
GET BACK YOUR "RAW" ! #14
えりのお散歩①
Contributed by ERI
Trip / 2020.12.10
#14
こんにちは!
今週も覗いてくださってありがとうございます。
いよいよ本格的に寒くなってきましたね。
しかし、私はめげずに海に入りたい。
ウェットスーツはどこで買おうかなあ。

先週の記事ではなんだか感情爆発って感じで収集つかなくなってしまいました。
さ、LA旅記録に戻りましょう:)
翌日、朝起きると私は部屋に一人。
Kは前日から友達の家に遊びに行っていたのだ。
なので今日は一人でお散歩。
簡単に朝食を済ませ、車に乗り込む。
…ていうか
初めての一人で運転じゃん…。
日本でもよく運転する方なのでこなれていたものの、異国の地でしかも借り物の車で運転となると事情が違うよねえ…え。
さあ、左ハンドルを切ってドライブスタート!
まず行きたかったのが、LACMAという大きな美術館。
車は確かここの駐車場に停めた。
駐車するの緊張したなあ…。
チケットを購入し、散策開始。
まあーーー広いこと。
どこの美術館行ってもそうだけど、やはり規模感が違うよね。
描いていくうちに作品がだんだん大きくなっていく現象…
これはなんというのでしょうか…。
ここでは今まで知らなかったアーティストの作品に触れ合うことができた。
不思議な感覚だった。
海外の土地で、天井の高い真っ白な巨大な空間に絵が並んでいる、そこを一人で歩いている。
少し、孤独だった。
しかし地元の人たちはいつもの日常のように美術を楽しんでいる。
急にアウェーな気持ちになってしまったのだった。
当たり前のことなんだけど。
でもこの気持ちはマイナスなことではなかった。
旅の初日は、この街に染まりに来たと意気込んでいた。
しかし3日目になって、3日じゃ染まれない自分を客観視し始めたのだ。
客観視することによって、少し先のやるべきことが見えてきた。
私とLAの関係はこれからどうなっていくのか?
どうしていきたいのか?
話がデカすぎると感じるかもしれないが、私はいつも根本的なところから見つめ直すのだ。
土地が自分に合っているのか?
感じた空気は美味しかったか?
刺激的だったのか、普遍的すぎてつまらなかったのか?
そんなことを考えながら、LAにあらためてお邪魔させてもらっている気分で美術を楽しんだ。
海外を周るたびにこんなことを考えているかというと、違う。
自分にご縁がありそうな土地で勝手に考え出す、という方が正しいかな。
LACMAである絵に目が止まった。
抽象画だった。
絵の具が横にゆらっと流れていくような綺麗なラインの絵だった。
その絵の説明文にはこう描いてあった。
【人間の動きが一番美しい】
このラインは、無造作に、偶然に生まれた線だったのだ。
クラッシックバレエやその他ダンスにも同じことが言えるのだろうか。
えりのお散歩は続く。


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ERI
藤沢生まれ、横浜育ち。物心ついた頃には、絵の具で遊んでいた。アーティスト活動のため脱サラ。モノにあふれる現代に疑問を持ち、着飾らない自然体でいるスタイルの美しさを表現している。好きなものは、サーフィンとみかん。











































































































































