Mamma mia! #28

秋の訪れと共にやってきた多忙な日々

Contributed by Aco Hirai

Trip / oct.06.2020

イタリアに活動の拠点を移し、フリーのエディター・ライターとして活躍するAco Hiraiさんの生活をパーソナルな視点で綴った連載「Mamma mia!」。フィレンツェでの生活も4週目。今週はとにかく寒かった、そしてペルメッソの再準備でかなり疲れた。そんな1週間をお届けします。

#28

今週から急に気温が下がり、街はすっかり秋模様。
いつもの調子でショーパン×Tシャツ×サンダルで通学したのは間違いだった。
かなり寒い。

そんな中、今週は滞在許可証のための書類集めに追われていた。
前回、クエストゥーラへ行くためのアポイントが取れないとお話していたけど、そのアポが取れた。詳しく言うと、取れたというより、残っていたといった方が正しいかもしれない。
実は、滞在許可証の申請状況をチェックできるサイトが2つあり、1つ目のサイト(警察署)はもちろんチェック済みで、インフォメーションがなかった。が、2つ目(郵便局)をチェックしてみたところ、9月29日 8:20でアポイントメントが入っていた。
でも、このアポイントは担当者が私の目の前でキャンセルしたアポイントだ。ただ、これさえあれば、わざわざ予約を取らなくてもクエストゥーラの中へ入れると思い、来週の火曜に向けて書類の再準備を始めた。
ちなみに、そのサイトには、次回持参するべき書類の詳細までご丁寧に書かれていた。

なので、書類の再提出に向けて、まずはコーディチェ・フィスカーレという、日本でいうマイナンバーのようなものを取得しないといけなくなったのだ。これがないと、日本への郵便物の配送や受け取りはもちろん、現地で銀行口座を開くこともできないので長期滞在者には必要不可欠なんです。でも、郵便物の発送、受け取りだけなら滞在許可書に番号が記載されているので、わざわざこのコーディチェ・フィスカーレを受け取りに行かなくてもいいのだが、銀行口座を開くには正式な書類が必要で、やっとその書類を取得できた。
そう、申請のために、イタリアで銀行口座を開かないといけなくなったのだ。

そして翌日、誇らしげにその書類を持参し、銀行口座の開設へと向かった私。
でも、銀行口座を開くのも簡単じゃない。
1件目では、
「今日来て当日開くのは無理なので、まず予約してください」と言われた。
ネットで調べたり、友人に聞いたりして、当日発行が可能なことを知っていたので、諦めず2件目。
すると、「滞在許可書の期限が切れているから作れません。新しいものをもらってから申請してください」と、冷たくあしらわれた。
でも、めげずに3件目。
またダメって言われるかも、と弱気になりながらも必要書類を提出。
すると、スムーズに書類をチェックしてくれて、カードを作るための契約書に10回以上サインをするように指示された後、やっと封筒に入ったカードを手渡された。


カードが入った封筒。私はまだ3件目で作れてラッキーだった。友人は8件回ったらしい。

ちなみに、イタリアの銀行はどこも口座を維持するのに維持費として毎月安くて数ユーロ、高いものでは数十ユーロ支払わないといけないので、必要ないなら作らなくてもOK!

ということで、めでたく銀行口座の開設にも成功!

まだこれで終わりではないが、来週こそ申請できることを祈るしかない!

さて話は変わり、私の通っている学校は、隔週の月曜に新しい生徒が入学してくる。
そして、今週は6人ほど新規の生徒が入って来たのだが、その中の1人が日本人だった。
オーストリアに40年以上住んでいるという女性だ。
もともとバイオリンを学ぶためにオーストリアへ留学し、その後オーストリアで暮らし始め、今はイタリア語を学んでいるという。なので、2週間後にはまたオーストリアへ帰ってしまう。

せっかく留学しているんだから日本人とつるまないで、他に友達を作った方がいいよ。
なんて言葉をよく聞くけど、私は国籍に関係なく興味深い人とは、話したいと思うので、すぐに「お茶でもしませんか?」と誘ってしまった。
だって、40年もヨーロッパに住んでいるなんてすごく興味深い&尊敬しかないもん!

ゆうこさんというその女性は、見た目通り物腰が柔らかく優しい。そして何に対しても好奇心旺盛で積極的な女性。そして、私が滞在許可証で手こずっている話をすると、「今はそんなに厳しいのね」なんて感じで、話を聞いてくれたりした。


校内。たまに愛犬と登校する生徒。私の通う学校はペット同伴もOKらしい。

そして9月26日の週末は、波があるということなので一人LiVORNOへ。
サーフィンできたらいいなと、かすかな期待を胸にウェットスーツ持参で電車に飛び乗り、バスを乗り継いで2時間かけてボードをレンタルしている場所へたどり着いたけど、結果この日はムリだった。


LiVORNOの海。ウィンドサーフィンしている2人を発見。

イケメンサーファーのお兄さんに、夕方5時、6時ぐらいならできるかもね、と言われたが、そこまで待っていると帰りの電車がなくなってしまうので今日は撤収!
でも、せっかく来たのでたくさんの人で賑わう人気のカフェでランチ。
途中、隣に座っていたローカルのおじ様集団に声をかけられ、プロセッコをご馳走になりながら1時間ほどイタリア語の特訓をしてもらい、バスに乗って帰った。


地元の人で溢れかえる人気のカフェ。

フィレンツェまで2時間ちょっとかかるので、7時頃LiVORNOを出発。
が、帰りのバスの中で、海沿いに沈んでいく美しい夕日を見かけてしまったので、すぐにバスを降りて夕日を見ながら歩くことにした。


バスの中から見ているだけでは満足できなかった、そんな写真。


だって、こんなに美しかったから。


デジカメの夕日モードで撮るとこうなる。

私は、この海沿いの匂いや雰囲気がやっぱり好きみたい。

また、遊びに来たいなLiVORNO。

来週はまたミラノのクエストゥーラだ。

では、おやすみなさい。


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