Own Beautiful Adventure in NC #2

広い広い海の上で

Contributed by Nachos

Trip / sep.29.2020

世界中の国々をサーフトリップしながら、女性にフィーチャーした"saltybabe photo"を撮り続けている、フォトグラファーNachosさんの旅連載「Own Beautiful Adventure」。シリーズ第5弾は、ニューカレドニアでの旅の模様をお届けします!

#2

目覚ましを止める。
窓の外はもう少し明るくなっていた。
時計を見ると朝の5時15分。



眠たい目を擦りながらドアの外へ出ると
船乗り場のオープンキッチンへと向かうマークがちょうど一緒になり「good morning!」と明るい挨拶をしてくれた。

目の前には広大な景色が広がっている。
「あぁ、私はまた新たな世界に足を踏み込んだんだ」
と思いながら私もそのままマークの後ろについて行く。



「よく寝れた?「モーニングコーヒー飲む?」
「もちろん!」
「じゃ、今日からナチョスに毎朝のコーヒー係を頼む事にしよう」
と会話をしながらコーヒーマシーンの使い方をていねいに教えてくれた。



今日の朝ごはんは庭にいっぱいなってるマンゴーで作ったジャムにフランスパン。
「明日はサンドイッチを作るのもいいね」なんて話しながら
デッキの上でみんなでパンを頬張りお腹が満たされたところで船に乗り込み海へ向かう。



目指すポイントは沖へと30分くらい走るらしい。
思ったよりも風が吹いていて船の上は、なかなかのパンピングなコンディション。
想像以上の揺れに思わず船にしがみつく私達。(本当にすごいんだから!)
「昨日から波が大きいんだよ!」とキャプテンのMarc。
ひたすら海の上を走り抜け島を越えていく。

「まずは手前の小さいポイントを見てみようか」と
波が大きい時だけに波が立つと言うポイントに寄ってもらったけれど
風があっていないのか残念な感じ。
「う〜ん…」
その遥か遠くアウトサイドに見える波が今回のメインポイント。
「よし、行くか!」とまたボートを走らせると
波は大きいけれど綺麗なこれぞアウターリーフの波! が割れていた。



サイズは7feetくらいかな。初日からなかなかのデカ波(笑)。
でもMackは「今日は、サイズはあるけれどジェントルマンな波」と言っていた。
確かにショルダーは少しゆっくりと割れる波。だけど最初のピークはゴーっと音をたてホレホレの波が崩れている。

そしてこんなにいい波があるのに、海には私たちのクルーオンリー。
なんとも贅沢なシチュエーション。
でもこの大きな海にこの波…恐怖心が倍増して内心ひやひやな私。

当然ピークからは乗れるわけがなくショルダーからテイクオフ。
途中で転んでしまい想像以上に思いっきり波に巻かれてしまい
アウターリーフのアウターリーフ(意味わかんないか 笑)
の波のパワーの強さを思い知らされた。

「よし! 今日はこの広い海の真ん中で割れる波の恐ろしさを身体を持って思い知らされた記念日にしよう」

スリリングな2本を味わってその日は惨敗。
海面は浅く、水もクリアで海面の下にはカラフルなサンゴが見える。
「ここで巻かれてサンゴで切ったりしたら大変な事になるだろうな…」と余計に恐怖心が煽られてしまった(笑)。
でもたった2本、で2本でもこの遥か遠い海の大波に乗った感覚というのが気持ちが良かったことは間違いない。



帰り道に寄った無人島。
さっきの海とは違って穏やかな雰囲気。
そのまま海に飛び込み、泳いで無人島まで行ったから写真はないんだけれどね。

海水のクリア感が半端ない。



そして、帰りもパンピング地獄に耐えながらやっとの思いで生還(笑)。

実を言うとこれが毎日続くと思うと少し「ううっ」と思っちゃうくらいだった。
海から帰ったあとは綺麗に咲くプルメリア達がお出迎えして午後からはリラックスタイム。
お昼寝してご飯食べてビールを飲んで夕日を見て寝る。というだけのかなりの贅沢な時間をこれから1週間過ごす事になる。



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