日本への入国

SEASON 2 #21

日本への入国

Contributed by Yuumi Saigusa

Trip / 2022.07.05

25年越しで「NYに住む!」という夢を果たし、理想と現実の生活に日々苦戦しながらも、今まで感じていたNYCのイメージとは違う、新しいNYCで自分の現在地を探すYuumi Saigusaの旅連載!

#21

「コロナだからね、コロナだから」と世界中で合言葉のようになってしまって3年。日本では国内旅行がやっとオープンになってきたものの、そろそろいい加減に海外旅行も行きたい気分かと。そこでちょっとみんなが気になっているだろう「海外から日本に入国する時って今どうなっているの? 」というお話をしたいと思います。
(今日時点4/15。これが公開される頃はもっと日本もオープンになっていると思う私、オープンになっていて欲しい!だからちょっと古い情報になってしまうと思うけれどもプロセスとして記録しておきます!)

アメリカからの出国時は面倒な手続きは一切なく航空会社に提出する陰性証明書のみ。でも先に日本にバケーションで帰った友達に聞くと、日本への入国にはその頃はまだ政府が指定する施設で隔離をしなくてはいけなかったし、陰性証明書の中にある必要項目を満たしていないと日本国民でも容赦なく戻されてしまうという事を聞いていたので、みんなそれがストレスで「帰りたくても帰らない」という人もいたりという時期でもあった。

確かに、いま思い起こせば、手続き自体は陰性証明書を提出するだけなので従来通り至ってシンプルなのだけれども、日本政府が発信している”MY SOS”等アプリをダウンロードしてパスポートナンバー等の個人情報を登録、質問表、契約書、更にワクチン摂取証明書の有無を選択して登録。ワクチン証明書は画像形式で登録する必要があったので(日本の自治体が発行しているもの)それを撮影してアップロード。その後2時間もしないうちに承認完了となりました。完了と共にピンクだった最初の画面は黄色に変わり、その後次のステップへ。

次のステップはフライト時間の72時間以内に現地でPCR検査を受けてフライトの16時間前までに陰性証明書の写真をアップロード。何時間後かに承認され更に画面が緑に変わります。
これでファーストトラックの全手続きが完了したことになった。
恐らく説明だけではなかなか想像がつきにくいと思うけれども。画面はこんな感じ。



PCR検査の証明書を発行してもらうにはかなりの規定があって、それには自治体が発行しているものにお医者さんのサインを貰わなくてはいけなかった。ただそれには$150〜200かかってしまう。ん〜、しょうがないけどなかなか高い。
ネットから得た情報でClear Mgという検査と検査証明書全てをフリーでしてくれる所があったので今回はネットから予約をしてそこを利用した。予約なしで検査してくれるところがちょっと前だったら3時間待ちは当たり前だったけれど、今は検査する人も少なくスムーズに証明書を受け取る事ができ、おまけに日本指定のフォーマットまで用意してくれていて何の不安もなく完了(アメリカで不安がなかった事はないので、はじめ不安じゃなかった事が逆に不安でもあったけれども…lol)。

さぁ準備完了、いざ出発!しばしNYともお別れ。

人はかなり戻ってきていたけれども、日本行きはまだちょっと閑散気味。





機内も空いていて横2席も空席で3席全て占領〜! だったのに1年ぶりの日本に心が躍りまったく眠れず、日本に到着。

それからの入国までの流れは今までに見たことがない異様な光景だった。
写真撮影が禁止されていて撮ることができなかったので雰囲気をお伝えすることはできないけれども、案内の看板に沿ってMy SOS登録時に発行されたQRコードを係り員に見せ、そこで登録が終わっていない人は完了させなくてはいけない為、かなり手こずっている様子。なのでアプリの登録は最後まで終わらせておく事をおすすめめします。

次にPCR検査のブースへ。唾液での検査だったのでちょっとひと苦労。個室のブースにはレモン、梅干しだったかな? の写真が貼ってあってあまり効果的ではなかったけれどもとりあえず規定量突破!
で、次に尋問コーナーからの検査結果待合室へ。なかなか自分の番号がパネルに表示されず、ドキドキの瞬間。
最終的には晴れて陰性結果が出てやっと入国する事が出来たが、ここまでで2時間ちょいかかりかなりヘトヘト。自主隔離が必要かと思っていたけれども、3回目の追加摂取を受けていたので隔離無しと伝えられた時は何だか得した気分で一瞬あがったな。



毎年見ていた目黒川の桜。今年も見れた!


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