NOZAWA ONSEN × SALOMON/ARC’TERYX / ATOMIC × BEAMS
SNOW MEETINGが教えてくれた、
スノーカルチャーの魅力。
Contributed by anna magazine
Trip / 2020.02.26
そんなイベントに、Container編集部のスズキがContainerにて「LOVE AMERICA DIARY」を連載中のアーティスト CHIHOさん(連載記事はこちら)と参加させていただきました。ウィンターアクティビティ、ファッション、フード、音楽、温泉など魅力的なコンテンツがたくさん詰まった3日間をイラストと写真で紹介していきます。
DAY1 / 1月23日
スズキ:初日、みんなで東京駅に集合したわけですけど、その時はどういう心境でした?
CHIHO:初めましての方々もたくさんいるので緊張しつつ、久々のスキーということもあって、楽しみな気持ちと緊張が半々でしたね。
スズキ:新幹線に乗って1時間半くらいですかね、わりとすぐ着きましたよね。
CHIHO:休日何してるかっていう流れで、スズキさんの大好きなサウナの話を聞いたりしていたら、なんだかんだあっという間でしたね。
スズキ:CHIHOさんのイラストに対する考えだったりも聞けました。
CHIHO:熱く語ってしまいました。
スズキ:将来考えていることなども聞けて面白かったです。そして、野沢温泉スキー場の最寄りの飯山駅に着いて、トイレから出て改札に向かったら誰もいない、という(笑)
CHIHO:ハプニング発生! ちょっと焦りましたねあれは。
スズキ:新幹線に乗ってる時にはみんないたんだけどね…。結局、反対側の改札口にいたっていう…。
CHIHO:しょっぱな出遅れましたね、あれは(笑)
スズキ:やっとバスに乗って、野沢温泉へ。そして、やすらぎの宿 白樺にチェックインという流れでしたね。女子部屋はどうでした?
CHIHO:部屋は天井も高くてかなり快適でした! 1階が2人、2階が3人寝られるベッドスペースがありましたね。クッションもスキーの仕様でした。
スズキ:男子部屋は一番大きい部屋だったらしくてすごい広かったです。1階に2人部屋が2つと2階に2人分のベッドスペースがありました。キッチンやダイニングもあって、テラスハウスみたいな感じで。
CHIHO:私たちの部屋ですら「テラスハウスだね~」なんて言ってたけどそれを越える広さだったんですね。シャワー入りました?! 私はタイミングがなくて入れませんでしたが、「絶妙な水圧ですごく気持ちいい」って聞きましたけど、どうでした?!
スズキ:……普通。でも、普通がちょうどよかったです(笑)
CHIHO:そうだったんですね(笑)
スズキ:それから白樺に隣接した七良兵衛珈琲でディナーが始まって。
CHIHO:ごはん美味しかったですね。
スズキ:なにが一番美味しかったですか?
CHIHO:ボリューム満点のローストポーク!
スズキ:ローストポーク美味しかったですね◎ 美味しすぎて食べすぎちゃいました。
CHIHO:ディナーのあとは、例の居酒屋へ(笑)
スズキ:あれはすごかった! 野沢自由劇場!
CHIHO:もともとストリップのお店をそのまま使って、店主のおじさんが1人でやってる居酒屋でね。
スズキ:なにもかもがセルフサービスで、お酒もつまみも勝手にどうぞっていう。めちゃめちゃ自由なスタイルで、東京にはなかなかない珍スポットでしたね。
CHIHO:古いお店が数多く残る野沢温泉だからこそ、って感じの渋いお店でした。
スズキ:実際にストリップが行われていた面影のあるステージも残っていて面白かったです。2階建てで、上からもステージを覗くことができる構造になっていて「昔はこうやって覗いていたのか」なんてしみじみ考えてしまいました(笑)
CHIHO:ステージの前には薪ストーブと囲炉裏があるという。
スズキ:ストリップの時から囲炉裏もあったような造りでしたよね。このお店でワインで乾杯しながら、食べて飲んで。面白かったなあ~。
CHIHO:このお店、ところどころ置いてあるものがセンスがいい、というか。たくさん小説とか雑誌とかもあって、じっくり見たい感じでしたね。
スズキ:そうでしたね。カルチャー寄りの、わかる人にはわかるみたい渋いセレクト。店主の趣味がめちゃめちゃ反映されている気がします。
CHIHO:面白かったですね。なんか食べたりしました?
