重なる小さなラッキー

Own Beautiful Adventure in Bali 2 #2

重なる小さなラッキー

Contributed by Nachos

Trip / 2020.12.24

世界中の国々をサーフトリップしながら、女性にフィーチャーした"saltybabe photo"を撮り続けている、フォトグラファーNachosさんの旅連載「Own Beautiful Adventure」。シリーズ第6弾は、再びバリでの旅の模様をお届けします!

#2

バリに来て2日目の朝、目が覚めて外を見るとVILLAの後ろは噂通りの綺麗なライステラスが広がっていた。

「すてきー!!」

しかも私たちの宿泊部屋のひとつ上の階は、オープンエアーのヨガスタジオが併設されている。

「なんて最高なんだ!」と心の中で思いながら手を広げて思いっきり深呼吸をする。

「スラマッパギ!バリ!!」(おはよう!バリ!)



「ここでyogaのレッスンなどもするので良かったらnachoさんも!」とzitaが隣で言った。

「うん!やりたい!」

「それはそうと、今からスペシャルゲストがくるから下のカフェにいきましょう」

と言われるままVILLAに併設されているカフェなのかジャパレスなのかよくわからないお店に降りていく。

「ナチョ〜!!!」

キュートなサーフガールが笑顔で手を振っている。
彼女は from シンガポールのベッキー。
私がバリ入りしたことを知って、朝からカフェに駆けつけてくれた!



「朝ごはん食べよー!」
なんとベッキーは朝からラーメンを頼んでいてちょっとびっくり(笑)。

「だって日本のラーメンは美味しいから」と言っていた。

私はすでにトーストを食べていたので軽めにサラダをチョイス。
zitaは仕事があるからとコーヒーだけテイクアウトして出かけて行った。

「元気だったー?」
「もちろん!」

英語力が乏しい私はここでもなんとか頑張って頭をフル回転させて会話をする。
彼女は明後日から2週間くらいシンガポールに戻ることになっていてバタバタしているらしく「またバリに戻ってきたらゆっくり海に行こう」と約束してバイバイした。



私は少し町まで用事があったのでバイクを借りて少し南下。
(今回はスムーズにバイクを借りれることができて良かったラッキー!)
いつもこの道は混んでいるのになぜか空いていてラッキー!

途中お気に入りのナシチャンプル屋さんへ。
人気のお店だからタイミングが悪いとバイクがパーキングできなかったり、おかずが残ってなかったりするけれど、今日は早めにお店に行ったおかげでおかずの種類も豊富でここでもラッキー!



でも、大体いつもチョイスするのは似た感じになっちゃうんだけどね。
私の定番はテリヤキ風の味付けのチキンとコーンフリットはマストで、野菜たちを数種類選んで乗せたら私のスペシャルナシチャンプルの出来あがり。

飲み物はクラパ(フレッシュココナッツ)を頼む。
大きいクラパでも200円くらいで飲めちゃうからお水を頼むんだったら私は断然こっちがおすすめ!

そのあとは1人で街をフラフラ。夕方にはvillaに戻り、zitaとバイクを二人乗りして近くの海へ行くことに。
ちょうどいい感じのサンセットタイム。
でもいつも天気の良いこの時間帯にこの場所にバイクを停めるのが至難の技なんだよね。

zitaの後ろ姿。

けれど、2人で「どうしよっか」とキョロキョロしていたら、ちょうどバイクがヒョイっと出て行ったのを見つけたから、物凄いスピードでその場所にバイクを駐めちゃった(笑)
本当このタイミングもラッキーだった!

無事にパーキングも出来て、ビーチへと歩き出す私たち。



海を歩いていたり写真を撮ったりして海を眺めているとだんだんいい感じに夕日が沈み始めてきた。たくさんの人たちで溢れかえっている雑踏の中ボーとしてながらふと顔を上げると、少し離れたところにいたzitaと目が合った。気がついたら私たち2人はこのビーチで思い思いの時間を過ごしていたようで同じタイミングで我に帰りハッと顔を上げたところで顔を見合わせたみたいだった(笑)。

「zita〜!」
「nachoさん〜!」
けらけらとお互い笑い合いながら近づく私とzita。

「あ〜楽しいね」

「明日はなにしようか」

「とりあえず朝はコーヒー飲んで海に入りましょう!」

「そうしよう!」

とまた2人でバイクに乗って走り出した。


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