ARIGATOみんな!友達しか勝たん! 後編

It's Not About Me. It's About My Friends. #9

ARIGATOみんな!友達しか勝たん! 後編

Contributed by Sho Mitsui

Trip / 2023.08.29

アメリカ国内に謎のネットワークを持つ元英語教師・現カルチャーコーディネーターの三井翔さんがお届けする、彼にしか綴れない「旅行記」。今回、2年ぶりのLAへ旅立った目的は友人の結婚式! 名だたる面々と共に過ごす奇想天外な日々の様子、ハッピーなムード溢れる結婚式の様子をお届け。




お次に遊びに来てくれたのは、何とあの映画「ミニオンズ」や最近では「スーパーマリオブラザーズ」等で有名なIlluminationのマーケティングVPであるGilbertson Cuffyだ。「Carrots By Anwar Carrots」のファンで、ずっとお店に来てみたかったとの事。Anwar本人がいなくてガッカリしていたが、僕のTシャツを気に入ってくれてARIGATO Tシャツをゲットしてくれた。Illumination本社にこのTシャツ着て行ってくれたら激アツじゃない?www



さてさて、持つべきものは友である。今回の連載のテーマでもある“My Friends”。1週間前に日本で会ったばかりで「ANGEL TEETH」という日本のゴスロリカルチャーに多大なる影響を受けているアクセサリーブランドをやっているミシェルと



FAストアで昨日、グループ展を大成功させたA. NiceことMarioが遊びに来てくれた。「昨日あの後さ、大変だったんだぜ?」Marioが苦笑いしながら言う。「パーティーがクレイジーになり過ぎてさ、結局ポリスが来て逮捕者が出たんだよ(汗)」ガチ?! ハンパ無いなー。LAのパーティーはいつでもエクストリームなのだ。このナイスカップルは“ARIGATO”teeと“オルメディ”teeをゲットしてくれた。



ポップアップも終盤。お店もクローズを迎えようという所で来てくれたのは、僕の今回の旅のホストである「Hypland」のJordanと友人のDJ。実はJordanの家に泊まらせてもらっているにも関わらず、ほとんど一緒に遊べていないし、ご飯すら一緒に食べていないのでこの日の夜はJordanと遊ぶと決めていた。彼等も律儀に“ARIGATO”teeと“オルメディ”teeをゲットしてくれた。「さあ!俺のお気に入りのペルー料理レストランへ行こうぜ!」とJordan。



たどり着いたのは「El Dorado Pollos A La Brasa」。
「ここの料理は絶品なんだよ。すっかり常連さ。Shoはペルー料理、良く食べる方かい?」
答えはもちろん「ノー」どころか、ペルー料理とは初対面なのだ。「じゃあ、俺が代わりにオーダーしてあげるよ。ガチで1番美味しいコンボだから!」と、得意げに「いつものやつ!」と言わんばかりに魔法の呪文を唱えていく。お店のスタッフさんもJordanのお気に入りメニューを既に心得ている様だった。この日はバスケのプレーオフの日でJordanもDJもLakersの試合に釘付けだ。



しばらく待ち、登場した料理がこちら! ビーフと野菜炒めにフライドポテトが混ざったメインディッシュにペルー風チャーハンがガッチャンコされた一品。この上にホワイトソースをたっぷりかけて召し上がるのがJordan流だそうだ。「ディッシュ上の料理をぜーんぶ混ぜて食べるとマジで美味いぜ!」とDJ。「俺は見た目が悪くなるからそれはしないんだよね w」Jordanが笑いながら付け加える。カレーは混ぜて食べるのが1番美味いと考えている僕だが、ペルー料理は初心者だし、チャーハンをしっかりと味わいたかったので、この日はJordan流で食べることにした。ビーフ炒めもチャーハンも最高だった。パクチーの利いたチャーハンはどこかタイ料理にも通ずるものが。しかし、ボリュームたっぷりだ。お腹パンパン! 「この後ライブ誘われてるんだけどさ、Shoも来るかい?」答えはもちろん「イェス!」



誰のライブに行くのかも分からず、たどり着いたのはHollywood Palladium。Bones, Xavier Wulf, Eddy Baker3人のライブ公演の様だ。ひ、1人も知らないwww





Jordanが一本電話をかければたちまちツアーマネージャーが僕等にAAパスを持ってきてくれた。さすがJordanさん!!! あざます!!!



ツアマネに着いて行くとたどり着いたのは楽屋。音楽をやっていた僕はバンド系の楽屋にはしょっちゅう入り浸った経験があるが、アメリカでラッパーの楽屋に入るのは初だ。室内は関係者でパンパン。誰が誰だか分からない僕は、ラッパーがどの人なのかも分からない始末。終始、JordanとDJにくっつき、彼等がヤーマンした相手には僕もヤーマンする事にした。



楽屋では会場内の様子をモニターでチェックする事が出来る。オープニングアクトのパフォーマンスが終わると、いよいよXavier Wulf, Bones, Eddy Bakerの登場だ!



AAパスを貰った僕達はステージ袖からの鑑賞となったが、さすがソールドアウトショー! 会場内はパンパンだし、ファンの熱量も凄まじい。大人気ラッパー3人のコラボパフォーマンスという事で、3人もステージ上で互いにスキルを魅せつつ、切磋琢磨する。結構な長さのライブだったが、観客が中だるみする事は一切なく、終始熱気に溢れた素晴らしいステージだった。が、僕は一曲も知らないので正直途中からしんどくなってしまったのはここだけの秘密だw



僕的なハイライトはアンコールでDJが自分の子供を抱き抱えながらパフォーマンスしていたシーンだ。やはり、自分も父親になったからだろうか。「仕事をしてる姿をこんな形で子供に見せられるなんて、カッコいいなぁ〜」とほっこりしつつ、感動してしまった。いやぁーポップアップからの長丁場ライブは流石に身体にこたえた! 楽屋で皆さんにお礼をした後、明日に迫ったRyanの結婚式に備えて直帰し、ベッドの上にダイブしたのだった。



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