スズキ:エイヒレとあたりめみたいなの焼いてちぎって食べて。赤ワインでしみじみやってました(笑)
CHIHO:いいですね、しっぽり。その後女子チームはお風呂にみんなで入って、明日に備えてお茶を飲んで寝ました。
スズキ:僕も「明日はいよいよスキーだ!」って感じで、ワクワクしながら眠りにつきました。
DAY2 / 1月24日
スズキ:朝、雪が降ってましたね~。
CHIHO:思わず窓から写真を撮りました。
スズキ:朝食を食べて、スキーウェアに着替えましたね。まず、朝ごはん美味しかったですよね。
CHIHO:美味しかった~。お母さんの朝ごはんのようなあたたかさがありました。
スズキ:ジャンルに捉われない料理も多かったです。キャロットラペやチーズナン風のものもあって美味しかった。あの朝食は毎日食べたいなと思いましたね。
CHIHO:シンプルに長野のりんごも美味しかったな~。バイキング形式なのも良かったですね。
スズキ:スキーウェアはどうでしたか?
CHIHO:好きな色味で、みなさんキャラクターに合った色味でびっくりしました。スズキさんに関しては「行きに着てた上着とおんなじ色じゃん!」って。
スズキ:ですよね(笑)びっくりしました。ニットキャップとかゴーグルとか色味もそれぞれ個性が出てましたね。
CHIHO:着心地も良くて、かなりここの時点でワクワクしてましたね。「これから滑るぞ~」って。
スズキ:バスに乗り込んで、いざスキー場へ! 早速板を借りて、ゴンドラに乗りましたね。
CHIHO:この辺まで天気がけっこう悪かったですよね。前日も雨が降ってたりで雪がジャリっとしてる感じでしたし。
スズキ:あまりコンディションは良くなかったですね。スキーはいつ以来だったんですか?
CHIHO:4年ぶりですかね。スズキさんはいつぶりだったんですか?
スズキ:中学生以来ですね。10年ぶり。
CHIHO:それでも全然滑れていて、すごかった。
スズキ:最初は、滑り方を忘れていたんですけど、思い出してきました。
CHIHO:やっぱ刷り込まれているもんなんですね。私はおしりが筋肉痛になっちゃいました。
スズキ:おしり?!
CHIHO:私、みんなみたいにカーブができなくて…(泣)
スズキ:あ! そうだ、ずっとまっすぐ突っ走ってたよね(笑)
CHIHO:ハの字でずっとまっすぐ滑っていたから、ずっとお尻に力を入れていたんでしょうね。
スズキ:ずっと前傾姿勢でしたもんね。ハの字で直滑降してるっていう感じで、ビューンと超スピードで滑ってましたもんね(笑)
CHIHO:それでもう疲れちゃいましたよ…。
スズキ:山頂の標高1650Mのコースまでいきましたしね。
CHIHO:もう霧がすごくて、どこが曲がり角か分かんないくらいで前が見えないくらい。楽しかったですけど、必死でした(笑)
スズキ:お昼ごはんはなに食べました?
CHIHO:野沢菜ステーキライスです。
スズキ:お!名物の野沢菜ステーキライス。すっごい美味しかったですよね。焼き加減もミディアムレアで。
CHIHO:ボリューミーで美味しかったです。
スズキ:お昼の後もスキー行きましたか?
CHIHO:インストラクターの方が「軽いコース行きましょう」って誘ってくれて。「こうやって曲がるんですよ」って教えてもらって、やっと曲がり方を教わりました。昼過ぎにはけっこう晴れてきましよね。どこかで滑っていましたか?
スズキ:僕は同じところをずっとぐるぐる滑ってました。晴れていてほんとに気持ちよかったです。
CHIHO:このスキー場の特徴をサロモンの方に聞いみたんです。標高が高くて、なだらかで長い道多い。そして、やっぱ雪質がいいのが一番らしいです。環境もかなり整っているから、外国のお客さんも多いのだとか。
スズキ:たしかに、なだらかで滑りやすくて長い道多かったですね。海外のお客さんもたくさん見かけました。
CHIHO:雪が降った翌日の朝には、真っ先に滑りたい海外のお客さんが入り口にいっぱい並んでるらしいです。
スズキ:一番風呂的な! 上質な雪を求めていっぱい来ているんですね。子どもとかも楽しそうに滑っていて可愛かったですね。そしてその後、キャットツアー(雪上車に乗って雪原を巡るツアー)へ。
CHIHO:このタイミングで、また雪がたくさん降ってきましたね。
スズキ:雪上車に乗ったはいいものの、視界が…。
CHIHO:なにも見えなかった(笑)
スズキ:視界が開けてたらカモシカにも会えてたかもしれないので、またリベンジしたいです!
