご飯! Bar Jaicaおすすめです。

火曜日は仲の良い友達を家に呼んで最後の晩餐をしたよ。

唐揚げ
春巻き
ヤムウンセン
タラモサラダ(自家製明太子使用)
フムス
を作ったのにあっという間になくなってしまった!


そして友達のシルバーがパッションフルーツのレアチーズケーキを持ってきてくれたのが嬉しかった。

本当に美味しくてケーキ屋さんのケーキみたいだった。忙しい中時間を割いてケーキを作ってくれたのが嬉しかった。


ハカランダ。やっぱり大好きな木。

パッキングを始めたのは出発の5日前の月曜日。



気が遠くなるくらい終わりが見えなかったけど、水曜にある程度終わらせたくて頑張った。
パッキンングの合間にPCRテストを受けに行ったり(ギリギリだった)
トランクの容量が足りなすぎてもう一個カバンを買いに行ったりと
まあ、いつものごとく切羽詰って底力が出るのは変わらない。

木曜日は友達に渡すものを各地に渡しに行って、チャリも無事に売れた!
そして友達のバーに行って気づいたら夜中の3時。
いや前日の夜に色々ありすぎてエモーションローラーコースターだったな。


明け方に見つけたトイレ。誰がここに捨てたんだ。


あと1ヶ月しかないのか、、、
とか思ってた1ヶ月前からあっという間に時間が経って
これがアップされていることにはもう日本だろう。

バルセロナマジックにかかってしまった。
こんな短い時間でこんなに濃い時間を過ごしたのはいつぶりだろうか。
2009年に初めて行ったNY以来かもしれない。
ここで出会った友達は本当にかけがえのない仲間。

去年の8月の満月の夜、仲の良かった友達と喧嘩をした後一人で海へ行った。
ビールを持って。
砂浜に一人座って色々考えながら飲み干した後、もう22時くらいだったかな。
家の方に向かって海沿いをチャリで走っていたら
向かいからイケメンなチャリに乗った人がやってきた。
私に微笑んだとは知らずすれ違った3分後、
気付いたら彼は横を走ってた。

その後話をして、満月の光の中裸で泳ぎに行ったんだ。
映画みたいだと思ってたら、その彼は
「こういうことしたかったでしょ?映画みたいな」
とみゆの心を読んでるかのごとくズバリ言い当てられてびっくりして
「いや」なんて言ったな。

船の運転をするキャプテンである彼は全然バルセロナにいなくて、
それから数回会ったけど、会いたいのにすれ違いで全然会えない友達だった。
メールをしても航海中で返信がないことが8割。
それでもコロナで比較的夏の間はバルセロナにいることが多かったので、
海の近くのスケートパークで見かけたり近くの海でバッタリ会ったりした。

去年の11月には写真展のお知らせをしたその日に写真展の会場にいきなり現れたり、
会うタイミングが全然見つからないのにそういう時には来てくれる友達だった。
今回日本に帰るのがわかった時、帰る日付と写真展のお知らせをした。

「写真展の予定はもうカレンダーに入れてあるから」

と言ってたのに、当日は姿を見せなかった彼。
翌日 
会いたかったよー!
とメールをした。
もちろん返事はなかったのだけど、

帰る3日前の水曜日にいきなり電話があった。

「メノルカとマジョルカに航海に出ていて展示に行けなかった。でもバルセロナに帰ってきたところだから家に寄るね」
と電話がきた1時間後、久しぶりに家に来て会ってなかった間のキャッチアップを。
なんでみゆが日本に帰るのか、みゆの太ももにある巨大なアザを見てその話をしたり、
彼の左の二の腕にある新しい手術の跡の話、あとは実はサーフィンで顔面を岩にぶつけてやばかったんだよとか。笑

パッキング中のカオス状態なみゆの部屋を見ながら、
「金曜日空港まで送ってあげるよ。金曜日に出港しなかったら送れるからまた明日連絡する」と。

その割に、昨日の夕方から連絡が途絶えてて、まあいつものごとくまたいきなりどっかまで船を出さなきゃいけなかったんだろうとは思ってたけど、最悪来なかったらタクシーだなとか考えていて。
実際は夜中に連絡がきて安心したんだけど、今日の朝に会うまではそわそわしていた。

荷物を積み込んで、朝ごはんを食べに連れてってくれた。
2時間しか寝てなくてなおかつ夜ご飯をちゃんと食べなかったからすっごいお腹が空いてたのに
全然食べ物が喉を通らなくて、緊張と、悲しさと、次に何が起こるのかわからない少しの不安と
一年半過ごしたバルセロナでの思い出が大きすぎて。。
多分みゆの顔にそれが全部出てたんだろう。
「バルセロナの魔法にかかったね。ここに住んでた人は絶対戻ってくるんだよ。ずっとバルセロナにいるとバルセロナの良さがわからなくなることもあるから、日本に帰るのはいいことだよ。良い波乗って美味しいご飯食べれるじゃん!」
と彼。
彼はペルー人。もうバルセロナには5年くらい住んでる。


彼が帰り際に「お腹空いたらこれ食べてね!」と渡してくれた。まだ食べてない。乗り換えの飛行機に乗ってこれを食べたら今度は本当に涙が出てきそうだ。

朝ごはん中、いろんな感情が混じって泣きそうで、もういっぱいいっぱいで涙を抑えるのに必死だった。
でもこうやって大事な時にこういきなり現れてくれるかけがえのない友達に支えられて私のバルセロナ生活は最高だった。
またここに帰ってくる理由ができたし、本当にこの一年半で精神的にも人間的にも大きく成長させてくれた。
ここに戻ってきた時にはまた成長した自分で友達に会えるように、これからの新しい人生のチャプターも
私らしさ全開で突き進んで行こうと思う。
一年半 73週、本当にタイトルのごとく"行き当たりばったり"な私のバルセロナ生活にお付き合いいただき、ありがとうございました。

毎週書くって最初は不安だったし、たまに忘れることもあったけどやってよかった。


Muchisima gracias a todos!
Te quiero mucho.

Hasta pronto.




アーカイブはこちら

Tag

Writer