ローラースケート

Alles Gute #6

ローラースケート

Contributed by meg

Trip / 2023.07.10

悩み事が尽きない日々をリスタートするため選んだ街は、ドイツ・ケルン。自分でもまだ分からない「何か」を求めて、ときめく音の鳴る方へ進もう。「もうワクワクすることしかしたくない!」と心に決めたmegさんが綴るドイツ留学日記。

#6


クラスメートに誘われて、授業が終わった後にローラースケートに行くことになった。
友達とみんなでローラースケートなんていかにもという感じがして、ワクワクした。

電車に乗ってみんなで移動する。
Naisが「切符を持ってるか聞かれたら、外国人だから分からないと言っておけば良いのよ」と言っていてさすがだなと笑ってしまった。

スケートの前にレストランで食事をする。
私はラザニアを食べて、他の子はお酒やジュースを頼んだりしていた。
中には、ラマダン中の子もいてその子は水も飲めなかった。
一緒に食事に行っても、同じものを食べないのが当たり前の状況に、色んな文化を持つ人と一緒に暮らしている実感が沸いた。


日本人のMao


”Roller’s Club”に着く。
カウンターのお姉さんが、それぞれにあったローラースケートを持ってきてくれる。
働いているお姉さんは、角度がついた細眉にキリッとしたアイラインのメイクで、無愛想だった。
私はなぜかシルバーのギラギラしたスケートを渡された。

ピンク色のライトの下、ティーンが好きそうな音楽が流れ、まだ幼稚園くらいの子供から母親、父親くらいの年齢の人まで楽しそうに滑っている。




LuisとNais
Luisは、ベンチ組のところにくると必ずダンスして見せてくれた。


イケイケの空間の中で老若男女関係なく、ローラースケートを楽しむ光景は新鮮だった。

余暇のアクティビティの一つにローラスケートがあるのが面白い。
カップルで来て、女の子が男の子に軽やかに滑る姿を得意げに見せているのが可愛かった。
ドイツに来て、余暇の過ごし方を教えてもらったように思う。

ローラースケートに来ることもそうだけど、ここに住む人たちは、仕事終わりに友人と公園や川辺でお酒やスナック片手に話したり、KnaipやBiergartenで一杯だけ飲んで帰るとか、近所のKioskに行って友達とクレープを食べるとか、そういう時間を大事にしている。
ドイツ語を使っていうのなら、ケルンはlocker(緩い)雰囲気を持った街らしい。

正直私には、ローラースケートの楽しみ方がよく分からなかったけど、周りを観察しているだけで楽しかった。



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