CHIHO:そうですね! アクティビティを終えて感じたんですけど、昔のスキーウェアのイメージって、びしょびしょになって寒いし、ダサいし、あんまりいいイメージがなくて(笑)でも、今回行ってみて本当に寒さが気にならなかったし、着心地もいいし、こんなに快適なんだなってびっくりしました。ウェアも普段着としても着られそうなくらいカジュアルなデザインですし。
スズキ:もっと大変だったイメージがありますね。その点、今回は快適でしたね。デザイン性も機能性も高かったです。
CHIHO:体験して、今はスキーがもっと気軽にできるようになったんだなってあらためて実感しましたね。実際やってみないとわかんないもんだなって。
スズキ:僕もスキーも知らないうちに進化していたことに気づきましたね。それから、夜の音楽イベントまでの自由時間はなにされてましたか?
CHIHO:同じ部屋だった方がフィルムカメラを追加で購入したいとのことで、街を散策しながら一緒に探しました。
スズキ:フィルムカメラ! 風情のある野沢温泉にぴったりですね。
CHIHO:ひたすら探し回ってたんですけど、温泉街のいく先々のお店が可愛いという。やっぱり古いお店が残っていて、すごい手作りのあるような看板とかもたくさんで。あとは温泉まんじゅうとか食べたり、クレープとか食べたりしてました。
スズキ:ここがクレープ?! ネオンがすごい。東京にはない感じ。
CHIHO:そうそう。私、けっこう田舎町寄りのデザインが好きで、すごく可愛かったです。ジブリとまではいかないけど、レトロなお店が良かったですね~。
スズキ:それでお目当のフィルムカメラは見つかったんですか?
CHIHO:見つからなかったです(笑)流行ってるしあるかなと思ってたんですけど意外となかったですね。
スズキ:唯一のコンビニ ヤマザキショップもなかったんですね…。そうこうしているうちに、音楽イベントが始まりましたね。東京でもDJイベントなどには行ったりするんですか?
CHIHO:なかなか行きませんね。興味はあるんですけど、きっかけがなくて。
スズキ:イベントに参加してみて、どうでした?
CHIHO:楽しかったですね。ここでも海外からのお客さんが多くて盛り上がっていました。
スズキ:すごい盛り上がりでしたね!!
あとは、イベント来場者には、SNOW MEETINGのロゴが入って手ぬぐいが配られて、みんなハチマキみたいに頭に巻いてましたね。
CHIHO:ね。ハチマキのおかげで一体感が生まれて、良かったですよね。
スズキ:国も年代も違うけど、しがらみを取っ払って一緒に楽しんでいる空間がすごくいいなって思いました。
DAY3 / 1月25日
スズキ:最終日、ラストアクティビティは、ジップスカイライド(標高差122mを一気に駆けおりるアトラクション)。最初絶叫系でめちゃくちゃ怖いのかなって思ってましたけど。
CHIHO:行くまではみんなおどおどしてましたね。でも、先にやってたみんなの楽しそうなリアクションをみていて、ちょっと緊張しつつもいけそうだな! って思ってました。
スズキ:飛んでるときは景色とかも楽しめました?
CHIHO:そうですね。天気も良くて、景色もすごい綺麗でした。
スズキ:自分がドローンになったような感覚。スピードも出てて爽快でしたね。
CHIHO:一緒に出発したのに、私の方が遅かったですね。
スズキ:重い方が先に着くっていうね(笑)。アクティビティを無事に終えて、お昼を食べに焼き鳥丼の名店 新屋へ。いく道中に、謎のアートがあったりしておもしろかったですね。
CHIHO:面白かったです。独特で手作り感すごかった。
スズキ:新屋は、2回目なんですけど、やっぱり美味しいですね。炭火で焼いてるから香ばしくて。
CHIHO:美味しすぎました。山椒がめちゃめちゃ合う◎ うなぎのタレを使用しているから、うな丼の鶏肉バージョンみたいな。もう本当に美味しかった。お漬物も名物の野沢菜でしたね。
スズキ:最高でしたね。野沢温泉に来たら是非ともオススメしたいですね。宿に戻ってきて、そのまま最後に温泉に行こうと思ったら、とっておきのデザートがあるという耳寄りな情報が! これはついて行って本当に良かったですね。
CHIHO:何回もスキーで野沢温泉を訪れている人しか知らないような名店で美味しいバナナボートが食べられましたね。
スズキ:みゆき商店。昔ながらの感じで、雰囲気があってよかったですね。
CHIHO:これでもかってくらい繁華街から離れたところで、住宅街の一角にあってね。
スズキ:こういうお店、近くに欲しいなって思いましたね。
CHIHO:美味しいバナナボートを買って、最後に駆け込み温泉をね。
スズキ:ギリギリ30分、せっかくだから最後は温泉で締めようってね。
CHIHO:熱かったけど疲れがとれて、最高でした◎
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