Greenfields I'm in love #44

小さな幸せを求めて

Contributed by Aya Ueno

Trip / 2021.07.23

直感を信じ、ドキドキするものに向かって走り続ける神戸出身の大学生、Aya Uenoさんの連載「Greenfields I'm in love」。自分探しも兼ねたロンドンでの留学生活で、自分の目で見て、肌で感じたありのままの日々の記録をお届けします。

#44

学校の友達は少ないのだけど、そんな中でもよく遊ぶのは圧倒的に韓国人が多い。
わたしの周りだけかもしれないけど、韓国人は少数で絡むことが多くて、小さいグループがいっぱいあった。個々に雰囲気は違うけど、みんな少しサバサバしていて気楽なところと、くっついて歩くのが好きなところが似てる。あと、みんなカフェが好きなところも!


最近行ったカフェ。


ホットサンドが大好き。ここは本に載ってて、学校の近くにあった。


仲良しのスジンのかわいいネイル。最近、韓国から帰ってきたのだ!


ここはお馴染みのfive guys。カップルがかわいくて撮った。


そのあとにキッズが来た。わたしどんだけ長居してたんだろう。

ロンドンでは毎日2回の新聞のほかに、フリーマガジンもよく配られていて、結構いい情報が載っていたりする。たまたま手に取ったフリーペーパーに、national galleryでやっているCindy Sharmanという写真家のエキシビジョンの記事をみつけた。行きたいなと思っていたら、あらゆる所でたびたびその宣伝広告を目にするように。
私は写真が大好きだし、広告に載ってる彼女の写真は独特でとても興味が湧いた。その後いつか行こうと思って何ヶ月も経ち、気付いたらもうすぐ展示が終わっちゃいそうだ。これだから、"またいつか"は危ない。展示最終日がちょうど仲良しのクレア(この子は留学先で韓国語を話すのが嫌なのか、全然韓国人に馴染まない)と遊ぶ日だったから、彼女とCindy Sharmanの展示会へ行くことにした。
私たちはいつも、小さな幸せに巡り会う。小さな幸せって、文字通り小さいから見過ごしがちだけど、わたしはそれを探すのがちょっと得意だ。小さな幸せこそ、あーあれ嬉しかったな楽しかったなって後々も良く思い出す。
Cindy Sharmanはラスト2枠のところをギリギリゲットできたし、金曜日だったから? 展示会が最終日だから?それとも学生だから? とにかくなにか幸運な風の吹き回しで、優しい男性スタッフが、君たちは5ポンドだよ! とチケットを売ってくれた。

ラッキー! そのあと、ずっと行きたかった幸福堂というタピオカ屋さんがすぐそこなのに気づいて、時間までカフェすることにした。
ここは、お店の入り口付近に黒蜜がたっぷり入った大きな鍋があって、液体を入れる前に容器の側面を黒蜜で真っ黒にしてくれるんだけど、この黒糖が本当に美味しいのだ。タピオカももっちりしてて、今までで一番好きだった。そういえば、ロンドンにはいっぱいお店があるけれど、ヨーロッパ人(少なくともわたしの友達は)の受けはすこぶる悪い。こんなに美味しいのに!


黒糖ミルクがおすすめ。

クレアと「美味しいー!」と喜びながらnational galleryへ戻る。お目当てのCindy Sharmanの展示会は大人気だ。作品を一つ一つ見ていくうちに、全く違う出立ちをした被写体が、みんな同一人物、というかCindy Sharman自身だったことに気がついた! 学生時代からこのスタイルはずっと貫いているらしい。おもしろい、彼女はまるでカメレオンみたいだ。
独特のセンスと、柔らかく鮮やかな色味がとても素敵だったし、来ているお客さんもすっごくかわいいい人ばかり。目がいくつあっても足りないと思った。


写っているのは全員彼女、Cindy Sharmanだ。






そういえば、最近毎日が一瞬だ。夏場で日が長いのに、それでも気が付けばあっという間に暗くなっている。雨の日以外はよく公園には走りに行くんだけど、いつも敢えて、日が傾く時に家を飛び出して、だんだん落ちていく夕陽を見ながら広い公園をぐるりと回る。夕陽を見ながら、1日を振り返るのが好きだ。毎日していても飽きない幸せな時間だ。それにしても、なんでこんなにきれいなんだろう。


この前の空。

小さな幸せといえば、わたしは昔からクローバーが大好きで、咲いていたら立ち止まって四つ葉を探さずにはいられない。公園にはたくさんクローバーが咲いていて、根気よく探せば四葉のクローバーがいつもそこに隠れている。
ロンドンには小さな幸せがもう無数に転がり落ちていて、そんなプチハッピーがわたしを特別な気分にしてくれるのだ。



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