To Me, Somewhere in the World #5

想いをカタチにするということ

Contributed by Ai

Trip / 2020.07.10

2020年3月、会社を辞めて世界一周の旅に出る……はずだったAiがいつか夢を叶えるお話。笑いあり涙あり(?) 、蛇行しまくりな人生を連載「To Me, Somewhere in the World」にてシェアしていきます。ここからどう起死回生していくのか、ぜひ見届けたい。乞うご期待!

#5

皆さんこんにちは、Aiです。

前回のコラム執筆中とは一転、本日は快晴で真夏のようです。

今年の夏はすぐそばに海がある。

地元の海で泳ぐのはもう何年ぶりかも思い出せないですが、こんなのは久しぶりなので今年は積極的に肌を焼いていきたいと思います。(将来後悔するかもしれないけど……)

子どもの頃は海で泳ぐのが仕事かのごとく、毎日服のまま海で泳いでは裸足で自転車を漕いで家まで帰ったものです。そして、家に着いてそのまま入るお風呂が最高なんですよね。
そういえば、当時は携帯なんて持ってなかったのに帰ったら当たり前のようにお風呂が沸いていた……。母親ってすごいなと、いま原稿を書きながら思いました。


船の上から。

前回も少し触れましたが海外に住んでから日本での地域活動にも興味がわき、自分も地元の情報発信とかなにかできないかなーと考えていたんです。

そこで、地元の地域おこし活動をされてる方に「なにかお手伝いさせてください!」と連絡してみたらミーティングに呼んでいただき、私のささやかなWebデザインスキルを発揮できる機会をいただきました。(最近も相変わらず亀のような速度で勉強を続けています。)
高度なスキルはまったくないですが、それでもなにか想いをカタチにするのって楽しい!と思いました。


島のSNS用アカウント画像を作成している様子。20個ぐらい作ってようやく6つまで絞ったところ。※画像に使用している写真は活動メンバーの方が撮影したもの!

我が家は全員がドライブ好きで、休日になると島から本州に渡って朝から晩までずーっとドライブをして過ごすのですが、その道中で惹かれたお店にふらっと入っていくのが定番です。

(余談として、父親が運転好きなのですが、私が赤ちゃんの頃は寝かしつけるために毎晩家族で島の中をドライブをしていたそう。そうすると私は一瞬で眠りについたそうで……子どもの頃に好きだったことって大人になってからも変わらないんだなと。)

ぶらぶらしながら「あ、あのカフェ良さそうやん!」と入ってみると、都会から移住もしくは地元に帰ってきてお店を開いている若者が多いことに気付きます。
そして結構な割合で、皆さん旅好きなこと。偏見だったらごめんなさい。(笑)

私はこういった方々にめちゃくちゃ憧れていて、「私も将来そんなことやりたいんです!!」と話しかけたりして、オーナーさんに開店に至るまでの経緯を詳しく聞かせてもらったりします。これはもう、日本でノマドしながらその記録をまとめたブログでも書こうかと思うぐらいです。

先日も姫路からドライブすること片道2時間の丹波篠山に出かけた時に、すごくお洒落なカフェに入りました。

兵庫県は竹田城がある朝来市や城崎温泉がある豊岡市など、地域おこしに成功している地域が結構あるんです。

私が入ったカフェもオーナーさんが数年前に移住してオープンしたそうで、なんと内装からインテリアまですべて手作り。スタッフさんみんなで協力し合ってカフェを造り上げていく様子を綴った書籍も置いてありました!


とっても可愛らしい『cafe ma-no』さん。ノーフィルターでこのコントラスト。




内装、インテリアづくりもスタッフさん達で手掛けられたそうです。


イチオシのティラミスと『cafe ma-no』が出来上がるまでの軌跡について綴られた書籍。


カフェラテも美味しくいただきました!


かなり驚いたお化粧室。おしゃれ!!

デザインからインテリアづくりまですべて自分たちでってすごすぎますよね。
オーナーさんもユーモア溢れる方で面白いので、ぜひマーノさんのインスタグラム覗いてみてください。
cafe ma-no:https://www.instagram.com/cafe_ma_no/


最後はこんな素敵なメッセージでお見送り。

そして、実は私の故郷・家島諸島にもカフェ『スコット』があります。

昔は喫茶店がいくつかあったみたいなのですが、ずいぶん長い間カフェ的な場所はなかったので、島外の方に観光に来ていただいてもゆっくり休憩できるスペースがなかったんです。そこで、島に移住してきて地域活動をされている方がカフェをオープンしてくださったのが、『海が見えるカフェ スコット』です。


姫路からの船が着く真浦港のすぐそばにあります。

こちらのカフェも改装からオープンまですべて集まったメンバーで協力し合って実現したそうです。島の食材を使った料理も食べられるし、お土産も売ってました!
自粛期間だったこともあり現在は休業中でそろそろ再オープン予定とのことですが、大きなガット船(砂・石材を運搬する船)や造船場を眺められるカフェってあまりないと思うので、ぜひいつか訪れてみてください!


島で採れたの釜揚げしらす丼!


お土産コーナーもありました。「牡蠣 ごはんの素」気になる…。

ちなみにスコットさんが入っているビルの一階には、お惣菜やソフトクリーム、雑貨を販売されている前回のコラムでも紹介した『ポルト』さんがあります。SNSには島の食材をふんだんに使った豪華なお弁当屋やお刺身の写真が!

スコット:https://www.instagram.com/cafe_scott/
Porto:https://www.instagram.com/aaas1993930/


島の食材に合うワインがあったなんて! ※写真はスコットさん提供

こういった場所に強い憧れを感じる理由は、皆さんそれぞれ想いがあってそれを空間としてカタチにされているので、温か味を感じるんですよね。そういう場所にはまた帰りたくなるし、遠くても行く理由ができる。

私は最近、一日の中でもオンラインの世界で過ごすことが大半になってしまったのですが、やっぱりオフラインで想いを伝えること(モノだったり空間だったり、言葉を通して)ってすごく大事だし心が動くと思うんですよね。

自粛疲れから少しずつ外出を再開し始めて、「やっぱ人間ってこうでないとなぁ」と感じたシーンでした。


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