Mamma mia! #23

もうダメかも、私

Contributed by Aco Hirai

Trip / sep.01.2020

イタリアに活動の拠点を移し、フリーのエディター・ライターとして活躍するAco Hiraiさんの生活をパーソナルな視点で綴った連載「Mamma mia!」。イタリアはまだまだヴァケーション真っ只中で騒がしい毎日。そして私はこの暑さで弱気な毎日。

#23

日々酷暑と葛藤中の私です。
そして、どちらかと言うと、連戦連敗。
この暑さには一向に勝てる気がしない。
日本の夏ってどんなだったかな? なんて思い出そうとするけど、ここ数十年はエアコンがガンガンに効いた家やオフィスで仕事漬けの毎日を過ごしていたからイマイチ比較対象にならず、諦めた。

さて、暑さと湿気で何度も心が折れて、日中はなにもできない。
朝方はまだ気温が低いので過ごしやすいが、正午を回ると本格的な暑さがやってくる。
今日はこれをやるぞ!なんて意気込む午前中、そんなやる気を全て奪われ、ベッドに倒れこむ午後。
こんな日々の繰り返しだ。
さらに、夜は熱帯夜で安眠できず睡眠不足、そして昼間の生活に支障をきたす。
これが今の私の最大の悩みかも。

そして最近は、頭痛やめまいもしてくるから本当に熱中症の手前だなと思い、エアコンをつけて水分補給をする。先日体調を崩していたのは、おそらくエアコンが原因なので、使用は最小限にしているんだけど、さすがに辛い。

夏を迎えてからイタリア人って暑さに強いの? と疑問に思うことがあるんだけど、古い家が多いせいかエアコンが付いていない家も結構あって、実際にローマに住む友人の家にはエアコンがなく毎日恐ろしく暑いと言っていた。そして、付いていてもエアコン嫌いな人が多く使わないらしい。
確かにビーチへ行っても炎天下の中、パラソルなしで長時間日焼けを楽しんでいる人が多い。
さすが日焼けがステータスの国だ。

そんな私が今週はついに猛暑に打ち勝った!
友達の誘いで午後からキラキラと輝くビーチへ繰り出したのだ。
今回は彼らがお気に入りのビーチへ。いつもの場所とは違って、車を降りてからこの猛暑の中、丘を越え、階段を下り、汗だくになった頃、ようやく美しいビーチが現れる。
着いたと同時に暑すぎて入水。
思い返すと、この暑さのせいで海遊びも1ヵ月振りだ。


ビーチ前にみんなでバールに立ち寄るのがお約束。足元に映った鳩がリアル。まるでスタンプみたい。




ビーチまでの道のり。丘から見下ろすハーバー。


私は暑さに耐えきれず、一人岩場の影で休憩中。


夕日に染まるビーチがとっても素敵だった帰り道。この時間になるとだいぶマシになる。


ハーバーに沈む大きな夕日にも癒される。

今週は、友達をディナーに招待したり、バースデーがあったり、なんだかバタバタだった。とにかく忙しかった1週間。
そして、週末は無性に和食が食べたくなり、近くにあるジャパニーズレストランへ。
思いつきで行ったのでアペが終わって9:30に到着したけど満員で入れず、11:00に空くというのでその時間に予約を入れ隣のバールで飲みながら待った。
そしてようやく中に入れた。


11:00を過ぎるとやっと空いてきた店内。フレンドリーな店員さんが対応してくれた。

ここは、お刺身やお寿司が食べられるんだけど、メニューを見ると、味噌汁がMISOSHIROになっていたり、ゆずがYOZUになっていたり、ちょっとだけ惜しい。でも、お店の雰囲気や働いている人を見てすごく応援したいと思ったので、フィレンツェへ行く前にリピートしようと決めた。
そんなお茶目なジャパニーズレストランで食べる久々のお寿司に感動した満足度の高い夜だった。


握りの写真を撮るのを忘れてしまったのでイタリア人に人気の裏巻きシリーズ。


日本食の前に行った海に沈む美しいサンセットがウリのバールでアペリティーヴォ。


夜9時を回ると、みんなディナーに出かけるのでお客さんがいなくなる。

来週は引越しの準備をしなくちゃ。
フィレンツェは、日本でいうと京都のような盆地になるので、南よりもさらに暑そう。
暑さに対する不安が消えない。

アーカイブはこちら。

Tag

Writer