Between the waves #81
アイランドタイム
Contributed by Miki Takatori
Trip / 2023.06.26
#81
スンバワ島での1週間サーフトリップを終えてバリに帰ってきた。
後半は波のサイズがダウンしたけど、それでもどこのスポットも楽しい波が満載で気づけば1日中海で過ごす毎日。
たった1週間だったけど、日々の便利なものから離れて過ごす時間はやっぱり最高だった。
朝起きてすぐに海に駆け込む
Scar reef surf point
空港に向かう帰りのタクシーの中、見渡す限りのココナッツの木、太陽に照らされてキラキラ光る海、文明からかけ離れたこの島で、日々を振り返りながらすごく温かい気持ちになった。
空港はチェックインカウンターが1つしかない、まさにど田舎の空港で
大きなサーフボードバッグを抱えたサーファーたち数人のみ。
そこでも旅の話しで盛り上がり、簡単に会話が弾む。
画面に目を向けすぎて多分周りで起こっていることの半分くらいは見過ごしている現代社会だけど、ここではみんな目を合わせて微笑んで会話ができる。
すごくシンプルなことだけど、そんなことが人生を豊かにしてくれるんだと思う。
電波が届かないから歩いている人に道を聞いたり、アプリではチェックできない波情報を聞いたり少し昔にタイムスリップしたような感覚だった。
今ある便利さの恩恵もたくさん受けながら、年に数回はこうやって離島で濃密な時間を過ごしたい。
そんなことを考えながらすでに次のサーフトリップを計画中。
Miki
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Miki Takatori
1996年福岡生まれ。旅のマストアイテムであるサーフボード、ビキニ、ウクレレをスーツケースに入れ海沿いの街を旅する。現在はオーストラリア人パートナーとバリの小さなサーフタウンに住みフリーランス通訳・翻訳・ライターとして生活している。サンセット、サーフィン後のお昼寝、抹茶をこよなく愛する。