Japan Tag

Alles Gute #8

Japan Tag

Contributed by meg

Trip / 2023.09.11

悩み事が尽きない日々をリスタートするため選んだ街は、ドイツ・ケルン。自分でもまだ分からない「何か」を求めて、ときめく音の鳴る方へ進もう。「もうワクワクすることしかしたくない!」と心に決めたmegさんが綴るドイツ留学日記。

#8


JapanTagはヨーロッパ最大の日本人コミュ二ティがあるDüsseldorfで毎年開催されている日本文化を楽しめる大規模なイベントだ。
日本食や、漫画・アニメを楽しめるブースがある他、空手や剣道などの武道のパフォーマンスを見ることができる。


当日のDüsseldorfの駅はすごい人だかりだった。


前日にグループ内では、Megumiは絶対に遅れてくるといじられる。(授業に大体遅れてくるから)

当日の朝自信満々に、「みんな信じないと思うけど今奇跡が起きて集合時間にちゃんといるよ!」とメッセージした。
その後にLuizから、自撮りの写真が送られてくる。明らかに見覚えのある階段が映っている。Köln Domの前の階段だ。
KölnのHauptbahnhof に集合だったのが、Düsseldorf のHauptbahnhof に1人集合してしまったのだ。

合流した時に、散々なんで? といじられ、朝のテキストが完全に伏線回収されたオチに。



JapanTag はアニメ、漫画を愛する人たちの憧れのイベントになっているらしく、会場にはコスプレをした人が沢山いた。
Naisがワンピース好きなので、ルフィのコスプレを見かけるといつもNaisに声をかけていた。
ものすごい年上のルフィ、東欧の民族衣装を着てカブを頭に乗せている女性、しゃがみ歩きをするスーパーきのこ、低クオリティなコスプレがなんとも言えず最高だ。


私が笑って見ていたら、快く写真を撮ることを許可してくれた!!


川沿いに屋台が出ていると聞き、人の流れに沿って川沿いまで歩いた。

屋台の列はどこも行列で、30分くらい並ぶことに……。
その間Luizは、ステージで子供たちが踊る音に合わせて踊っていた。






焼きそば in Deutschland。


上に大量のフライドオニオンがかかっていて、食感が面白い。
日本の焼きそばを想像して食べると、想像を超えてくるパンチ力だ。

ドイツ版焼きそばとして別物で考えると、これはこれで美味しい。日本の焼きそばにもフライドオニオンのトッピングオプションを置いてほしいくらいだ。
そして、焼きそばにもVeganオプションがあってHühnchen(チキン)とGemüse(野菜)で選べるのが、これまたドイツらしい。

私達はご飯を食べたら、暑さと人の多さに圧倒されてくたくたに疲れてしまった。
大抵大人数で出かけるとみんな自由に動くから最終的にバラバラになる。誰かに合わせるみたいなことがない。
一応みんなで遊びに来たんだよね? って疑問をもつほど個人行動多めだ。
気を遣わなくていいのは楽だけどね。
そういえば、メールの返信が友達から帰ってこないと話した時、イタリア人の友達が「予定を合わせなくても会いたい時に会えるのが友達じゃん。前々から予定を合わせるなんて義務になってて堅苦しい」と言い、衝撃を受けた。

私の当たり前は、他の国では当たり前じゃないという当然のことに気づかされる。
国によってこんなに付き合いの考え方が違えば、バラバラになるのも当たり前か。。


左からMao,Luiz,Nais,Luca,Cyntia


疲れて座っていると、Luca(イタリア人)が「ヨーロッパ人はすぐ休みたがるからねー」と言った。その言葉に思わず笑ってしまった。
でも私は、この「せっかくだから」がない感じが結構好きだ。
疲れたら休むし、観光名所をまわんなくたっていい。
どんな過ごし方をしても、自分が満たされればOKだ。

ドイツに来て、生活のペースがゆっくりした気がする。



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