Greenfields I'm in love #39

7人一つ屋根の下で

Contributed by Aya Ueno

Trip / 2021.05.28

直感を信じ、ドキドキするものに向かって走り続ける神戸出身の大学生、Aya Uenoさんの連載「Greenfields I'm in love」。自分探しも兼ねたロンドンでの留学生活で、自分の目で見て、肌で感じたありのままの日々の記録をお届けします。

#39

いよいよ後半を迎えた日本から来たなあみんとパリ留学中のまりかとの女3人ヨーロッパ旅。私たちは最後の目的地、ロンドンに到着した。

2人は駅の近くのホテルにとまり、私は四日間のバルセロナの荷物をロンドン仕様に入れ替えるため、その日はホームステイ先に帰った。駅から家まではライドシェア(乗り込み先と降りるところが近い人同士を勝手にマッチさせて相乗りするウーバーのサービスで、一人で乗るよりずっと安い。こっちではよく使うのだ)で帰ると、ゲイのカップルと一緒になった。わたしはとっても疲れていたけれど、みんなと別れて(明日からまた同じだけどね)少し寂しかったから2人の止まらないマシンガントークに少し和まされた。途中でウーバーを止めて、2人仲良く連れションをする自由っぷり。2人が車を止めてとお願いした時、運転手さんは「この前社内で酔っ払いにお漏らしされたから、外でしてくれるのは大歓迎!」と言っていておかしくて笑っちゃった。
次の日、私は久しぶりのおうちでの朝ごはんを食べた。スペインどうだった?! と質問攻めのホームメイト、ホストマザーのサラのハグ、私はこの家が大好きだ。
昨日の疲れも取れたし、家に帰ってちょっとリラックスできた。さあ、これから四日間、またみんなと落ち合って、ロンドンに住みながらもロンドン旅行がはじまる。荷物をトランクに詰めよう。

みんなと言ったけど、今日からのエアビーは4人の新メンバーがいる。実は、同じくロンドン留学中のいさおに会いに、友達の男の子3人が日本からやってきて、彼らも4人でドイツ、ベルギー、スペインとヨーロッパ旅をしていた。彼らと最後の目的地をロンドンに合わせて、これからの三日間、大きな一軒家を借りて一緒に過ごすことにしたのだ。
スペインでも一度会ってはいたんだけど、こうしてみんなで少し長い時間一緒に過ごすなんて想像しただけでも楽しくて、ワクワクしながらトランクの荷物を入れ替える。
あれやこれやと詰めていたら、ついつい時間が過ぎちゃった。まりかやなあみんは大英美術館を観光した後、エアビーにチェックインしてくれている。家のみんなに別れを告げて、急いでハムステッドヒース近くのそこへ向かった。
二人と合致して、早速バスに乗ってカムデンタウンへ遊びに行った。
ガチャガチャした雰囲気が実はあんまり好きではなくて、普段あまり行くことがない、カムデン。久々に行ったけど、やっぱり派手な色使いや、ここ独特の下町感に(下町は好きなのだけど)ちょっとムズムズした。
一番賑わった通りから少し離れると、見たことないほど大きなセインズベリーを見つけた。スーパーが大好きな私たち。ロンドンは物価が高いけど、乳製品や果物、お野菜など、日本より半分以上安いものはいくらでもある。セインズベリーが特に安いというのもあるけど、まりかは、パリより全然断然安いとびっくりしていた。


高いところのものを取るための脚立。まりかは座れる場所をみつけると、すぐ座る。

なあみんに、イギリスにしかないお菓子を教えてあげた。たとえば、伝統あるお菓子の一つ、Tea Cakeはマシュマロを薄いチョコでコーティングしたとってもクラッシックなもの。これは名前通り、紅茶のお供に食べるために作られたイギリスならではのストーリーがあるらしい。こういうストーリーがあるとなんだか一気に愛着が湧いてしまう。


ものすごい量だからセルフレジを使う。

たくさんのお菓子やおつまみ、ちょっと勇気を出して食べたことのない珍味など色々買い集めていたら、外はもう真っ暗! 男の子たちが帰ってくる前にと急いで家路に帰った。

いさおが引き連れてきた友達は、私も仲良しの、まるちゃんとしょうへいちゃん、今回の旅行ではじめましてのこうきくん。
楽しみに待っていたら、予定より遅れてやっと彼らが帰ってきた。全員、見るからに疲れているし、まるちゃんなんてマスクをしていて何なら少ししんどそうだ。訳を聞くと、バルセロナで一夜バルコニーで寝たおかげで風邪をひいたまるちゃんから、着々とうつされたらしい。
彼らが買ってきてくれたお酒で乾杯する。特にまるちゃんが選んだお酒は、アルコール0%のものばかりで、なにやってんだとイジられていた。どうりで安かったわ! と悔しそうなまるちゃんは、風邪でしんどいはずなのに、相変わらずの盛り上げ役の使命感? で真っ赤な目で、ない力を振り絞って踊って喋って笑いを取る。馬鹿みたいでついつい笑ってしまう、この感じも懐かしくて楽しい。あっという間に時間が過ぎて、部屋に別れて寝た。日中は別々な私たちだけど、明日も明後日も、家に帰ったらみんながいるのが嬉しい。


アルコールフリーのハイネケン。


たった3日間のホームメイトたち。



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