クリスマスの風とただ寒い風。

True Feeling in Ireland #25

クリスマスの風とただ寒い風。

Contributed by Chika Hasebe

Trip / 2020.04.03

大学生のハセベさんが留学で過ごしたアイルランドの日々を記録した連載「True Feeling in Ireland」。あらゆることになぜを問いかけ、好奇心旺盛に活動する彼女が海外生活の中で、感じ、考えたことを日記形式で綴っていきます。

#25

家に帰るまでのバスの中が暇だから日記を書こうと思う。

MarieとGeorgetteが絶賛していた国立博物館に行った。無意識のうちに、イギリスの時のと比べてしまって小さいと感じたのが本音。ごめんなさい2人とも。そのあと、ジャパソの人々とベトナム料理を食べにPho Vietというレストランへ。そこでジャパソの人間関係や去年からいる人たちの間での確執を耳にして、ああこういうのはゲストである日本人留学生には見えないようにしつつも、水面下ではバチバチに存在していたのか、となんとなく不思議な気持ちになった。この会話、ベテランのKyとHugo、プラスわたしが聞き役の構図だったけど、途中からHugoがそんなの知らなかった!ことが多すぎて、もはやわたしと同じリスナー化。Hugoは優しいから、複雑な人間関係には巻き込まれなさそうという結論に至ったKyとわたし。確かに知らぬが仏な時も多々あるよね。
ご飯食べた後、彼らはクリスマスプレゼント用の買い物をするみたいだったが、わたしは家でご飯を食べたくなったので、途中退席。クリスマスの時期になり、もうそろそろ家を出なきゃいけないので、突然ファミリーディナーを大切にしたくなった。きっと今日もポテトだけど。



スタバで働いていると、お会計を結構カードでさくっとタッチして済ませる人が多い事に気づき、残高もアプリで簡単に確認できて、デビットカードとして機能しているから使いすぎることもなく、だいぶ便利じゃないかと感動したので、自分も始めようと思った。大学内に銀行のオフィスがあり、そこでやろうとしたら、スタッフの人に電話してくれと言われ、よくわからないまま誘導される。その電話でいろいろ聞かれたけど、聞き取れないところが多すぎて、オペレーターに何度も聞き返さなきゃならず、散々恥ずかしい思いをした。電話はまだまだ難しいなあ。
そのあとはChoppedというサラダ専門店でサラダを買って、時間を潰していた。でもこのサラダさすが10€なだけあって、もうお腹いっぱいですよ。なぜかいつもゴートチーズを選んでしまうんだけど、気づいたぞ、これ臭い。

大学帰って、Davidとちょっと喋ってからバイトに行こうと思ったけど、案の定寝ていた。起こすと怒られるというか、もはや不貞腐れて余計起きてこないので、ほったからしてそのままバイトへ。この日もSaraがいて、ちょっと息が詰まりそうだったが、Gabbyもいたので雰囲気も明るくて楽しかった。最近気づいたけど、バイト後に高確率でDavidが車で迎えにきてくれることが多くて、毎回終わるといるかなと期待してしまう節がある。だが今日は昼も寝ていた割に、まだ起きていないらしくて迎えに来なかった。しょうがないので、凍えながらバス停で20分バスを待った。ここで下手に歩くと、途中で乗るはずだったバスに追い抜かされて、悔しいことになってしまうので我慢してひたすら待つのみ。こんな時自転車欲しくなる。



学校でクリスマスのイベントがあるかなにかで教科書が入らなかったので、ポシェットを提げて登校。行きのバスでウイを見かけて、2人で話しながら登校。今まで日本人アレルギーのように、あんまり日本人と関わりたくないなあと思っていたけど、慣れと諦めと意志の弱さとある程度の英語力の向上で、あんまり気にしなくなった。とか言いつつつい数日前に銀行のオペレーターに聞き返しを連発してメンタルブレイクしていたばかりだけど。


Netflixでこれ保存したいなと思ってスクショしても、ちゃんと画面が暗くなるシステム。すごいなあ、徹底した権利への意識。


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