
ビールとウーバー #2
晴天に困るひと
Contributed by Kaito Fukui
Trip / 2021.11.05
#2
最近、天気が良すぎてなにもやる気が起きない。
朝、目が覚めて窓越しの空に雲がないと眠気が覚めない。
どこまでも遠い高い空に、気持ちが晴れることなどない
終わりのない宇宙をより感じるだけだから
大きな大きな宇宙の中の、ひとつの星の中の
ひとつの島の中の、沢山いる人の中のひとつのひとであることを強く感じてしまう。
もっともっと、空は雲に覆われて
雨が降って、風が吹いて、嵐になったり、雷が落ちたりしている方が
自分1人だけに目を向けることが出来てやる気が湧いてくる。
孤独であって、孤独ではないくらいの距離感がいい。
かなり、わがままだけど。。。
とかひとりでぶつぶつ言いながら
昼過ぎに郵便屋さんに集荷の連絡をする。
持ち込み割引なんか気にしない。
だけど、思った以上に郵便屋さんが早く来た
全然梱包が終わっていなかったので
沢山謝って、結局郵便局へ持って行った
めちゃくちゃ混んでる郵便局。

待合席はディスタンスでひとつ空けるようになっている。
女子高生かおじさんの隣が空いている
迷わず女子高生の隣に座った。
待ってる間に伝票を書こうと思ってiPhoneをポケットから出す
なんか嫌な予感がした。
発送先のメモ忘れた…
超めんどくさい、
でも、こうなると明日も来ないと行けない。。!
せっかくだから明日割引になる
持ち込み割引分の¥120くらいを
帰り道、何かに使ってやろうと思う。
よし、恩家に行って海老天頼もう!
と、発送出来ない郵便物を持って向かう
自転車に乗りながら、かぼちゃ天、ナス天、海老天のことを想う。
楽しみ
曲がり角を曲がると珍しく並んでいない。
ちょっと嬉しい気持ちの後に嫌な予感がした
やっぱり、、、、、、。

雨が降っていたら、外に出ることなんてないから
こんな事にもならん!!!
つって、結局バーミヤンへ行ってラーメン食って
レジ前の謎のデカいお菓子を買って

帰り道に前を走るヤクルトさんを見つけたので
追いかけて、ヤクルトを買う。

家に帰るとヘトヘトなので今日はもうなにもしないと決め、明日の朝まで寝る😴
アーカイブはこちら
Tag
Writer
-
Kaito Fukui
1997年 東京都出身 幼少期から波と戯れ、サーフィン、スケートボード、恋に青春。 あの時、あの頃の機微を紡ぐように幾層ものレイヤー重ね描き、未来を視る。 美化されたり、湾曲、誇張される記憶を優しく繊細な浮遊感で!












































































