
Own Beautiful Adventure in CA #3
MOTELの夜
Contributed by Nachos
Trip / 2020.02.05
#3
またもやこの土地の広大さと素敵な夕焼けを感じながら
夜遅くなる前にsanclementeに移動してきた私たち。
静かな住宅街にあるこじんまりとしたベランダが可愛いMOTEL。

近くのお店でビールと、チップスとディップ…とくればそう、ナチョス!を買いこむ。
このディップが美味しいんだよ〜と教えてもらい嬉しそうにナチョスセットを見る私。
そんな私にお店のおばさんが、そのヘアカラー良いわねと褒めてくれ、また嬉しくなる。
その会話のくだりからアメリカンジョークを言ってくれていたんだろうが私には理解できず、なんだかビミョーな薄ら笑いを浮かべレジの前にただずんでみる。
しかしそんな私の様子になんて気付いていないのかおばさんはまだ嬉しそうに話しかけている。
ど、どうしよう…。
極地に追い込まれそうになった私は近くにいた友達に困り顔で助けを求めてみた。
え、目をあわせてくれない…。
紛れもなくスルーされているようだった。自分で頑張れって事か。
MOTELへ到着しちょっと寒かったけれど、上着を着て外で乾杯することにした。
誰もいなかったのでアピールする必要はないけれど”ここ座るー!!”という変なテンションでソファに勢いよく飛び込み、そして座った瞬間わぁっと叫び飛び上がるという側から見ていた人には不可解でしかないこの行動をこんな雰囲気のいいベランダで1人で繰り広げる。
「どうしたの?」
「えぇ、ソファが夜露か何かで濡れていてびっくりしちゃったの!」
…と想像もしてないことが本当に起きるんだななんてスケールの小さい事を思いながら気を取り直して何もなかったかのようにソファの背の部分に座る。

明日は早起きだし、波はどうかな〜とほろ酔いになり部屋に戻り「おやすなさーい!」と言いたい所だが、さっきまで誰もいなかったベランダに次の来客がきたようでその皆さんの声でなかなか寝付くことができなくて気がつけば目覚ましが鳴っていた……。
まだ真っ暗なうちに起きて外に出るとちょうど先ほどまでワイワイと繰り広げていたであろう人たちが部屋に戻っていくのが見え、そのうちの1人と目が合った時なんとも満足げな顔で私におやすみと声をかけてくれた。私の笑顔の後ろのその時のやるせなさ…。いや、いい思い出としてここに残そう。
まだ真っ暗の中、朝のコーヒーとドーナツを買いにsurfing dounutsへ。
店では朝イチを狙うサーファー達に遭遇する。

海のパーキングに到着したくらいには少しづつ空の色が明るくなり始めていた。
車から降りると思ったよりも外気が寒く一瞬で怯み忍者のような速さで車の中へ逃げ込んだ。
だって私さ、フルスーツ持っていないんだもん…。「寒いし、日が出てあったかくなってからがいいな〜」なんて心の声でブツブツ言ってみるもそんな思いは通るはずもなく、ロンジョンとタッパーという応急処置的な出立ちで海沿いを歩き始める。

流石に裸足で歩いていると足先が冷たくて感覚がなくなってくる。
水の中に入るのも少し勇気を出さなければと言うレベル。
ただ私がウエットを持っていないと言うこともあるけど(笑)
あぁ誰か私に暖かいウエットスーツをください…(切実)と思いながら水の中へ。
やっぱり冷たいなと思いながら辺りを見たらキラキラと光が水面に反射しているのに気がつき振り返ると待望の太陽がだいぶ上がって見え出していた。
心なしか…あったかい…。

時折、海の横にある線路には電車が通過していく
この景色もここの醍醐味のひとつ。
前回カリフォルニアに来た時も何度かここでサーフィンをしたんだけどあの時は暖かくショートジョンだけでサーフィンしてたっけ。アメリカでの運転にびびってみんなを焦らしたっけ。その時に学んだ落ち着く事の大切さは未だに勉強中だっけ。

海から上がり、適度な疲れとこの爽快感を海を見ながらゆっくり感じているとぐーぐーとお腹が鳴った。
時計を見るとまだ10時前。
少し海でゆっくりして早めのランチにする事に。
私が朝からタコスタコスとアピールし続けた結果すんなり、いやもう最初から決まってたようにタコスに決定。(笑)

ボリューム満点のタコスで大満足する私。
ポカポカ陽気の中、お腹もいっぱい、胸いっぱい、早起きしたおかげでまだお昼前。

この辺でゆっくりしてもいいね〜と話していた10分後くらいであろうか。
車は動き出し次の目的地まで走り始めていた。
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Nachos
海と旅に魅了され、サーフボード片手に様々な国へサーフトリップで訪れる中、海と自然を愛しながらハッピーに輝く女性達をたくさん目にし、その空気間、美しい瞬間、旅やライフスタイルを自分なりに伝えたいと思いカメラを手にする。女性目線と女性にフューチャーした”saltybabe photo”を世界中の海を旅しながら撮り続けている。












































































