24 hours with girls

As I Like It #21

24 hours with girls

Contributed by Utano Katayama

Trip / 2024.05.13

子供の頃から漠然と「海外に留学したい」と考えていたUtano Katayamaさん。そんな彼女が綴るイギリス、Brightonでの留学日記。憧れの海外生活をスタートした彼女の、小さいけれどずっと大切にし続けたい思い出。

#21


あっという間にもう週末。
イギリスにいると、毎日があっという間すぎて気づけばすぐに週末がくる。
毎週のように仲良しの友達が帰国してしまったり、かと思えば新たなクラスメイトがやってきたり。
寂しくも嬉しくもあって、2つの正反対の感情がごちゃごちゃだ。
そう思うと、毎日楽しまないとね! と思わされる。
家で映画を観てだらだらしたり、スーパーに買い出しにだけ行くといった何もしない週末もあるけれど、今週末の予定はもう決まっている。
今日は仲良しのダムラとユナとパンケーキを食べに行くんだ。
甘いもの好きのダムラがお気に入りのパンケーキがあるカフェに連れていってくれると言う。
ダムラのルームメイトも誘って4人でカフェに向かおうとすると、バス停からの道のりがなかなかに過酷だった。暑さにやられながら急な坂道を何本か乗り越えてやっと辿り着いた先には、お店が人気なのか若者たちが少しだけ並んでいた。
みんなの息切れがおさまった頃、少し話しをして待っていると、思っていたよりも早く中に入れてくれた。
「ツイてるね! お腹ぺこぺこだー!」とみんなで言い合って、早速パンケーキを注文。
メニューが多すぎてとても迷った。


甘じょっぱい味が好きな私はおかず系のパンケーキを注文。(甘じょっぱ派の人は頼んじゃうよね!(笑))


出来立ての、香ばしくて少し甘い香りがテーブル上にふわっと漂う。塩気にメープルシロップが最高に合う。ふわっふわでとってもおいしい。パンケーキ3枚のボリュームはなかなかに応えたけれど無事胃袋の中にすべて収めた。
ダムラのルームメイトとはここでお別れをして、そのあとカロリーを消費しようという目的で(ただ買い物がしたかったんだけれど)近くのショッピングモールへ向かった。


ご機嫌のダムラはしっかりポージング。かわいいキャラクターみたい。




服を見ている間に、お互いの服を選ぶ私たち。お互いこっそり探して、せーのでお披露目。
なぜかみんなパーティー風の服を選んでいて、試着室で着替えてからみんなで大笑い。
たまには友達の服を選ぶのも楽しいね。
盛り上がった私たちは、今晩私の家でお泊まり会をする流れになっていたため各自荷物を取りに一旦解散した。
2人のノリとフットワークの軽さにはいつも驚かされるけれど、毎回毎回すごく楽しんでいる私たち。来てよかったといつも思わせてくれるんだ。

そのあと2人がスーパーで買い出しを済ませて家に来てくれた。
スーパーの袋ぱんぱんで一目見てすぐにわかるくらい、何かたくさん買い物をしてきた様子。
ゴソゴソと袋から出したのはHARIBOグミとお酒。
ダムラによるとグミを入れると少し酔いやすくなるらしい。
だから彼女はお酒を飲むときいつもグミを買ってくるのだ。ユナも信用しきっている様子で、何の躊躇もなくコップに取り分けはじめるから不思議だ。
少し酔いやすくなるという説は全く信用できないけれど、とりあえず試してみよう(笑)。




Cheers!!


肝心の味はというと、ちょっと酸味が強くなった? というくらいで、全くわからない。
そしてなぜかダムラが漢字の刺繍が入った服を着ていた。下に小さくlong dreamと書いてあるこの服はどうやらダムラにとってお気に入りらしく、とっても似合っていた。



ドーナツやポテチを食べながら、好きなアーティストのミュージックビデオを観たり、映画を観たり。
もちろん学校のことや友達のことなどたくさんの女子トークも繰り広げて、気づけば真夜中になるまで話し続けた。みんなでお互いのことを話し出すと時間が足りない。やっぱり、いつでも女子会は楽しいね。



話し疲れて寝てしまった2人を見ていると、私も眠たくなってきた。朝みんなが二日酔いになっていないことを願って私も寝よう。
また明日ね!!


つづく。



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