“My Best Partner”

T-shirt & I #3

“My Best Partner”

Photographer : Yayoi Arimoto

Trip / 2018.06.19

旅に出るとき、旅行鞄に必ずT-shirtが1枚は入っている。どんな状況にも柔軟に対応してくれ、使い勝手がよく、旅の心強い味方になってくれるからだ。けど、そんなシンプルなアイテムにも、さまざまな機能性を求めてしまう。着心地がよくて、速乾性や消臭性が高くて、1枚で着てもかっこいい。そんな最高の“旅T-shirt”と巡り合うことができれば、旅の道中はもちろん、旅を終えた後もあなたの最高の相棒としてずっと活躍し続けてくれるはず。そこで今回、世界を旅してきた3人のフォトグラファーたちが、これまでの旅路を一緒に刻んできた“旅T-shirt”にまつわるストーリーをご紹介。

STORY3:在本彌生(ありもとやよい)




最後まで私のそばにいた、長い旅を支えてくれた相棒。
20代、南米を長いこと旅していたときのこと。下着も Tシャツも靴下も、3組しか持ち歩いていなかった。毎日その日に着たものを洗濯して、それで事足りた。そんなミニマムな持ち物での旅ながら、Tシャツは自分が着ていて気分がいい色、赤とオレンジと紺を選んだ。選択肢が3色しかないというのも一時的な状況と思えば心地よく、洗濯の度に年季を重ねTシャツに愛着がわいたし、各地で買う洗剤の香りが違うのも移動を実感するサインになった。長い間各地の空気と水 と洗剤に触れ、ヘビーローテーションを余儀なくされた3枚のTシャツは、自分で味付けしたいい感じの古着になった。帰国後もお気に入りに仲間入りし結構長い間活躍したが、ついにはペラペラになり引退の時が来た。それでもただ捨ててしまう気にはならず、はさみを入れて、我が家の窓を磨き台所を拭いた。旅を共にした相棒は私の「ホーム」を整えて去った。

Profile/在本彌生
外資系航空会社で乗務員として勤務、乗客のすすめで写真と出合う。以降、時間と場所を問わず驚きと発見のビジョンを表現出来る写真の世界に夢中に。2006年よりフリーランスフォトグラファーとして活動を開始。美しく奇妙、クールで暖かい魅力的な被写体を求め、世界を飛び回る。雑誌、カタログ、CDジャケット、広告、展覧会にて活動中。

Other Photograph
 @Yunnan






T-shirt Model
MW36152 BIG TEE WITH POCKET


ドライタッチのコットン空紡糸を用い、しっかりとした表面感を実現した〈MEDIUM/DRY JERSEY〉シリーズ。綿の風合いを保ちながら、マキシフレッシュ®と異形断面糸ポリエステルというテクニカル素材をミックスした素材。カットソーとして1枚で着やすいシルエットによるファッション性と、消臭機能といった快適性を兼ね備え、汗ばむ季節にも爽やかに着用できる。リラックス感のあるシルエットで、ワンサイズ展開のTシャツ。(¥8,800+TAX)
http://www.goldwin.co.jp/mxp/ec/pro/disp/R/MW36152


アーカイブはこちら

Tag

Writer